アジア最貧国バングラデシュでは「変わり果てたドラえもん」が至る所で売られていました。
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。
突然ですが、皆さんはドラえもんをご存知ですか?……って知らない訳ないですよね!日本が誇る国民的アニメとしてだけではなく、世界でも大人気のドラえもん。かく言う僕もハロウィンでドラえもんの格好しちゃうくらいのドラえもん好きです(このネタ引っ張り過ぎてごめんなさい)。
そんな僕がバングラデシュで見たドラえもんはよく知っているドラえもんとはだいぶかけ離れたものでした。
バングラデシュとは
「南アジアにあるイスラム教徒主体の国で、首都はダッカ。世界で7番目に人口が多い国であり、都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い。かつて「黄金のベンガル」と称された豊かな地域であったが、インフラの未整備や行政の非能率から、現在はアジアの最貧国に属する」(Wikipediaより引用)
バングラデシュでは人気すぎてドラえもんが放送禁止
首都ダッカの商店でもドラえもんのシールが売られていました(ライセンス商品かどうかは疑わしいところ)
さて、最初に豆知識ですが、Wikipediaによるとバングラデシュでも「ヒンディー語(お隣の国インドの公用語)版が放送され人気を博したものの、子供達がヒンディー語を盛んに使うようになり、公用語のベンガル語の学習に支障が生じるとして2013年2月に放送が禁じられ、2014年4月よりベンガル語吹き替え版が放送開始した」のだそうです。もはや社会現象!
1 赤いドラえもん
バングラデシュ屈指のリゾート地であるコックスバザール(世界一長い海岸がある)の夜市をぶらぶらしていたところ、見つけてしまったのがこちら。うーん、何か色々惜しい!恐らく誰が見てもドラえもんだと答えるでしょうけど、凄まじい手作り感です。何で赤にしてしまったのかも不明。
2 謎のコラボ
ダッカの商店街で見かけたこちらの商品、右の青年は一体…… ?後で調べたらアメリカのベン10というアニメのキャラクターでした。いずれにせよ謎のコラボ。表記がDorae Monnなのも気になるところです。
3 人気キャラの夢の競演
こちらもダッカの商店街で見かけた商品。どうやら誕生日パーティーの飾りのようです。至る所にドラえもんと仲間たちが描かれていますが……肝心のセンターを陣取っているのはハローキティと思しきキャラクター!日本では大人の事情で実現が難しいコラボ商品です。
そして、よく見てみると、何故だかドラミちゃんだけCG!何を思ってこんな不釣り合いな並べ方をしたのか不思議で仕方がありません。
4 あんた誰!
ここまで奇妙なドラえもんグッズを紹介してきましたが、ある日、とある田舎の街の衣料品店で僕が思わず悲鳴を上げそうになったのがこちらの商品……あんた誰!デフォルメされ過ぎていてもはや別人。左のドラミちゃんだけはオリジナルに忠実なデザインで描かれていますが、原作とは違うとても毒々しいカラーリングが施されています。一体全体何からツッコんでいいのやら。
日本人が知らない「ドラえもん」
いかがでしたか?他の国でもドラえもんのキャラクター商品を見かける事は多々ありましたが、こんなに変わり果てたドラえもんにちょくちょく出くわしたのはバングラデシュだけでした。藤子プロ関係者が見たら言葉を失ってしまうかも知れませんが、バングラデシュにはまだまだ我々日本人が知らない「ドラえもん」が潜んでいるのかも知れません。
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