台湾のナイアガラ「十分瀑布」はどのへんがナイアガラなのか確かめてきた

2017.02.20 07:00 
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台湾のナイアガラとも呼ばれる滝「十分瀑布」をじっくり観察してきました。

 

 台湾のナイアガラ?「十分瀑布」

こんにちは、はるぼぼです。先日、「台湾のナイアガラ」と呼ばれる十分瀑布に行ってきました。

ナイアガラの滝といえば、カナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州とのあいだに位置する世界三大瀑布のひとつ。

「台湾のナイアガラなんて、どうせ名前だけでしょ」と思いませんでしたか?…私は思いました。

「台湾のナイアガラ」が名前負けしているのか、実際に行って検証してみました。

 

台湾のナイアガラ・十分瀑布

 

十分瀑布(じゅうふんばくふ)は台湾新北市平渓区に位置する滝。

落差約20メートル、幅約40メートル。カーテン型としては台湾最大の滝で、半円形の形状とその美しさから、「台湾のナイアガラ」と呼ばれている。

基隆河の上流に位置する多くの滝のうちの一つであり、台湾鉄路管理局平渓線沿線の名所として知られている。

周辺は水の浸食作用と地形から多くの断層と奇岩が形成されており、速い流れと相まって、多くの滝と奇観を作り出しているが、十分瀑布はその最も有名、かつ、勇壮なものである。(Wikipediaより引用)

 

十分瀑布へのアクセス

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十分瀑布は、台北近郊のローカル線・平渓線の十分駅から徒歩でおよそ20~30分。

十分駅へは、台北から台鉄で瑞芳駅まで行き、瑞芳駅で平渓線に乗り換えて30~40分。

瑞芳駅での乗り換え時間も含めると、台北駅から十分駅まで、最低でも一時間半程度はかかります。

 

十分瀑布周辺はのどかなハイキングコース

十分駅周辺は多くの観光客でにぎわっていますが、駅から少し離れるとのどかな空気が流れる十分風景区に入ります。
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ここからさらに10分ほど歩けば、十分瀑布への入口が。十分瀑布周辺は公園として整備されており、滝をぐるりと取り囲むように遊歩道が敷かれています。
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街から離れて、自然のなかを歩くだけで気持ちがリフレッシュ…と言いたいところですが、十分瀑布公園には、「考える人」らしき謎の像や、
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タイを思わせる仏像が安置されたお堂、馬やダチョウの像などもあり、自然を単に自然のままにはしておかない独特のセンスに面食らう場面もありました。
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ついに姿を現した、台湾のナイアガラ

遊歩道を歩いて十分瀑布公園の奧に進んでいくと、ついに「台湾のナイアガラ」、十分瀑布の姿が。
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いかがでしょうか…。雄大な滝ですが、「ナイアガラ」と言われてしまうと、ちょっと物足りないような気もします。

 

しかし、よく見ると「自然の芸術」と呼ぶにふさわしい、力強くも優雅な滝。あまり手が付けられていない周囲の自然景観とあいまって、神秘的な美しさを醸し出しています。
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さまざまな角度から「台湾のナイアガラ」を満喫

しかも、十分瀑布公園では、滝を正面から、横から、上からと、さまざまな角度から眺めることができるのです。
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正直なところ、「台湾のナイアガラなんて名前負けじゃないの」と思っていたのですが、近くで見ると、やはり自然の造形には、人工物にはない迫力が感じられました。この日はあいにくの天気でしたが、それでも緑がかった水の透明感は見事。
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滝が流れる「ゴォー」という音のほかは、ほとんど何も聞こえない静寂の世界。水の音を聞きながら滝を眺めていると、頭の中がからっぽになり、「無」の状態になる爽快感を味わいました。

 

規模というか形が「ナイアガラ」

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十分瀑布が「台湾のナイアガラ」と呼ばれるのは、「ナイアガラのように迫力がある」というよりも、半円形でカーテン式の形状がナイアガラに似ているからのようです。

「台湾のナイアガラ」という異名は、名前負けといえば名前負けですが、「ナイアガラ」と呼ばれるれっきとした理由があるのです。

迫力はナイアガラにはとても及びませんが、台北から日帰りで気軽に行ける十分瀑布。私は行ってよかったです。

 

台湾のナイアガラ・十分瀑布、観光にはいいかも

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十分駅周辺の古い街並み「十分老街」や、同じ平渓線沿線にある猴硐(ホウトン)の猫村とあわせて、のどかな一日を楽しんでみてはいかがでしょう。

 


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はるぼぼ
和歌山出身。大学進学を機に上京。東京でのサラリーマン時代に当時19歳のドイツ人「ダーリン」と出会い、恋に落ちる。「なんとかなる」をモットーにドイツ移住を決意し、退職。5か月のアジア横断の旅を経て、現在はドイツ南西部で奮闘中。日本をこよなく愛するダーリンと、日本で美味しいものを食べまくるその日を楽しみにしている。 ▶ブログ ▶フェイスブック ▶Twitter  

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