ユーラシア大陸最果ての街・ポルトガルのサグレスでは千円出せばどんな料理を、どれだけ、食べられるのか?まさかの展開が待っていました…。
どうも世界一周中の三矢です。
「世界各国の物価を見える化」する企画「◯◯の大衆食堂で1000円出せばこれだけ食べられる」企画にあやかりユーラシア大陸の果ての果てポルトガルのそのまた果ての大衆食堂に行って1000円(8ユーロ)分食べて参りました。
第1回 「マカオの大衆食堂で1000円出せばこれだけ食べられる」
第2回 「ベルリンの日本居酒屋で1000円で食べられるのはたったこれだけ」
中国の西安からひたすら陸路で移動していた僕は約9か月の旅路の末ようやくユーラシア大陸最西端ロカ岬までやって来ました。
そしてその後、沢木耕太郎さんの『深夜特急』で「果ての岬」と形容されるサグレスまで行ってきました。
ロカ岬がユーラシア大陸最西端ならサグレスはユーラシア大陸最南西端です。
日本からの遠さで言ったらロカ岬よりサグレスに軍配が上がるんじゃないでしょうかってくらい遠いです。日本人はおろか東洋人に全く会いませんでした。
大西洋に面しているということでここサグレスや僕が宿泊していたラゴスという街では魚介類をよく見かけます(写真はラゴスの魚市場)。
という事で、魚が食べたい!ユーラシア大陸の果てでどれほどの魚が食えるのか!と試してきました。
予算は1000円、ポルトガルの通貨であるユーロだと8ユーロです。
サグレスで何件か食堂のようなところを見てみるのですが、若干リゾート地っぽくなっているせいか思っていたほど安くありません。
店内は綺麗ですががらっがら。これだけ客の入りが悪いと味も悪いのでは…。と思わずにはいられません。
メニューを見ると衝撃の事実が発覚!
8ユーロで食べられるメニューは一つしかありませんでした…。
沢木耕太郎さんが深夜特急でリスボンで食べていて美味しそうだったイカのフライ(€8.5)を頼みたい欲望を抑えてGrilled sardines(イワシのグリル)を頼みます。予算は1000円なのです。
ちなみにイワシはポルトガルで結構推している食材らしく、ラゴスではイワシをモチーフにしたポストカードが売っていました。
ヨーロッパの中でも比較的物価の安いポルトガル、もう少し色々選択肢があって、選べる楽しみを味わえるのかと思っていたのでガッカリです。
料理が出てくるまで暇なのでビールを頼みました(200ml€0.9)。もちろんこれは予算外です。
ちなみにサグレス(ポルトガル最大のビールブラン)じゃない銘柄のビールが出てきたらどうしよう、と心配していましたがサグレスが出てきて安心しました(グラスが違うので減点です)。
注文してから約30分。もうこれ以上待ってられないぜ!!と思いかけたその刹那そいつはやって来ました。
これがユーラシア大陸の果ての街サグレスで1000円で食べられる料理です。結構ボリュームあるやないか!(念のため言いますがワイン(€1.9)は予算外です)
正直8ユーロでたったこれだけしか食えないの!?みたいな構図を想定していたので逆に驚きました。
イワシの味付けはものすごくシンプルに塩のみ。でもそれが素材の味を引き出しています。
ポルトガルに来て初の外食、そしてその前にいたスペインから数えても久し振りの外食、しかも魚だったので貪るように食べました。
どのくらいかって?自分で言うのも何ですが文字通り綺麗さっぱり食べましたからね。
このイワシの美味しさはこの写真一枚で十分伝わるんじゃないでしょうか?尻尾も頭も皮も全部食べましたからね、全部。
ポルトガルに来たら魚、全力でおすすめです。
お店情報
Restaurante A Grelha
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