「生きた化石」でゴハン4杯はいける

2015.09.22 11:00 
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「生きた化石」…聞くからに貴重そうな生き物ですが、食べてもいいんでしょうか?いいんです、東南アジアでは。そのお味は?

 

マラッカに行った目的はゲテモノ

こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在は日本で短かった夏を嘆いております(世界一周休止中)。

 

僕は2014年の5月、世界遺産にも登録されているマレーシアのマラッカという街を訪れました。

 

マレーシアの港湾都市。マレー半島西海岸南部に位置し、東西交通の要衝マラッカ海峡に面する最古の都であり、ポルトガル、オランダ、イギリス、日本に占領された。2008年には世界遺産に登録された(Wikipediaより引用)。

 

観光地化された街並みの中に中国系の寺院があったり、イスラム教のモスクがあったり、オランダ時代の教会があったりと文化が融合していて素敵な街です(写真はオランダ広場にあるキリスト教会)。
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しかし!僕がマラッカを訪れたのは、観光をする為だけではありませんでした。なんと日本では天然記念物になっている「生きた化石」が食べられるというのです。

 

ネタ元はこの人

僕に「生きた化石」の情報を教えてくれたのはこの人、ライターの旅する理科教師ぞーしきくんです。当時、僕が予定していた旅のルートを先行していた彼、なんと「マラッカでカブトガニを食べた」と言うのです!
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写真参考:オケラはうまい!サソリはまずい!タガメはフルーティ!屋台の虫を10種類食べてみた|世界新聞

 

デビュー記事からサソリやタガメを頬張ったこの男、カブトガニの記事をいつ書くのかと首を長くして待っておりましたが、結局書かなかったので代わりにレポートさせて頂きます!

 

そもそもカブトガニとは

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"Tachypleus tridentatus". Licensed under CC 表示-継承 2.5 via ウィキメディア・コモンズ.

お椀のような体にとげのような尻尾を持つカブトガニ科の節足動物。甲殻類ではない為、カニよりはクモやサソリに近く、最大で85cmに達する。干潟の泥の溜まった海底に生息するが近年では環境汚染によって各地でその数を激減させている。古生代からその姿がほとんど変わっていない生きた化石であり、日本では瀬戸内海に住むものが天然記念物に指定されているWikipediaより引用)。

 

天然記念物に指定されている為、日本では食べられないものがマラッカでは食べられると言うのですから、美味しい・不味い関係なく行ってみるしかありません!

 

カブトガニはここで食べれられる

好奇心と食欲を胸に早速、マラッカ中心部から1時間ほど歩いてポルトガル広場という海沿いの公園へ向かってみました。

 

公園には椅子とテーブルが並んでいてビアガーデンのようになっていますが、僕が到着したのは17時過ぎ。まだ早過ぎたようでほとんどのお店は準備中で、カブトガニの姿も見つけられませんでした。
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カブトガニを探してみた

仕方がないので、周りをぶらぶらしていると干潟を発見しました。建設現場の裏でおまけにゴミだらけ。お世辞にも綺麗とは言えない場所です。「ここから獲ってきたカブトガニだったら嫌だな」と思いながらも、ついついカブトガニを探してしまいましたが、幸い(?)カブトガニは見つからず。きっと何処かよその綺麗な干潟に生息しているんだと信じる事にしました。
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カブトガニ登場!

公園にあった滑り台やブランコで遊びながら時間を潰す事2時間、
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ようやくお店にカブトガニが並び始めました!これがカブトガニです!生きた状態なので逃げないように引っくり返されていますが、
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持ち上げてみるとこんな感じ。なかなかの大きさです。
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調理スタート

カブトガニに次いでお店のおばちゃんも登場したので元気よくオーダーしてみました。これ下さい!お値段は20リンギット(約620円)でした。
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元気よく準備に取り掛かってくれたおばちゃん達。一人が火の番をして、一人は仁王立ちして現場監督。
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その向こうでは、カブトガニが元気よく火の上で踊っています。ちょっと可哀想な光景ですが、この時の僕は好奇心と食欲の方が勝っていました。
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炊き立てのお米が欲しくなる味

しばらく調理風景を見学した後は、席についてカブトガニが出て来るのを待ちます。かなり入念に焼いていたのでしょう、30分ほどしてようやくカブトガニが運ばれてきました。チリソース(写真左上)につけて食べるようです。身は生前手足~尻尾だった辺りに少ししか付いていませんが、半月型の頭部にはびっしり卵が付いていました。
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カニと比べて真っ黒なので見た目はなかなかグロテスク。おまけにカニよりもクモやサソリに近い生き物だと言うんですから一瞬、ためらいが生じましたが、もう引き返す事は出来ません。
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フォークやスプーンは無かったので手で身をほじって食べます。「オエッ」ってなるリアクションを想定しながら最初の一口。気になるお味は……
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うまい!炊き立てのご飯欲しい身はプリプリしていてカニに劣らず。もともと塩気があるので、チリソースはつけずにそのまま磯の味で食べた方が美味しくて、どんどん手が伸びちゃいます。
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特に卵は初めて味わう食感でした。イクラがプチプチならこちらはブチブチという感じでゴムボールのような弾力です。こちらも見た目はグロいですがお味はかすかにカニ味噌を感じさせる濃厚な味で、こちらも炊き立てのご飯があれば無意識のうちに4杯くらい進みそうです。
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おまけ

食べ終わった殻はビニール袋に入れて持ち帰って、アイアンマンごっこ、ダース・ベイダーごっこなど撮影(一人で)の小道具に。そのままお土産として日本に持ち帰って部屋に飾る気満々でしたが、3日もビニール袋に入れてたら生臭くなってきたので、捨てちゃいました。無念。合掌。
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カブトガニは「珍味」

ゲテモノと言うと、食べてもそんなに美味くないイメージがありますが、カブトガニはめちゃくちゃ美味しかったのでどちらかと言うと珍味(美味しいイメージ)と呼んだ方がいいのかも知れません。

日本では食べる事は出来ませんが、嬉しい事に、マラッカのみならず、中国や東南アジアの沿岸部ではカブトガニを食べる習慣があるそうです。ぞーしきくんの勇敢な挑戦のお陰でまた大好物が出来ました。機会があったら今度は是非、白米をこんもり携えて食べに行きたいと思います。

 

情報提供:旅する理科教師ぞーしき

 

 

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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております。 ブログ:週刊!植竹智裕の気ままに世界探検ブログ  Twitter:@hiro_uetaken

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