海外では、日本では懐かしい(ダサい)とされる、または近未来的な移動手段に出くわすことがあります。でも、慌てないで。彼らは決まって「浮いて」います。
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周一時休止中の僕は、現在は日本におります。
可哀想な乗り物たち
突然ですが、近所に出かける時、自転車を使う方も多いのではないでしょうか。しかし、小さい頃を思い出してみると、もう少し移動手段って多かった気がしませんか?
そうです、一輪車やローラースケート、キックボード(キックスケーター)などなど、小さい頃に使っていたはずなのに、何故か大人になると使われなくなる可哀想な乗り物たち。なぜ乗らなくなるのか?それはずばり「一人で乗っていてもダサい」「周りから浮く」からです。そんなダサい乗り物にカッコいい西洋人が乗ったらどんな様になるのか……どうぞご覧ください。
ケース1 美魔女のキックボード
まずは、ドナウ川沿いに趣のある建物が並ぶ東欧ハンガリーの古都ブダペスト(写真はドナウ川に架かる鎖橋とブダペスト市街)にて。
街を行く人もみな美男美女。何だか居た堪れなくなったので公園をぶらぶらしていると、物凄い形相・速度でおばさんが接近してきました。「もしかして……刺される!?」と思った次の瞬間、風のように通り過ぎて行きました。
振り向くとその足元には懐かしのキックボード。目鼻立ちは整っていて、いわゆる「美魔女」なおばちゃんでした。しかし、残念ながらキックボードを駆る姿が必死過ぎてただの魔女でした。
ケース2 背中が切ない一輪車
続いて、ルーマニアの首都ブカレストにて。こちらは議事堂や美術館として使われている国民の館。面積ではアメリカ国防総省ビル(ペンタゴン)に次いで世界で2番目に大きいそうです。
街を散策していると、両手を広げたおじさんが目の前を物凄いスピードで横切りました。足元にはこちらも懐かしい一輪車。
一輪車でひとり街を疾走する姿は異様そのものでした。オブラートに包まずに言うと……めちゃくちゃダサい!一体何を思って一輪車を移動手段に選んだのでしょうか。あまりにシュールな後ろ姿に西洋人に対する嫉妬すら薄らいできました。
検証 アジア人が最新鋭の乗り物に乗ったら?
いかがでしたか?西洋人ですらうまく「モノにできない」キックボードや一輪車。
では、僕と同じアジア人が最新鋭のイケイケな乗り物に乗っていたら、カッコよく見えるのでしょうか?実際にアジアの都市部では、見た事もないような未来型の乗り物に乗っている人を何人も見かけました。もしかしたら、アジア人の方が最先端の技術には敏感なのかも知れません。では、早速検証してみましょう。
ケース3 アジアに増殖する未来人
この旅で最初に降り立った上海。さすが経済特区、街並みも発展していて近未来的です。
しかし近未来的なのは街並みだけではありませんでした。謎の電動一輪車に乗って真横をかすめて行った30代男性。ハンドルが無いセグウェイみたいな乗り物だと思いますが、その様相はまるで未来人。駆使している技術は素晴らしいのですが、最先端過ぎて周りがついていけていないのが残念。マレーシアやシンガポールでも違う種類のマシンで移動する人を見かけましたが、正直言って、周りからはだいぶ浮いていました……。
似合わないものは似合わない=世界共通
自転車が一般化していて、「周りから浮く事」を恐れる日本では市民権を得られていないこれらの乗り物ですが、西洋人にとってもアジア人にとってもカッコよく乗りこなす事は難しいようです。
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