カンボジアのシェムリアップから訪れることができる世界遺産のプレアヴィヒア寺院。お得な行き方と、道中でのハプニングをご紹介します!
世界遺産プレアヴィヒア寺院へ
スオスダイ(クメール語で「こんにちは」)、ヒマワリ侍です。先日カンボジアへ行った際に、プレアヴィヒア寺院を訪れました。
プレアヴィヒア寺院 (Preah Vihear Temple) とは、カンボジアとタイ王国国境にあるダンレク山地内のカンボジア王国領内(プレアヴィヒア州)に位置するヒンドゥー教寺院である。9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築されたとされる。タイ側の呼称はプラーサート・プラウィハーン (ปราสาทพระวิหาร) 。2008年7月に、世界文化遺産に登録された。(Wikipediaより引用)
山の上にあるプレアヴィヒアからはこんな絶景が拝めます。プレアヴィヒアについては以前ほかのライターが書いた記事を読んでもらうとして、今回はその道中にスポットを当ててみたいと思います。
プレアヴィヒアへの行き方
シェムリアップの有名な日本人宿「ヤマトゲストハウス」の掲示板で車チャーターの同乗者を募集し、集まった11人で行ってきました。ちなみにヤマトに宿泊していなくても参加できます(11人中9人がヤマト以外の宿泊者)。シェムリアップ内のツアー会社も回りましたが100ドルは平気で越えるようでした。一方、旅行者同士で車をシェアした今回、かかったお金は27ドル!非常にお得です。
車チャーター:一日130ドル(ドライバー付き、定員12名、片道3~4時間)。今回は一人12ドル×11人=132ドル、2ドルはドライバーへのチップとしました。
プレアヴィヒアがある山のふもと~プレアヴィヒア寺院までの4WD :1人5ドル
入場料:一人10ドル
世界遺産にも登録されているプレアヴィヒア寺院からの景色は確かに美しかったのですが……それだけにとどまらない、衝撃的なイベントの数々が道中に待っていました。
「アトラクション」な道中の出来事3つ
1. 正月祝いに金を巻き上げられかける
クメール正月(4月中旬)の時期に重なっていたこともあり、カンボジアは全体的にお祭りムード。そのせいなのか4WDに乗っていると…謎の集団が踊りながら近寄ってきます!
そして洗面器にお金を請求してきます!集団が近寄ってくるさいにはドライバーが速度を落としてくれ、ちょっとしたアトラクションと化していました。
2. 水かけ祭りに遭遇する
クメール正月は基本的に水をかけ合うという習慣はないそうですが、ここはタイとの国境付近。タイ式に水をかけ合うようです。
この写真は帰路にコンビニで休憩をした時に撮ったものですが、コンビニの店員も混ざっていました……!仕事中なのか休憩時間なのかは不明。
3 車の故障は「たき火」で直す
妙なイベントは更に続きます。
帰路、1時間ほど走ったところで車が故障。周囲には何もなく、シェムリアップから応援を呼ぶとしても何時間かかるんだ!?という状況に。
乾期の炎天下(気温40度、体感温度50度)、リアルに干からびかけていたその時です。
そして落ちていたビニール袋を着火剤にして、たき火を始めました。
更に車の運転席のあたりを分解し、その部品を火にかざしました。
曰く、「パーツの穴の部分が接触不良だから、温めてから穴を広げれば直る」とのこと……まったく意味の分からない理論にしか思えなかったのですが、本当にこれで故障は直り、シェムリアップに向けて車が走り出しました。
修理にかかった時間はたったの20分。自力で直せちゃうカンボジア男子は、「やるときはやる」タイプなのでしょうか?カッコイイ!
カンボジアの代表的な見どころといえばアンコール・ワットですが、時間がある方はぜひ、プレアヴィヒアへも足をのばしてみてはいかがでしょうか?絶景だけではなく、道中でも仰天するような出来事が待っているかも知れませんよ。
ヒマワリ侍
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