理学療法士、世界一周へ
初めまして、柿澤健太郎です!
僕は理学療法士として6年間、整形外科病院に勤務した後に、2015年4月10日より世界へ飛び出しました。
今まで述べ1000人以上の身体を施術し、多くの勉強してきました。
「せっかく世界回るんなら面白い事しなくちゃ!」
これが始まり。
「面白いことしよう!」がテーマになりルート、物品準備は二の次で面白い企画ばかり考えていました。
・世界を回りながら施術
・旅に協賛をつける(Danner,SPERRY TOP-SIDER,marmot,mont-bell,TREU communication)
・5円玉を1000枚持っていき旅の資金稼ぎができるか
・世界の汚水をろ過して飲む
どうです?なかなか面白いでしょ!?
4月10日出発で年度末まで仕事をし、面白いことの準備をしていたら、何のことはない、すぐに出発です!!結局、出発直前まで物資集めに走り、決まっているルートは一か国めのタイのみ。その他に、押さえる所はいくつかあるけど、本当に決めたのはこれだけ!
僕の、第一の後悔は「ルートの決めなさすぎ」から始まりました。なぜなら、現地で調べると時間がもったいない!せっかく世界一周しているから1秒たりとも時間を無駄にしたくない!僕の旅のスタイルはこれです。
「施術」で世界の人々を癒したい!
自分のスキルで世界の人たちと仲良くなる。スポーツ、音楽は最強のツールです。人種も言葉も関係ありません。そこに「施術」もアリじゃないか?施術で世界の人々を癒してみたい!
そんな考えからこの企画が生れました。
手始めに「首長族」の肩をもんでみた
タイはチェンマイよりトゥクトゥクで40分の距離に首長族に会える村「メーサローン」があります。トゥクトゥクのおっさんに連れられてドコドコドコ……
若干、車酔いになりながらも、闘志を奮い立たせる俺。
門をくぐり歩いていくと、彼女たちはいた!
首長族とは?
首長族(くびながぞく)とは、村落内の選ばれた女性が首に金色の真鍮リングを纏う民族のこと。実際には首は伸びておらず、真鍮リングの上圧が顎を引き上げ、下圧が鎖骨の位置を押し下げていることにより首を長く見せている。男性は真鍮リングを首に着用しない。自称する民族名称は カヤン。
びっくりする僕を横目に首長族の方は、そんなリアクション見飽きたと言わんばかりにスーパースマイルで迎えてくれます。
タイ語で問診票を作成
そして僕は片言の英語と、タイ語で書いた問診票を作成。施術できるか交渉。
圧倒的な画力の無さッ!具体的な内容は「こるとこあります?」しかない。笑
みなさん快く引く受けてくれ、早速施術開始!!
聞くところによるとみなさん「肩こり」に悩まされているらしい。
色々検査しながら…
何言ってるのかわからなかったが、喜んでいる!!よしッッ!!
揉んでみた感想
感想としては、首長族の方たちは、あんなに重いリング(約5kg)をつけているため、肩はこるし、猫背になって姿勢も悪くなる。恐らく世界中の部族の中でも最も肩がこりやすい「肩こり最強部族」と言えるでしょう。
首輪をしていて首が動かせないので、血の巡りが悪く、首回りの筋肉がハリガネの如く固くなっていた。これじゃ、肩こるのも無理はない。
何ともいい経験をしました。
これからも、世界で困っている人達を恩着せがましく癒していきます!
文・写真:柿澤健太郎
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