稼げると噂のオーストラリアでのワーホリ。オーストラリアのライム農園で働く僕の1日をご紹介します!
ワーホリで人気の農園のお仕事
こんにちは!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。現在は南部のレンマークという地方都市で農民として働いています。
今回はオーストラリアでのファームジョブについて、一体どんな仕事をするのかご紹介します。
連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?」バックナンバーはこちら
収穫=男性、分別=女性
ファームジョブと言っても大きくピッキング(収穫する)とパッキング(収穫されたものを分別して箱詰めする)の2種類に分かれていて、男性は力仕事の前者、女性は後者に割り振られる事が多いです。
体力・筋力には一切自信が無い僕ですが、否応なしにライムのピッキングに割り振られました。ではどんな作業をするのでしょうか。
起床は6時
仕事にもよりますが、僕の場合は6時に起きて、30分で支度してバッパー(宿泊施設)から車でファームに送ってもらいます。周りはまだ真っ暗。
水(3リットル)を持参
持ち物は軍手(自費)・水(3リットル)・弁当(前日に作り置きしたもの)
果物狩りは「肉体労働」
さて、「果物や野菜を収穫する」って聞くと何だか果物狩りみたいでワクワクしちゃいますよね!でも1日働いたら2度とそんな口は叩けなくなります。めちゃくちゃ肉体労働です。
仕事の内容は、とにかく果物・野菜を「ビン」と呼ばれるこの箱に詰めて行きます。僕が働いているライム農園は1ビン辺り95ドル(7600円)の歩合制。元は80ドルでしたが何故か値上げしてくれました。
ただ闇雲に集めるだけでなく、木の列に沿って、極力残さずに摘まないと農場の主に叱られます。
僕の仕事はライム……葉っぱも果実も全て緑!見落とさずに木からライムを殲滅するのは至難の業です。
小枝が多い上にトゲもあるので1週間も働けば手足は引っ掻き傷だらけです。
木の上の方はラダーを使うのですが、枝が折れてバランスを崩す事が多いので戦々恐々です。ラダーから落ちて足首を捻ったり体中枝で引っ掛かれたりなんてザラに起こります。
広い果樹園にひとりぼっち
通常は数人で作業する場合が多いのですが、僕の場合は完全に一人です。初日にフランス人3人組がのんびり1ビン作って帰って行くのを見ましたが、翌日からは見かけないので辞めたのでしょう。その前にもカナダ人3人組が挫折したと聞きました。
でも正直、体力にも筋力にも自信が無い僕にとっては一人の方が誰にも迷惑かけなくていいので、爆音で音楽をかけてノリノリでせっせか仕事しています。ナンダカンダ言って楽しくなってきました。
1箱集めるのに約5時間
朝7時からピッキング開始して、果物ひとつがこんなに小さいので1ビン貯めるのにかかるのは約5時間(実の付き方にもよりますが)。
ちなみに僕が仕事を始めた頃は毎日40度前後まで気温が上がっていたので1ビン貯めるだけでヘトヘトです。さすがに「2ビン目はやるな」とストップがかかりました。
最近は朝は寒いくらいで、日中もそんなに気温が上がらなくなってきたので、2ビン目もやらせて貰えるようになりました。
防寒対策にちょっとだけ装備も変わりました。まさか水着とヒートテックタイツを一緒に履く日が来るとは……。肌の色もより一層日本人離れしてきました。
1日の仕事の流れ
ざっとまとめるとこんな感じの生活が毎日続きます。
6時、起床。
6時30分、出発。
7時、ピッキング開始。
12時、1ビン目完了。
(5分で弁当を食べる)
17時、2ビン目完了。電話で完了報告して迎えに来てもらう。
17時30分、帰宅
16日で15万円稼いだ
3月25日時点で獲得したビンの数は16日間で24ビン、税金など引いた収入は約158690円です。
3月の2日から働き始めてから8日間は休み無しで働きました。ビザの延長申請に必要な労働日数(88日)を「もしかしたら休みなしで働くのか?」と思っていたのですが、9日目に「マーケットにライムが出回り過ぎているから」という理由で3日間のお休みを言い渡され、違う仕事を手伝いに行く事に。その話はまた次回にご紹介したいと思います。
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