フィリピンの田舎に英語留学してわかったことまとめ

2014.11.11 10:48 
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近年日本人に人気のフィリピン英語留学ですが、世界一周中のアラサー女子が良いところも悪いところもぶっちゃけレポートします。

 

こんにちは。世界一周アラサー女子のYUNAです。

私が1ヶ月だけ英語留学したフィリピンの田舎町バコロドという場所は、フィリピンのこの辺りです。

 

最近では、日本人の間でもメジャーになってきた「フィリピン留学」です。世界新聞でも、数名が経験し記事にしています。「月10万のフィリピン留学ってどうなの?」「フィリピン親子留学」「フィリピン語学学校申し込み方」「日本人のいないフィリピン留学」。

私も一ヶ月だけですが、体験して来ました。行く前は、様々な不安がある方が多いと思います。治安・衛生面・学校の雰囲気・実際英語が上達するのか?等……色々と感じる事はありましたので、その様子をご報告したいと思います。

 

どんな学校?

私が行ったのは、「ILP(I Love Philippinの略)」というイングリッシュスクールです。韓国人経営で、日本人スタッフは常駐していません。事前の案内では、台湾人30%、韓国人30%、日本人30%と言われていましたが、私が滞在した時期は台湾人10%、韓国人30%、日本人60%という感じでした。ちょうど夏休みが終わった直後で、大勢の台湾人が帰ってしまっていたそうです。

 

1人部屋や、相部屋を選ぶ事が出来ます。私は1ヶ月相部屋を選択しました。が、こちらもたまたま女の子の学生が少なく、1ヶ月間1人で相部屋を贅沢に使っていました。他の日本人は韓国人の女の子と相部屋になっていました。相部屋も異国間の学生でシェア出来るよう、配慮してくれていました。
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ご飯はほとんどが韓国料理です。味は美味しいですが、三食毎日キムチ味なので、4週目には飽きてしまいました。こちらはキムチ味のチャーハン+目玉焼きです。
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どんな先生?

先生は年齢層も広く、19歳くらいの子から40歳手前程度の人まで。男性の先生で1人だけ60歳程度の人がいました。95%程が女性で、男性は数える程しか居ませんでした。先生それぞれにも特徴があり、アメリカに長い期間住んでいた、もしくはアメリカ人相手のコールセンターの仕事を長い期間していたのでアメリカアクセント・スラングに強い先生も居ました。

 

先生は若くて元気な人が多かったです。毎日笑いながら、面白い話もしながら英語の練習が出来るのはフィリピン留学の長所だと思いました。

彼女達は全員私の先生でした、年は25~29歳程度です。同世代で英語で「恋バナ」が出来るのも、良い英語の練習になりました。
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しかし、性格が合わない先生がいたり、眠たそうにしている先生が居るのも事実です。そういう場合は、先生の変更を希望する事が可能です。私も1ヶ月の間に、一度先生を変更しました。

 

1日のスケジュール

生徒は1日で何時間授業を受けるか決めます。私は1ヶ月だけでしたが、どうしても英語力をUPしたかったので、1日8時間授業を受けました。1時間毎に先生が変わるので、私は8人の先生に授業をしてもらいました。

スケジュールはこんな感じです。
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どんな生徒?

私が滞在したタイミングは日本人が多かったです。総数は25名以下程度でした。そして、韓国人の生徒は年輩の方が多かったです。一名、おそらく60歳前後の韓国人のおじさんも居ました。彼は全然英語を話せないようで、私に毎日韓国語で話しかけてきました(笑)。20代前半から30代後半まで、まんべんなく生徒が居たのは日本人だけでした。

 

台湾人の21歳、男性。来年ニュージーランドへワーキングホリデーに行きたいそうで、フィリピンに来ていました。彼も8時間授業を取っていたのですが、2人で毎日ヘトヘトになっていました。休み時間には、こうしてゲームを教えてくれました。
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ご飯の時間に、たまたま他の日本人が持っていた納豆を食べさせてあげました。感想は……二度と食べないと言っていました。こういう異文化交流も楽しみの1つでした。
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韓国人の25歳、女性。日本語を少し知っているようで、他の日本人学生が「あなたは変態です」と教えようとすると、「あなたの事が本当に嫌いです」と答えて、みんなを笑わせてくれました。
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日本人の24歳、男性。元は貿易関係の仕事をしていたようで、一度離職して英語のレベルアップを目標に来ていました。が、フィリピン生活をかなり満喫しているようでした。
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休日の過ごし方

週末になると、各国生徒で誘い合ってご飯を食べに行ったり、お酒を飲みに行ったりします。

これは、バコロド名物の「チキンイナサル」という鶏の焼き肉です。地元の人はフォーク等は使わず、手で食べます。鶏はプリプリで、特にここのお店の鶏は絶品でした。こちらの「おさえておきたいフィリピン料理ベスト10 all about」という記事でも、フィリピン料理ベスト10に入っています。
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私たちも滞在中は手で食べていました。
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こちらは、みんなで山奥の滝を見に行きました。フィリピンは自然が豊かで、週末のこういうお出かけがみんなの息抜き・楽しみになっていました。
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滝壺に飛び込めるアクティビティがあり、喜んで飛び込むと、国籍問わずみんなに「すごいねー!!」と褒められました。
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私は、留学の最終週が「マスカラフェスティバル」だったので、みんなでお祭りへ出かけました。手前に写っている2名は、先生です。
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フィリピン留学をモノにするコツ

1.積極的に話す
英語を話す機会を増やすためにも積極的に話すことは大前提です。恥ずかしがらずに、どんどん話す事が大切だと思います。学生は国籍問わず、だいたいの人がビギナーでしたので、間違えてもお互い様です。むしろ教え合っている機会も多かったくらいでした。

 

2.自分に合った授業スケジュールを
どんなに意気込んで申し込んでも、長時間の授業は疲れます。私は8時間でしたが、ヘトヘトでした。5時間くらいでちょうど良いと言っている人も多かったくらいです。授業以外でも自己学習する事が多いです。初めは短い時間で申し込んで、途中で授業数を変更しても良いかもしれません。

 

3.自分に合った校風を選ぶ
学校によって、ルールや先生の雰囲気も違います。門限であったり、休み方であったり。私が行ったILPは「セミスパルタ」に分類されますが、門限は無いに等しく、授業をほとんど休んでいる生徒もいたりしました(国籍問わず)。

 

4.学校を変えるという選択も
3ヶ月以上同じ学校にいるのは、慣れから緊張感の継続が難しいとのことです(複数名の生徒の感想)。3ヶ月以上行く予定であれば、途中で島や学校を変えても良いかもしれません。自分の気分転換とモチベーションの継続の為にも、これは重要な選択肢だと思います。

 

5.留学の間に旅を挟む
旅と絡めて、英語が上達したい人へ。私はアジア圏(タイ・ラオス・カンボジア等)では、本当に大勢の欧米ツーリストと出会いました。そして、彼らはほとんどが上手な英語を話しています。もし、旅行も英語も勉強したいのであれば、まずは2ヶ月フィリピン留学→2ヶ月アジア旅行→もう一度フィリピン留学(違う学校)等にすると、留学1(予習)→自分がどういう英語を話したいのか理解する(実践)→留学2(復習)できるので良いと思いました。

 

日帰りで行ける島へ、先生や生徒みんなで行った際の写真。
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結果、どうだったのか?

さて、私はこの1年4ヶ月の旅で「無理矢理英語で何かを伝える」という技を身につけていた為、文法等はめちゃくちゃでした。しかし、1ヶ月でも留学した事で、自分の文法や発音も復習出来、実際の会話にも反映出来ています。先に旅をしていた事で、「自分がどういう会話をしたいか」が割と明確だったので、1ヶ月で自分でも満足出来たのかな?と自己分析しています(実際、TOEIC等のテストは受けていないので、自分の主観的な感想です)。もし、テスト等で英語力が必要な方であれば、それは、テスト能力向上を売りにしている学校を選択されるべきだと思います。

 

ビギナーの方へ

最終目標はテストだけどビギナーすぎて不安という方には、上記の4の方法が気持ち的にも継続しやすいと思います。初め2ヶ月は田舎のセミスパルタ→途中1ヶ月はセブ等のリゾートのんびり学校→最終2ヶ月はスパルタの学校等……。島が変われば週末のお出かけ先も変わるし、出会える生徒・先生も変わるのでより様々なコミュニケーションが可能になると思います。フィリピンは学校の選択肢が多いのが魅力の一つだと思います。

どうせ行くなら楽しんでほしい!また、アラサー・アラフォー世代等で一度離職を挟む人は、大きな決心の元でフィリピンへ向かわれると思います。モチベーション高く結果を出して欲しいと思い、今回の記事をまとめました。誰かの参考になる事を願っています。

 

文・写真:YUNA

 


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YUNA

YUNA

1985年大阪生まれ、大阪育ち。理学療法士として5年間働いた病院を飛び出し、世界を回ろうと決断。社会人として、アラサー女子として、関西人として、色々な事を柔軟に吸収したい!海外の面白ポイントにツッコミを入れたい!と思って旅しています。

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