タンデム(二人乗り)自転車で世界一周した夫婦がおくる、タンデムと世界の絶景のコラボレーションを56枚の写真でどうぞ。
先日、タンデム自転車での世界一周旅行から帰国したSAWAです。
自分が自転車旅行をしたいがために、運動オンチな嫁さんを「タンデム自転車なら簡単だよ!」と騙して、世界一周旅行に旅立ちました。
今回の旅では地元大阪メーカー”プログレッシブ”のタンデム自転車を使いました。タンデム自転車とは複数のサドルとペダルがあり、複数人が前後に並んで乗ることができる自転車。それぞれがペダルを踏むため、1人乗りよりも強い力が出る。2人でペダルを回すことで合計の出力は倍になり、かつ後ろに乗車した人は空気抵抗を受けにくいため、1人乗りの自転車よりも高速走行に有利である。wikipediaより引用
このタンデムですが、前に乗る運転者(パイロットと呼ばれる)は普通の自転車とあまり変わりせん。むしろ、後方に乗る人(ストーカー)はペダル操作以外は前も見えずブレーキもないので、慣れるまでかなり怖いです。全てをパイロットに委ねる事になる訳です。息が合わないと進むのことさえ難しいので、間違ってもケンカしているときは乗れません。漕ぐ力はパイロットが1.5人分の力に対しストーカーは0.5人分と言われています。
タンデム最大の利点は、嫁さんが迷子にならないことでしょうか(笑)。走りながら常に会話ができるのも普通の自転車にはない楽しみです。
トラブルは日常茶飯事でした。タイヤのパンクは当たり前で、写真の様に前後タイヤ同時修理になることも。時にはチェーンが切れたり、ギアが曲がってしまって走行不能になる事もありました。
物珍しさから、どこに行っても人気でした!チベットにて僧侶にタンデムを強奪される!?
走行ルート(拡大してご覧ください)
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荒野に奇岩が林立するアメリカのモニュメントバレー
南米大陸の南端に広がるパタゴニアの玄関に位置するチロエ島
大自然が広がるパタゴニアの有名な道、アウストラル街道を走ります。セロカスティージョ山をバックに。
「嵐の大地」と言われるパタゴニアのパンパ(草原地帯)を行く。ここでは最大風速が60m/sを超えることも……。
世界最南端へ到着。最南端の街、ウシュアイアより先にあるルート3の終焉の看板の前にて。
タイのスコータイ遺跡
標高4000mの砂漠地帯、ボリビアの宝石の道は南米一の悪路と呼ばれています。
宝石の道に点在する色とりどりの湖たち。奥がラグーナ・ベルデ(緑湖)、手前がラグーナ・ブランコ(白湖)
無数の車の轍がある為、地元ドライバーででもない限り迷いやすい道でした。
砂漠ではタイヤが空回りをしてしまい砂に埋まってしまうので、自転車をはほとんど押していました。何より道に迷ってしまい大変だった宝石の道でした。幹線道路に戻れた時の安堵感は今でも忘れられません。
次回タンデムはいよいよ、ウユニ塩湖に突入します!
文・写真:hirokazu sawa
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