お風呂にサウナに岩盤浴……実は終電を逃した後の方が楽しかったりして……?
ここが韓国だったらいいのに
こんにちは!世界一周休止中の植竹智裕(うえたけともひろ)です。
さて、年末年始と言えば飲み会などで夜遅くまでお金と肝臓を使う事が多いです。「終電を逃したり、終点の知らない街に放り出されてネットカフェの狭い個室で朝を待つ羽目に……」なんて出来事に見舞われた方も多いのでは?
そんな時「ここが韓国だったらいいのに!」なんて思ってしまいます。なぜなら、韓国には夜中でも十分楽しめて、しかも格安で泊る事が出来る施設があるからです。
チムジルバン「新村レスト」に行ってみた
僕が韓国で必ず行くのがチムジルバンと呼ばれる施設です。一言で言ってしまえば「24時間営業の格安スパ」です。チムジルバンの魅力は何と言っても繁華街にあって24時間営業、安い料金でサービスが充実しているという点です。
今回は年末に僕が行った新村(シンチョン)という学生街にある新村レストというチムジルバンをご紹介しましょう。
料金なんと…たった千円!
看板には韓国語で「24時・チムジルバン・サウナ」、下には日本語で「せんーとう」と書かれています。ちょっとおかしい日本語が微笑ましいですね。
入浴料はなんと…約800円(夜間は約1100円)で、受付を済ませると鍵とこのように「ガウン」と呼ばれるシャツとハーフパンツを渡されます。
日本の銭湯は1フロアで男湯と女湯に分かれていますが、チムジルバンの場合は男女それぞれフロアが分かれています(左が男性フロアへ、右が女性フロアへ)。
わいわい岩盤浴するには最高
こちらは男女共用のスペース。ガウンを着た家族連れやカップルがゴザを敷いて寝っ転がっています。日本で異性の友達と風呂に行くと、出て来る時間を調整したりしてなかなか面倒ですが、チムジルバンではそんな心配は要りません。
上の写真のドーム状の部分はそれぞれ着衣のままで入れる岩盤浴サウナになっています。どのチムジルバンにも木炭サウナや鉱石サウナなど色々な種類があるので飽きません。
横になって1分も経たずにじんわり汗を掻いてきました。友達や家族とわいわい岩盤浴を楽しむには最高の環境ではないでしょうか。
お腹が空いても大丈夫
チムジルバンには食堂も完備されています。スナック菓子にインスタントラーメンやトッポッキ、ジュース類にビールや焼酎まで割と何でも揃っているので、小腹が空いてもひもじい思いはしなくて済みます。風呂上がりにビールをひっかけているおじさんもよく見かけます。
眠くなっても大丈夫
チムジルバンは夜中もかなりの人で賑わいます。その理由がこちら。なんと二段ベッドがずらりと並んでいます。
チムジルバンによってはゴザが薄いので体はちょっと痛いですが、オンドルと呼ばれる床暖房があるので、風邪を引かずにぬくぬくと仮眠できます。
仮眠室まで辿り着けず、脱衣所の床ですやすや寝ているおじさんも見かけました。でも、床暖房があるので気持ちよさそう。恐るべし、オンドルパワー。
24時間いつでも風呂に入れて、眠る場所もあって、荷物のセキュリティーもしっかりしていて、お値段1000円程度!ソウル市内だけでも色々な場所にあるので、毎回違うチムジルバンを開拓しては常宿にしていました。
もしもお隣の韓国へ遊びに行く機会があったらチムジルバンで汗を流して仮眠してみるのもありではないでしょうか?
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