南米で盗難などのトラブルに巻き込まれる旅人は多いですが、まさかエクアドルでパトカーに連行されるとは…。
世界一周中のサムライ子です!
友人と2人で、エクアドルの首都キトからクエンカへの長距離バスに乗っていた時のことです。車内で巧妙な手口で友人のパソコンが盗まれ、エクアドルの警察のお世話になることに…。エクアドルの警察官ゆる優しかったな…。
見た目は普通のバスでしたが…
南米に限らず、どの国でも盗難には気をつけろとよく言われています…。私達は用心に用心を重ねて、小さなリュックにまで鍵をかけて持ち歩いていました。
キトからクエンカへの長距離バス「TURISMO ORIENTAL」に乗り込みます。
内装もいたって普通。用心深い私はいつも通りリュックを足元へ忍ばせました。このとき友人は棚の上に置いていました。
こうしてバスは出発したのです…
休憩時間に気づいた異変
食事休憩のためバスの外へ。ここはキトとクエンカの間の山の上ということもあり、自然が多くてとっても気持ちのいいところでした。
友人と一緒に外で食事を食べながらバスを眺めていると、いつもと違うあることに気がつきました…バスの扉が開いていたのです。どこの国のバスも、休憩の時には扉が閉まっていたり、運転手さんが扉のところに立っていたりしますが、今回は開けっ放し&運転手さんはレストランで食事中。
…そんな異変も気にすること無く「珍しいね〜」なんて話していた私達。のんきにリンゴをかじる友人。
この時何が起こっていたかも知らずに…
凍り付く私たち
無事にバスはクエンカに到着し、ホステルに向かって歩いている途中で友人が突然…
「ない!」
と叫びました。友人の真剣な表情に、私も一瞬凍りつきます。
いつもよりリュックが軽くなっていたので調べたところ、パソコンを盗られていたことに気づいたみたいです。しかもカバーは盗らずに中身のパソコンだけを抜き取るという手口…おかげで気づくのが遅くなりました。
翌日クエンカの警察署へ
白い建物が警察署
スペイン語も英語もたどたどしい私達でしたが、とにかく警察署へ行きました。「stolen(盗む)」「autobus(バス)」などの簡単なスペイン語と、カタコトの英語とジェスチャーでなんとか伝わりました。詳しい事情は電話を使って、ちょっとカタコトな英語を喋る警察官に電話越しで対応してもらいました。エクアドルの警察は、言葉の理解できない私達にも優しかったです。(かなり長い事待たされましたが…)
エクアドルでパトカーに乗ることに…
必要な書類を作成するために、別の警察署へ移動しなければならず、友人と2人でパトカーに乗せてもらいました。日本でも乗ったことがなかったパトカーに、まさかここエクアドルで乗ることになるとは思いませんでした。
道中、まるで連行されている気分でした…。
盗難届作成のついでに聞かれたフェイスブック
「訴えるか?」と聞かれましたが、さすがにそれは必要ないのでお断りしました。
そんなことより気になったのは、日本人に興味津々のエクアドルの警察官。書類が完成する約2時間の間、盗難に関係ない質問をたくさんされました。Facebookの連絡先を聞いてくる警察官も2人いました…そんなところがやっぱり南米でした…。
その後、無事に完成した盗難届を受け取りホステルへ戻ったのでした。
リンゴかじっている場合じゃない
もしも海外で盗難にあったら、「いつ・どこで・何を」を明確に伝えることが重要だと思いました。また、盗難届の書類作成には約3時間くらいかかったので時間に余裕を持って行った方がいいです。
海外旅行保険には入っていたものの、盗難はカバーしていなかった私達…。海外で盗難にあったらほぼ100%戻ってこないので、泣き寝入りにならないためにも盗難保険にも加入しておくことを身を以てお勧めいたします…。
盗難は、のんきにリンゴをかじっている時にもやってくるのですから…!
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