タンデム(二人乗り)自転車で世界一周したsawaです。今年最後の投稿は、チベットの絶景10選をお届けします。チベットというと交通機関もままならず、許可証がないと入れない区域などもあり、個人旅行がしづらい場所のひとつです。そんなチベットを自由がきく自転車で東から西まで4000km走ったから出会えた絶景がありました。
走行ルート
A 昆明
C 色達
D シャングリラ
E 然烏湖
F ラサ
G チョモランマ
H グゲ・カイラス
I 国境未確定地域
1 シャングリラ郊外の湿地帯
シャングリラ(香格里拉)という街の郊外に広がっている湿地帯。夏にチベット族が放牧を行うその場所は、まさに理想郷の名にふさわしい。
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2 郷城の天空ルート
シャングリラから郷城の街までのルート。険しい山脈の合間にある悪路の幹線道路です。しかし峠から見る景色はどれも素晴らしいです。途中に絶景な温泉もあります。
関連記事→標高4000mを行くチベットの「天空バス」から見えた風景
3 ラルンガルゴンパ
東チベットのハイライト、ラルンガルゴンパです。狭い谷が赤い宿坊(お坊さんが寝泊りする場所)とゴンパ(寺)で埋め尽くされています。街には赤い屋根の数以上に、赤い袈裟を着たお坊さんがいます。
関連記事→【ありえない絶景】3万もの赤い屋根が谷を埋め尽くすラルン・ガル・ゴンパ
4 然鳥湖
然鳥湖は東チベットの奥地にある「チベットのスイス」と称される風光明媚な場所です。世界中に「○○のスイス」という場所は数あれど、本場スイスに負けていないアルプスの景色が広がっています。
5 72ヘアピンカーブと青いケシ
東チベットからラサに抜ける道は、ヘアピンカーブ連続の峠だらけです。特に、72ヘアピンカーブと呼ばれる場所は標高差2000mの登りです。峠にはヒマラヤの青いケシが咲き乱れていました。
6 ポタラ宮
言わずと知れた世界遺産のポタラ宮です。主のダライラマこそ居ませんが、ラサの中央にそびえる巨大なポタラ、近郊から見えるほど圧巻です。
7 チョモランマ
ラサからネパールへ抜けるエベレスト街道から見えるヒマラヤ山脈です。標高8000m級のアルプスが見渡せます。下写真の左がチョモランマ(英名エベレスト)です。
8 カイラス山
チベット仏教を含む4つの宗教の聖地であるカイラス山。その神々しさに納得です。カイラスの絶景を眺めながら1週50km以上のコルラ(山の周りを巡礼する事)をチベット人と一緒にすれば、煩悩を捨てられるかも知れません。
関連記事→【最後の秘境】4つの宗教の聖地であるカイラス山へ巡礼してきた
9 土林と遺跡
西チベットのインド国境付近の奥地には土林と呼ばれる、大地が侵食されてできた奇妙な渓谷が広がっています(写真上)。その景色は地球のものとは思えず、まるで火星に来たかのようです。また、土林の中にはかつてこの地に栄えたグゲ王国のグゲ遺跡(写真下)がひっそり佇んでいます。
関連記事⇒【忘れ去られたチベット古代都市】キュンルン銀城に行ってきた
10 インドとの国境未確定地域
インドとの国境未確定地域は、チベット遊牧民ですら居ないような荒野です。未確定地域の為、一般人は住んでいないので、自然がまさにそのまま残っています。
現在では、中国の政策により外国人が訪れるのが難しくなったチベットですが、またいつの日か、さらなる絶景を求めて走ってみたいものです。
文・写真:hirokazu sawa
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