「塩を売るシリーズ」の完結編です。前回、手作り塩をウユニの街で売ったものの、完売ならず……。在庫を抱えて、ウユニ塩湖の対岸の街まで売りに行くことになったのですが、そこでは予期せぬ物語が待ち受けていました。
伝説のバス
デスクです。伝説の「ウユニ塩湖横断バス」をご存知でしょうか。僕も塩湖の中を走るローカルバスがあるというのは知っていたのですが、乗り場などの詳しい情報はなく……
と思ったら、普通に乗り場を発見しました。バスターミナルの外れ(PERUという通りを越えたあたり)にあります。
で、今回これに乗って塩を売りに行くのがLlica(リカ)という街。塩湖を挟んでウユニのまさに対岸、文字通り「ウユニの向こう側」な訳です。
これが噂のウユニ塩湖横断バスです。リカまでは5時間くらいだそうです。
塩湖の中を走るだけあって、ダブルタイヤ。気合い入ってます。
もちろん、僕ら以外は全員現地人です。たくさんの商品を抱えて行商に行く(帰る)人の姿もあって、僕らも仲間になった気分。
乗り込みましたって……
席が1つしか残ってなかったんです。だからデスクは席なし=通路です。ちなみに通路でも値段は同じで片道600円。
田中はデスクを差し置いて、
おばちゃんとスペイン語の勉強中。後に、このおばちゃんが大きな鍵を握ることに。
運転席から見た夕陽の美しさ
運転席に潜り込むことができました。塩湖に入る前の道から、
ほんとに塩湖の中に入っていきました。映っている人は運ちゃんではなく、左にカメラを振ると、
運ちゃんがいます。渋いです。
気がつくと日が暮れてきて、
フロントガラスにいっぱいに広がる夕陽の鏡張りに、見とれていました。
リカに到着するも……ここは……
暗闇の中バスが停まりました。「えっまさかここ?」思わずそうつぶやいてしまうほどの小さな街。
「ここ、絶対宿とかないよな……」
立ち尽くす二人。
そう、僕らは今日、ここに泊まらなければならないのです。帰りのバスは明日の午前までないのです! 途方に暮れていると、救世主が……。
田中の隣に座っていたおばちゃん!リカで先生をしているというおばちゃんに連れてこられたのが、
この謎の大きな建物。
中庭のこの建物に泊めてくれることに。お金は取られなかったので、やっぱり何かの施設だったみたい。
塩の行商スタート!
翌朝、街を回ってみると、リカはほんとに小さな街。
もちろん宿などはなく、昨日おばちゃんに助けてもらえなかったら………えらいことになってたぞ。
バスが泊まっている建物が昨日泊めてもらった建物なのですが、この通りがどうやら街のメインストリートのようです。
もちろん、ここに出店!朝市のような感じで人が集まっています。
でも、ウユニより苦戦しました。
田中と花売りのおばちゃん
いや、興味は示してくれるんですが、
バスの運転手さん。
なかなか買ってくれません。
結局、8個中、売れたのは2個。残り6個は子どもたちにあげて、完売(売ってないけど)!
ここでも、子どもたちにはウケがよかったなぁ。遊びたかっただけなのかもね。
とても一日で起こったとは思えない、何だか不思議な一日でした。最終結果としては、前回の赤字にバス代が上乗せされて、塩売りとはなかなか割の合わない商売です。
文・写真:デスク
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