「香港に世界一長いエスカレーターがある」と聞いて、「せっかく香港に住んでいるのだから、これは乗りに行かないわけにいかない!」ということで、ついでに乗車時間も測ってきました。感想は、もう当分エスカレーターはゴメンです……。
海外ノマド女子の豊永奈帆子です。ライターとして働きながら、1ヶ月ごとに国を移動して住みます。最初の移住地バンコクに向けて準備中です!
世界一長いエスカレーター
“「ヒルサイド・エスカレーター」もしくは「ミッドレベル・エスカレーター」と呼ばれ、香港島のビジネス街中環から、高台の高級住宅地「半山區」(ミッドレベルズ)にいたるエスカレーターである。高低差135m、全長800mを合計23基のエスカレーターは、世界一の長さといわれている。” wikipediaより引用
全長800mもすごいですけど、23基って尋常じゃないですね……。日本だと、デパートなんかでせいぜい7基乗り継いだらもう、「乗ったなぁ」という感覚ですよね。「23基も乗ったら私はどうなってしまうんだろう?」「何か新しい境地が見えるかしら?」ということで行ってきました。
世界一長いエスカレーターの中国名は「中環至半山自動扶梯」。香港中環ビルにあります。
より大きな地図で 中環至半山自動扶梯 を表示
実験開始!
測定ルール
1 エスカレーターに乗っている間だけ計測
2 エスカレーターとエスカレーターの合間の徒歩時間は測定しない
23基のうち1つ目のエスカレーター。計測開始します!しかし……
1つ目のエスカレーターの後は、しばらくエスカレーターが現れずに拍子抜け。
仕方ないので怪獣と戯れます。この辺りはたくさんアート作品があって飽きません。
そして現れた2つ目のエスカレーター。が、そこにはまさかの工事中のサイン……。
ここで実験中止?でも、せっかくここまで来たのでやり遂げたい!このエスカレーターは飛ばして実験を続けることに。
周りの人と一緒に、エスカレーターの横を徒歩移動します。
エスカレーターの渡り廊下に、謎の機械発見!
説明によると、オクトパスカード(日本でいうSUICAのような交通カード)をこの機械にタッチさせると、次回の電車の乗車時に2HKD(約25円)が返ってくるそうです。この特典を目当てにエスカレーターに乗る人なんているのかな?でも、ひっきりなしにタッチしている人が途切れないので、需要はあるようです。
乗り過ぎて疲れたので、一杯♪
今回実験を行ったのは夜の7時過ぎ。エスカレーターの上の方にある住宅地に住む人と、エスカレーター付近のバーに向かう人で溢れていました。特に西洋人の姿が目立ちます。エスカレーターに乗り過ぎて疲れたのでしばしの休憩。
エスカレーター付近のバーでビールを買って立ち飲み!香港で働いているというスロバキア人の女の子と立ち話。あーこのまま、飲み続けたい……。
健康志向の人は、エスカレーターには乗らずに隣の坂を歩いています。
終わらないエスカレーター地獄
測定実験の方は、すでに乗車時間6分を超えても一向に終わりが見えません。
このエスカレーター、いつまで続くんでしょうか。ちょっと不安……。
ひたすら上がって行きたいのに、一度下らないと行けないようです。エスカレーターの注意書きはすべて中国語と英語の両方が書いてありました。
そしてようやく最後のエスカレーター!
終着地点は高層アパートが聳える住宅地。そして気になる測定時間は……
10分08秒!(故障中のエスカレーター除く)こんなに長く、エスカレーターに乗ったの初めてです……。
想像以上の長さに、やりきった感が半端ないです!
しばらくエスカレーターに乗らなくて済みますように。
文・写真:豊永奈帆子
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