ブータンといえば敬虔な仏教国で見どころは寺院のみ?……そんな国の「夜の社会見学」へ。
ブータンのカラオケは一味違う
こんにちは。ヒマワリ侍です。前回、ブータンの首都ティンプーの定番観光スポットをお伝えしましたが、今回はナイトスポットとして「カラオケ」をご紹介します。日本とは少し、いやかなりシステムが異なっていました。
ブータン王国は南アジアの国家。北は中国、東西南はインドと国境を接する。国教は仏教(ドゥク・カギュ派)。首都はティンプー。長年鎖国政策をとっていたが、1971年に国連加盟。翌年に国民総幸福量という功利主義を採用し、開発独裁につなげた(Wikipediaより引用)
今回訪れたのは「Ama’s Karaoke」というお店。首都ティンプーのこの辺りです。
「Ama」とは「お母さん」の意味です。スナックのママ的な意味合いなのでしょうか?
カラオケ店内へ潜入!
これまた怪しげなネオンの飾りの店内へ。日曜日の19時頃に入店したせいかガラガラでした。もうちょっと遅い時間の方が盛り上がっているのかもしれません。
ビール2本(各150ニュルタム・約237円)とフライドポテト(80ニュルタム・約126円)をオーダー。この時点では席料や諸税は不明。
ブータンのカラオケでの歌い方
さて、日本では個室で歌うカラオケですが、ブータンでは国王(右の黄色の写真)に見守られながらステージに上がって歌うようです。
オーナーが「歌う?」と言って曲のリストを持ってきてくれました。「本日のオススメ料理」みたいなノリでしょうか。
「日本の曲はないなぁ~韓国の歌ならあるんだけどね~」と言ってカンナムスタイルを流してくれましたが、背景はまぐろ祭です。
オーナーに、「私たちは歌えないけど、良ければ誰かが歌っているのを聴いてみたい」と言ってみると、従業員の青年に歌うよう指示し、歌わせてくれました。画面に流れるPVを見るとブータンの男女の恋物語のようでした。シャイっぽい青年が堂々と歌っていて、かっこよかったです!その後はオーナー自らも歌ってくれました。何ともサービス精神旺盛です。
ブータンのカラオケはかなりのエンターテイメント性だった
さて、国王にも会え(?)、数曲歌っている様子を見ることもでき満足したところでお会計。もしかしてリクエスト料が必要だったかも……?と勝手にヒヤヒヤしていたのですが、メニュー通りの代金でした。どうも歌うのはタダのようです。というわけで、2人でしめて380ニュルタム(約600円)で楽しめたのでした。
ブータンを訪れる際は、歌うもよし、ちょっとしたショーを楽しむような気分で行くもよしなカラオケへ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
ヒマワリ侍
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