13ヶ月の旅で集めたラベル総数180枚…。皆さんが知っている銘柄はありますか?
旅のコレクションがほしい
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周中の僕は、現在は日本で次の旅への充電期間に入っております。
海外に行った時、行った先々で記念品を買って集めるのが好きな方も多いのではないでしょうか?旅の道中、記念にポストカードや切手、ワッペン(下の写真)などを集めている方にも出会いました。
僕もコレクター気質なので、行った国全てで共通の何かを集めたいと思っていました。しかし、残念ながら僕は極貧バックパッカー。記念品に手を出す余裕はありませんでした。
ビールのラベルでしょう!
そこで、僕が集める事にしたのがビールのラベルです。写真はトルクメニスタンの5ジップビール。
極貧バックパッカーだって酒ぐらい飲みますからね。これならビールも飲めて、国ごとのビールラベルもコレクションできて一石二鳥です(写真はルーマニアの首都ブカレストにて。もちろんこのビールのラベルも剥がして持ち帰りました)。
それ以来、飲んでは剥がし(写真はラオスのバーで)、
剥がしては飲んで、という生活を13カ月間続けてきました(写真はポーランドのクラクフにて日中から一人酒中)。
ラベルへの執念
ラベルで選んで「ジャケ買い」する事も増え、色々なビールが楽しめたのはいいのですが、剥がすのに失敗して破れてしまった経験も多々……。そんな時はラベルののりを熱湯で溶かし、端っこがめくれてきたら、ゆっくりと剥がすとうまく剥がせる事が判明しました。色んな方向から剥がしていくのがコツです。お店で飲んだビールの空き瓶をわざわざ宿に持ち帰って熱湯に浸ける事もありました。
世界一周ラベルコレクション2015
それでは、僕が13カ月の旅で集めた自慢のビールラベルコレクションの一部をご紹介しましょう!果たして皆さんが知っているラベルはいくつ登場するでしょうか?
1:タイのビール
左上からチャーン、シンハー、レオ、アルチャ、レッドホース(訂正:フィリピンのビール)。上の3種類は日本国内でも見かける事がありましたが、下の2種類は今回初めて見ました。どれも動物が描かれているのがお気に入りポイントです。
2:ラオスのビール
ラオスと言えばビアラオ!と言っていいほど何処でも見かけるビアラオは下の二枚。上の二枚は時々しか見かけなかったので買ってみたナムコーンとランサーン。
余談ですが、ラオスには14日間しか滞在していないはずなのに、ビアラオの大瓶のラベルが22枚も出て来ました。どれだけ毎日飲んでたんでしょうね。あの生活に戻りたい!
3:インドのビール
左上からキングフィッシャー、ブラック・フォート(マディヤ・プラデシュ州限定のレアラベル)、ヘイワーズ5000。
4:ネパールのビール
左からネパール・アイスとエベレスト。さすがヒマラヤが近いだけあって、ビールもネパールっぽさが滲み出ています。
5:キルギスで見つけたデブビール
キリル文字で「トルスチャク」と書かれたこちらのビールはロシア製のようです。名前の意味はずばり「デブ」。「肥満」でも「ぽっちゃり」でもなく、ストレートに「デブ」という意味らしいです。ラベルに描かれた「デブ」なおっさんが「お前が欲しいのはこれだろ?」と言わんばかりの表情を浮かべています。色々なバリエーションがあるのでスーパーを渡り歩いて探し回ったほど、この頃の僕はデブビールに首ったけでした。
6:ブータンのビール
どちらもドゥクというブランドのもの。デザインはシンプルですが、他の国ではなかなかお目にかかれない激レアラベルです。
7:ジョージアのビール
最近グルジアから名称が変わり、日本でも知名度が若干上がったジョージアでよく飲まれるビールです。左からナタフタリ、ムティエリ、ヘヴスルリ(本当はカタカナじゃ表せないくらい発音難しいです)。デザインがポップなだけでなく、ジョージア文字が書かれているので記念品に最適です。
8:二つのアンカービール
どちらも船のアンカーが描かれていますが綴りが異なっています。綴りが正しいANCHORがシンガポールで、ANKERがインドネシアで飲んだビールです。
9:お色気ラベル
ドイツの有名なレーヴェンブロイのビールですが、民族衣装を着てプレッツェルを掲げる女性のラベルに一目惚れしてジャケ買いしました。
10:東欧のビール
左上からタトラ、オコチム、ジヴィエツ(全てポーランド)、コゼル(チェコ)です。イ○ディ・ジョーンズみたいなおじさんが描かれていたり、民族衣装を着た人が描かれたデザインがお気に入りです。
お酒が飲めない国では…
ここまではビールのラベルをご紹介してきましたが、ラベルが貼ってあるのはビールだけではありません。他のお酒のラベルでもいいですし、お酒が飲めない方はお菓子やジュースのラベルだって集めると楽しめると思います。
僕が訪れた国の中にはイランやブルネイ、バングラデシュなどイスラム教でお酒が禁止されている国もありました。それらの国では、代わりにジュースのラベルを集めていました。これならお酒が苦手な方でも簡単に手に入ります。こちらはバングラデシュで購入したコカコーラのラベル。ベンガル語が書かれていて、デザインもオシャレ。
タイで風邪を引いた時に買った栄養ドリンクのラベル。効能よりもラベルのデザインを重視して買ったのは言うまでもありません。
世界にひとつだけの「ビールPC」を作ってみた
いかがでしたか?13カ月の旅で集まったラベルはビールだけでも約180枚(随分たくさん飲んだんですね……)。しかし、集めたラベルはどうしたらいいんでしょうか。
僕はノートに貼って図鑑を作る事にしました。行った国のビールのラベルがどんどん増えていくなんて、ちょっとパスポートみたいですよね。
そして、ラベルを使って身の回りの物もアレンジしてみました。旅を共にしたノートパソコン。買った当初はこんな感じでしたが……
こうなりました!のりを使ってラベルを貼って端を整えただけなので1.5時間くらいで仕上がりました。世界に一点だけのオリジナルデザインの完成です♪
瓶から剥がすのに少しコツは要りますが、ラベルを集めるのに特別な道具は必要ありません。行った先で気に入ったものが見つかったら剥がす。ただそれだけ。今や日本でも世界各国のビールが手に入るので、旅先だけではなく、日本国内でも気軽に始められる新しい楽しみ方の一つです。皆さんも是非、身近に手に入る商品から始めてはいかがでしょうか?
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