まともなワインでボトル250円がザラだったりと、実はワイン大国のウクライナ。ムカチェヴォ・ワインフェスでは本格ワインをタダで飲みまくれるとのことで行ってきました。
どうも3度の飯より酒が好き。のんだくれの三矢(@hideto328)です。
今日はウクライナ西部ザカルパッチャ州のムカチェヴォで行われているワイン祭りについて紹介します!
ムカチェヴォでは毎年ワイン祭りが行われていてユリウス暦の年末年始に旧暦の新年お祝いもかねているみたいです。2017年は1月11日から15日の開催でその初日と最終日に行ってきました。
(世界の酒場を紹介する連載「世界酒場放浪記」のバックナンバーはこちら)
ムカチェヴォはコチラ。スロヴァキアやハンガリーのすぐ近くにあります。
ところでウクライナのワインってイメージ湧きますか? 湧きませんよね。僕もウクライナに来るまで全然イメージ湧きませんでした。
しかし、ウクライナのワイン、安いくせに結構やります。美味いんです。スーパーでは750mlのフルボトルがたったの250円とかで買えちゃいます。
そしてほとんどハズレなし。美味いんです。
日本ではなかなか手に入らないかもしれませんが、もし日本や海外で見かけたら手に取ってみてください。
さて、ワイン祭の会場は川沿いにある公園にありました。入り口には会場案内図。
ワイン祭りなだけあって、そのメインはワインの試飲販売です。何十ものワイナリーが出店していました。
有名ワイナリーなのでしょうか?ものすごく人でごった返している出店も。
多くの表彰状やメダルを展示してワインのクオリティをアピールしているワイナリーもあります。
樽に入れたり、瓶に入れたり、各ワイナリーそれぞれワインの陳列方法が違っていて興味深いです。
もちろんこのワインたち、基本的には試飲し放題です!
一杯一杯の量は少ないですが、どのワイナリーも「これを飲みたい、それも飲みたい」といっても嫌な顔一つせず、どんどん試飲させてくれます。
販売は瓶詰じゃなくてペットボトル入りが一般的でした。大体1リットル80~200フリブニャ(340~850円)。
スーパーで買うワインよりは少し高めですが、ワインの質自体は高いですし、試飲して自分好みのワインを買えること、そもそも試飲しまくれることからそこまで割高感は感じませんでした。
冬なのでホットワインも売っています。最高気温でも氷点下のこの時期のウクライナでは飛ぶように売れていきます。安いものだとたったの10フリブニャ(約42円)!
会場内にはレストランも出店しています。この地方独特の沿カルパチア料理が楽しめます。
買ったワインはそのまま持ち込んで料理と一緒に楽しむことができます。ワイン祭りならではの楽しみですね。
このワイン祭り、大人はもちろんのこと子供も楽しめるような仕掛けが沢山あることに気が付きました。
ジェットコースター、ゴーカートなど子供も楽しめる設備がしっかり整備されていました。
・物販コーナー
会場内ではワイナリー以外にも物販コーナーがあり、
そこでは伝統工芸品や子供のおもちゃ、ワインのつまみにぴったりな加工食品などが販売されています。
・ステージでのイベント
メインステージでは、ワイナリーの表彰式や伝統民謡の演奏などが行われていました。
冬の代名詞「寒波じいさん」(ロシア圏版サンタクロース)と雪の精も登場で子供たち大喜び!
夜ともなるとすごい人出です。なかにはほろ酔い気分で音楽の演奏に合わせて踊る人まで現れました。子供たちも最前列で楽しそうに踊っていました。
お酒のイベントとなると、大人だけのもの、子供を連れて行くなんてけしからん!と思ってしまいがちですが、このワイン祭では家族連れでやってきている人たちをたくさん見かけました。
大人だけじゃなく、子供も楽しめる。
お酒のイベントも企画次第では老若男女みんなが楽しめるなんて素敵だなあと感じました。
(世界の酒場を紹介する連載「世界酒場放浪記」のバックナンバーはこちら)
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