【コスタリカ・サンホセ】元刑務所の「子供の博物館」に行ってきた

2018.03.08 07:00 
LINEで送る
Pocket

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

B61FB566-46CE-4910-821A-7212800F6CDD

家族揃って子ども博物館。何があるかな?どんなことするのかな?ドキドキワクワク!!しかし!この博物館実はもともと刑務所でした。随所に形跡の残る博物館に足を踏み入れていきましょう。

 

印象を180度覆す子ども博物館の素顔

こんにちは!はやとんです!

コスタリカの治安は中南米ではとても良いとされています。

確かに街並みは綺麗だし、みんな落ち着いてるし。

その印象をグイッと変えた建物が子ども博物館なんです。

 

 

住所 Calle 4, San José, コスタリカ
行き方 parque centralから歩いて10分。

 

中心地からも見えるこの建物。

今は子ども博物館ですが、もともとは刑務所!しかも1909~1979年と約40年前まで使われていたのです!子ども博物館の顔は1994年ごろからとのこと。

それにしても斬新なアイデアですよね(笑)

 

40D3CB80-7987-45CE-816D-2B502F332BC9

 

見た目はそれはそれは可愛らしいこどもの城。

かつて刑務所だったなんて言われない限り想像つかないですよね。

子ども博物館と元刑務所の資料館は併設されて、チケットはどちらか、または両方と選べます。

両方行くほうが安いので今回は両方のチケットを買いました。

18B15C8E-7DF7-4EA4-8C5A-32A9AA3335F0

まずは子ども博物館から行ってみましょう!

 

展示物が多い!触って遊べる子ども博物館

チケットを見せて進みます。

ちょっと薄暗い通路もかつて刑務所だったからなのかと勘ぐらずにはいられません。

31C936DB-1AC9-4473-BE21-CC24E95380C6

 

家族連れも多くワイワイガヤガヤと賑やかです。

宇宙について知ろうコーナー。

コスタリカ人の宇宙飛行士がいたことが分かりました。

ラテンの国で初めて宇宙に行った人みたいです。

衛星で遊ぼうでは世界地図を拡大して日本で住んでた家を探して盛り上がってました。

そして日本が恋しくなるという悲しい顛末(笑)

62636B8D-A9CD-4E84-B07B-1200CDD9CDF3

 

昔の暮らしはこうだったコーナー。

馬やウエスタンハットを被って実際に昔の人々の気分を味わえます。

そんな西部劇的な時代もあったんですね。

コスプレセットのチープ感は否めません。

CFC3CB8B-964C-486B-86CB-82AFB22960C7

 

今度は生き物コーナー。

巨大な蜘蛛が壁にいて、たまに動いてます。

CD124AE2-1265-4FBC-B1A4-073242985E10

 

何がいるかと思いきや蛇でした、まあまあデカ目の。

B6E72AC6-3B60-4B4D-9351-5337309EF13F

 

蛇やカエルなどが多く、みんな探すのに必死です。コスタリカに生活するヤドクガエルももちろんいました。

また近くの部屋には標本や解剖されて展示されている生き物もいました。

 

人体コーナー。

触れて知ろうという展示は多いですが60%くらい壊れています。

それでも気にしないお客さん、とても寛大です。

33652A9A-2D65-4185-B1E1-275CCA5EC6EE

 

よく見ると「歯の上には決して乗らないでください」のボードが……ごめんなさい(笑)

71D494C4-DDC0-4C39-B421-267AB6945BC4

 

他にも職業体験コーナー、外には電車や小動物と触れ合えるスペースなどなど子どもが飽きずに1日遊べる場所だと思いました。

 

意外と自由な刑務所生活

次はいよいよ刑務所資料館へ。

ゲートを一つ越えるだけでシーンと静まり返っていてお客さんも少なめです。

4558C5FD-CD5E-4439-9FC0-6A7C8C17B9E7

 

看守の人形も展示されています。

2BC7C139-AFC7-4CFE-ABD0-40773827D698

 

部屋が分かれており順番に前から見ていきます。若干ヒヤッとして緊張感が漂っているようです。

9412719B-F461-429D-8836-2CFDF475462C

 

当時収監されていた人への差し入れ。

女性面会者のチェックは甘かったようでたばこや食べ物の中にマリファナやドラッグを入れて渡していたみたいです。

更生させる気は0%です(笑)

1F391E8F-73EB-4FC3-ACCC-05C8AFCDBADD

 

部屋の様子はこんな感じです。

047A87CB-DC8C-4C3D-9B5E-78EE7C782E6C

 

政治犯の部屋は思ったより綺麗ですね。

お金を払ってこういう部屋に変えてもらっていたようです。

 

それに対して一般的な部屋は散らかっていて汚いですが、どことなく楽しそうな雰囲気もあります。

実際に行くと音声も流れているので余計に楽しそうに感じますよ。

2FB04F65-CA74-43D6-98F0-17F4FC15CDFC

 

長年捕まっていると個室にグレードアップしてもらえる制度もあったようです。

長年いるということは他より悪い人だと思うのですが、刑務所内では地位は高いみたいです。

F4ACA575-E7DC-4EFC-B29A-4A43937E12E8

 

囚人たちの肉声やゲイ部屋(新人はここに入れられる、登竜門的な場所だったとか……)、当時の壁なども見ることができます。

一ヶ所で色々楽しめる子ども博物館ですが、周りは古くから移民が多く比較的治安はよろしく無いようです。

かつて刑務所があったのもそういった経緯なのかもしれません。

子ども博物館ができて表向きは地域が活性化されたように思えても、今でも刑務所があった時代の世界が根付いているのが分かるような気がしました。

 

最後は刑務所といえばのお約束をしてシメたいと思います……ヘルプミー!ありがとうございました。

86D5B774-60CE-4091-A446-213EAD4E1F54

 


2018rank
The following two tabs change content below.
はやとん
旅する元保育士。子ども達、保護者、同僚、上司に何度も止められたがそれを振り切って世界に飛び出した先生。たこ焼き×世界の子ども達=??をぐるーっと世界を回って伝えます。因みにたこ焼き歴は1年。 twitterブログ

脳内トラベルメディア - 世界新聞

世界新聞の最新情報をゲット 世界新聞の最新情報をゲット


2018rank

crownRANKING

24時間記事ランキング TOP10

月間記事ランキング TOP10

累計記事ランキング TOP20