場合によっては無料観光だけでなく、高級ホテルですらタダになるなど、裏技満載のカタール。至れり尽くせりです。
こんにちは。旅人7年目、片岡力也です。
今回は、あまりなじみの無い国かもしれませんが、カタールという今世界で最もバブリーな国に無料で入国し観光しお土産まで貰ってしまう裏技を伝授致します。
(格安海外旅行術の連載バックナンバーはこちら)
カタールは中東・西アジアの国家。首都はドーハ。アラビア半島東部のカタール半島のほぼ全域を領土とする半島の国。ペルシア湾(アラビア湾)に面する。南はサウジアラビアと接し、北西はペルシャ湾を挟んでバーレーンに面する(Wikipediaより引用)。
秋田県とほぼ同じ大きさと、サイズ的にはかなりの小国なカタールですが、豊富なオイルマネーと天然ガスマネーによって超大金持ち。一人当たりのGDPは驚きの約7万9千ドル(2015年/IMF推計)で、イギリスやアメリカより上の世界第5位(日本の倍以上)。
また、2022年ワールドカップに向けてエアコン付きのスタジアムなど斬新な建物を次々に建設中。あのドバイで有名なアラブ首長国連邦を差し置いて中東一の富裕国です。
20年前は数えられる程の建物しか無かったカタールも、今ではマンハッタンの様。
国の経済は石油と天然ガスにより潤い、その利益は国民一人一人に還元されています。
よってカタール国民は、医療費、幼稚園から大学までの学費、電気代、水道代、ガス代、電話代が無料な上、消費税、所得税がかからないなどの優遇があるのです。
加えて大学を卒業すると一定の土地を無償で借りられ、10年後には自分のものになったり、年末になると王様から20万円ほどのお小遣いがもらえたり、国の産業が好調だと、王様が国民全員の給料を50%UPさせたりしてしまうなどとんでもない国なのです。
実際に僕は今回、カタールに1銭も落とさず観光をしてきました。その秘密はカタール航空。
なんとトランジットとして利用する場合、ある条件を満たすと無料でツアーに参加できるんです。その条件は以下の通り。
つまり、4:00-19:00にドーハ空港に到着し、乗り継ぎの待ち時間が5時間〜12時間ある人はこのツアーに無料で参加できるということ。
しかも空港使用税もかからず、本来必要なビザもとる必要なし。条件は厳しそうに見えますが、ドーハ乗り継ぎの飛行機はほとんどこの条件に該当するので、中東やヨーロッパに行く際はカタール航空をチェックしてみるといいでしょう。
この夢の様なツアーの存在を知っていた僕は、さっそく参加してみることにしました。
空港内のインターネットラウンジ。まさかのMac。しかもキーボードがテーブルと一体化しています。
こちらが無料ツアーのチケット。本当にお金を請求されませんでした。
ツアー専用の入国審査。何を聞かれるでもなく一瞬で通り抜けてしまいました。
砂漠特有の晴天とイスラム特有のモザイク建築。ちなみにこの日の気温は46℃。肌が痛いぐらい。
街の中ではまさかの自由行動。ビザなしで入国して自由行動って大丈夫なのでしょうか。
カタールの通貨を用意していなかったので何も買えませんでしたが(笑)
新市街のカフェは迫力満点ですが、通貨を持っていないので何も買えませんでした(笑)
46℃と聞くと物凄い暑さですが、日本の様に湿気は一切無いので日陰に行くと割と涼しく感じられます。
ツアー自体無料なのに、ミネラルウォーターとプレゼントまで貰いました。
見たこと無いくらいカラフルなポップコーン。さすがオイルマネー。
カラフルな紐がたくさんついた輪っか。何に使うのかは分からず。
3時間に渡るツアーは無料といえど、ドーハを存分に満喫することが出来ました。ちなみに3日前までにカタール航空に申請すると、2食付きの豪華ホテルまで無料で泊まれるそうです。なんという太っ腹カタール!
5スターエアラインであるカタール航空は世界で一番コスパのいい航空会社と言われています。
席は広いし、アメニティはたくさん貰えるし、お酒はシャンパンまで飲み放題とビジネスクラス並みの待遇を受けられるうえ、成田~イスタンブールの往復チケットが4万円と破格! おまけに世界で一番のバブリーを無料で感じられるなんて、カタール航空を使わない手はないでしょう。
旅行先として人気の、スペイン、イタリア、ドイツ、イギリスなどの定番国は勿論、南欧や北欧までもカタール航空で行くことが出来るのでヨーロッパ旅行をお考えの皆さん、是非カタール航空を航空会社の候補にしてみては如何でしょうか。
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