ふとした失敗で人に叱られたり怒鳴られたりする事ってありますよね…。でも、英語で怒られることというのは中々無いのではと思います。今回はオーストラリアのワーキングホリデーでミスをして、英語で怒られ、タダ働きさせられたという、ちょっと悲しいお話です。
こんにちは!「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在は南部のレンマークという地方都市のシトラス農園で農民として働いています。
(連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?」バックナンバーはこちら)
レンマーク
仕事でミスが発覚し、ボスから大目玉を食らう
さて、かつてはライムを摘んで生計を立てていた僕ですが、最近ではプルーニング(木の枝の剪定)もするようになりました。時給21.6ドル(約1628円)。毎日ノコギリ片手に、要らない枝を切っていたのですが、どうやらとんだ過ちを犯していたようです。
枝は根元から切らなければいけないのに切り株を数センチ残してしまっていたのです。これに気づいたボスが6月中旬にやって来て、無給でのやり直しを言い渡されました…。
更には、ライムの木に寄生している植物の枝も切らなければならないのですが、よりによってそんな寄生植物の根もちょこちょこ残してしまっていたので、かなり時間がかかります。
もはや枝というよりも木…!
「英語で怒られる=貴重な経験」という解釈
怒られて、半分凹み、半分ふてくされながらも5時間かけてようやくやり遂げました。
まぁ…英語でどやされるのも貴重な経験ですよね。そう思う事にします…。
元はと言えば、英語で言われた事を完全に理解出来ていなかったからやってしまった失敗ですが、完全に理解出来ていないからこそ、どんな剣幕で怒られても「何か怒ってるなぁ」程度に受け流せたのかも知れません。
…ハイ、しっかり仕事しつつ英語の勉強も頑張ります!
シトラス農園での農民生活、6月の収支報告
ライム(5箱):282.75ドル
マンダリン(5箱):413.25ドル
プルーニング(100時間):1991ドル合計:2687ドル(約204212円)
支出:1163.25(約93030円)
利益:約111182円
支出は今までで一番抑えられました。思い当たる理由は、料理をする事への情熱が早くも薄れ、むやみに新しい食材にチャレンジしなくなった事でしょうか。
イギリスがEUから離脱した煽りを受けて、今まで1ドル約81円だったところが現在は76円にまで下がってしまったのが痛いですが、こればっかりは僕の力ではどうにもならないので、10ドルの肉が810円ではなく760円で食べられる今のうちにいっぱい食べておこうと思います。
オーストラリアでのワーキングホリデー、今後の予定
さて、3月の頭から働き始め、2年目のビザの申請に必要な労働日数(88日)が満了しました!
マンダリンの収穫が始まったり、無給でプルーニングをやり直させられたりと、初めて「もう辞めたい!仕事行きたくない!」と思うぐらいの窮地に立たされておりますが、同じ宿ので暮らすフランス人カップルから「7月の中旬か下旬にメルボルン行くけど一緒に来る?」と誘って貰いました!
メルボルン
宿から旅立って行った大好きな仲間達の多くがメルボルンに居るので、7月中には拠点を変え、久々の都会で遊びまくり……いえ、都会での仕事にも挑戦してみたいと思います!
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