[パンガン島]ブラックムーンパーティーに行ってみた

2014.07.27 07:43 
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 月といえば、その輝きは全世界で人を魅了してやまないものですが、タイに、月の満ち欠けを理由に、毎晩パーティを開いて騒ぎまくっている島・パンガン島があります。今回は新月に開かれる、ブラックムーンパーティーに潜入してきました。

 

こんにちは!気ままに旅するライター植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在この辺りにいます。

 

フルムーン、ハーフムーン、ブラックムーン……

僕はタイの首都バンコクに6月13日から7月6日まで滞在していました。滞在から1週間程してやる事も無くなって来た頃、宿で一緒だった外国人が教えてくれたフルムーンパーティーの事を思い出しました。フルムーンパーティーとは何ぞや?調べてみました。

Phangan Traveler(パンガントラベラー)によると、1990年代にパンガン島(コ・パンガン)で始まった野外パーティーで、毎月1回、満月の夜に行われるようです。

なんとパンガン島ではフルムーンパーティー(満月の夜)だけでなく、月2回のハーフムーンパーティー(半月の夜)や月1回のブラックムーンパーティー(新月の夜)など浜辺やジャングルの中で、月の満ち欠けに関連したお祭りが月間で計4回も行われている他、前後に行われるパーティーや、バーが主催するプライベートパーティーを含めばほぼ毎日何かのイベントが行われている模様。DSCF7409

 

パンガン島へのアクセス

パンガン島はタイの南部に浮かぶ島です。本土からはスラートタニーチュムポーンという街からバスとフェリーで行けるほか、南のサムイ島まで飛行機を使って、フェリーを使う方法があります。また、バンコク・カオサンロード界隈にある外国人向けの旅行代理店では鉄道・バス・フェリーのジョイントチケットも売られているので、外国人の間では有名な観光地のようです。
 

 

僕が調べた当初、一番直近で開催されるのがブラックムーンパーティーでした。乗り継いで行くのは面倒だし、遠い……。しかし、「月が見えない夜にジャングルの中で夜通し行われるお祭り」という、神秘的でちょっとエッチな響きに魅了され、鉄道(スラートタニーまで約12時間)、
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バス(ドンサック港まで約1時間)、
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フェリー(パンガン島まで約2時間)を乗り継いで向かいました。
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辿り着いた島はまさに楽園そのもの……。
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自然溢れる隠れリゾート

透き通る海と白い砂浜、
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そして、海辺のコテージもあり、まさに南国の楽園!
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中心部でも、毎晩パーティーが行われているとは思えないようなのんびりとした時間が漂います。
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会場を現地視察してみた

島には次のパーティーの詳細を知らせる看板が至る所にあります。
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ブラックムーンパーティーの会場は島内南岸部にある中心街からはかなり離れています。

 

開催地はジャングルの中の小高い山の山頂です。
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中心街からバイクで約20分、看板が現れました。IMG_1672

 

この先でブラックムーンパーティーが行われるようです。野犬に追いかけられ、先には進めず……。
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ブラックムーンパーティー開幕

そして当日の夜。街中にいても音楽が聴こえてくる程の盛り上がりです。これは期待大!宿で知り合った友人とバイクをシェアして向かってみました。暗いジャングルを抜けると……突如現れたエントランス。
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開催時間は16時から翌7時。入場料はワンドリンク付きで500バーツ(約1600円)でした。
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ブラックライトに照らされた坂道を登って行くと……
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そこには屋外DJブースがあり、
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既に150人程の客が踊っていました。その半数は西洋人。
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ブラックムーンパーティーの楽しみ方

音楽はトランス中心のレイヴパーティーです。歌詞はほとんど無いので、よほど好きでないと単調に思えてしまうかも知れません。僕も途中で飽きてしまったので楽しみ方を模索してみました。

 

1.ファイアーダンスショー

会場の一角で行われているファイアーダンス。
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ダンサーは数人いて、代わる代わる棒を使ったり鎖を使ってパフォーマンスするので、見ていて飽きません。
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2.イルミネーションを楽しむ

ブラックライトだけではなく、様々な色にライトアップされる天井や、
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カラフルにライトアップされた木々や照明などに目を向けてみても楽しめます。
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3.人間観察

このパーティーで一番見所だったのが参加者です。まるでハロウィンの様な気合いの入れ様!カメラを向けると誇らしげに胸に蛍光塗料で描かれた龍を見せてくれました。
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4.蛍光ペイントに挑戦

彼らはどこで蛍光塗料を塗っているのでしょうか?会場で一際目がチカチカする場所がこちら。
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蛍光ペイントを施してくれる露店でした。国旗や龍の模様、どこかで見た事があるキャラクターやロゴマークまでバリエーション豊かです。
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職人さん自らも蛍光ペイントをしています。大きいサイズは200バーツ(約640円)だそうです。
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中には全身に蛍光ペイントを施している人も。一体総額いくら使ったのでしょうか……こちらも気合いの入れ様が違います。
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僕も試してみました。
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お財布と相談の結果、小さいサイズで100バーツ(約320円)。
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5.出会いを楽しむ

トイレの鏡で自分の蛍光ペイントを撮ろうとした時……。個室から出てきた陽気な外国人が飛び込んできました……!このように気さくなパーティー好きが大勢集まっているので、参加者同士で仲良くなれるチャンスも沢山転がっています。
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6.その他いろいろ

会場ではお酒や軽食の屋台も出ています。また会場には麓の夜景が見下ろせる場所もあるので、踊り疲れたらゆっくり腰を下ろして夜景を眺めるのもおすすめです。

 

蛍光色のアイテムがあればベスト

より楽しむ為にも蛍光色の物を身につけて行く事をおすすめします。バンコクの露店などでもよく見かけるピンク、黄緑、黄色、オレンジなど鮮やかな蛍光色シャツ。IMG_8758

 

これを着ていれば、蛍光ペイントをしていなくても発光します。月に一度だけのブラックムーンパーティーですから、思いっきり目立ってみてはいかがでしょうか?もちろん蛍光ペイントと合わせればかなり目立ちます。
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もしも持っていないという場合でも、会場で蛍光色のアクセサリーも売られているので安心です。物足りない方にもおすすめです。
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まだまだ知られていないパーティースポット

実際に行ってみると現地人と同じくらい西洋人が滞在していましたが、日本人の姿は見かけませんでした。交通の便が不便なので時間が限られてしまう忙しい日本人にはウケけないのかも知れません。日本人にとってタイのリゾート地と言えばプーケットが有名ですが、西洋人の間ではパンガン島の他に、タオ島クラビピーピー諸島なども人気のようです。もしかしたら、日本人が知らないリゾートやパーティースポットが世界にはまだまだ沢山隠されているのかも知れません。

 

文・写真:植竹智裕
HP:週刊!植竹智裕の気ままに世界探検ブログ

 


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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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