みなさん、おはようございます!連載・みんなのあさごはん!の水島早苗です。
今回は、山と海に囲まれイタリアの中でも「食材の宝庫」と呼ばれるフィレンツェの朝ごはんを紹介します!
フィレンツェといえば、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の赤いクーポラが有名です。
ダヴィンチやミケランジェロの支援者としてイタリア文化を語るには欠かせない、メディチ家の一族は銀行家・政治家として権力を持ち、フィレンツェの実質的な支配者でした。
ヴェッキオ橋というフィレンツェ最古の橋にはメディチ家の影響で、今でも宝石屋がずらりと並んでいます。
また、フィレンツェはオリーブオイルやワインの特産地としても知られており、テイスティングしている風景をよく見かけました。
私はドイツでのパン修行の経験があるので、どうしても朝食にその地ならではのパンを探す習慣があります。イタリアでは、食の国らしく、その土地ならではの特産や伝統を守りながら受け継がれているパンが地方ごとに多くあることがわかりました。
そんなフィレンツェでの朝食5つ。5つ全てフィレンツェらしい朝食が揃いました!!
1.塩の入っていないパン
トスカーナ州の特産であるパン、パーネ・トスカーノです。他では見かけたことがありません。これはパンでは珍しく塩を使用していないパンなのです。塩には、旨味を引き出す役割も正常なパンの発酵を助ける役割も持っているので、どんな味なのか・・・初挑戦です。
ちなみにパンは1日たつと、硬くなってしまうのでまるごとではなく、その日食べる分だけ買って帰ります。多くのパン屋さんは量り売りしてくれます。
断面図はこんな感じでした。穴がたくさんで、空気をたくさん含んでいることがわかります。
食感も見た目と同じで、ふんわりです。塩の旨味がないため、小麦の味がよくわかります。ママレードを塗っても美味しかったのですが、私はこのままパクパク食べてしまいました。
2.ぺちゃんこのパン
Pugiというお店。日本の雑誌にも紹介されたことがあるらしく、紹介の記事がお店に飾られていました!このお店をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここのパン屋さんはスキアッチャータというパンが有名だそうです。押しつぶされた、という意味のパンで、確かにふわっとしているはずのパンのイメージからすると、ぺちゃんこのように見えます。
新鮮なオリーブオイルが美味しく、パリッとした表面とむちむちしたパンの内側の食感が最高でした。
3.レーズンとローズマリーの入った甘いパン
イタリア人は朝食に甘いパンを食べることが多いそうで、このようなパンが朝にはよく売れているようでした。
パン・ディ・ラメリーノというトスカーナ州オリジナルのパンです。レーズンとローズマリーの入ったパンで、レーズンを入れるのはわかるのですが、ローズマリーも一緒に入れちゃうの?と思っていました。しかし食べてみて納得です!表面にはママレードが塗られており、ローズマリーの強い香りが、ママレードとレーズンの甘さによく合っていました。
4.固焼きビスケット
トスカーナの伝統的なお菓子・ビスコッティーです。2回焼いたこのお菓子は固焼きビスケットのようで、専門店にはいろんな味が売られています。
そして、どの味もコーヒーとの相性ばっちりなのです!
上から順に、ヘーゼルナッツ入り、くるみ入り、レーズン入りです。
5.イタリアのサンドイッチ・パニーニ
ビスケットだけしか食べていない朝は昼食の前にお腹が空いてしまいます。
そんなときにはイタリアのサンドイッチ・パニーニの出番です!
まずはハムを選びます。どのハムにしても値段は同じです!そして、上段の野菜を選んで挟んでもらいます。ハムは見渡した時に一番に目が合ったものを選び、他は店員さんに合うものを選んでもらいました。選んでくれたのはオリーブオイル漬けのドライトマトとチーズでした。そして完成したのが・・・
ズーム写真が美味しさを物語っていると思いますが、最高に美味しかったです!
いかがでしたか?
フィレンツェは日本からの観光客が多い都市のひとつです。美味しい朝ごはんを探りながら観光すると、もっと充実した旅になるのではないでしょうか!
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