こんにちは!
世界新聞のデスクです。
世界一周を含めこれまで35か国以上を旅してきました。
はじめて旅らしい旅に出たのは、大学生の時。サッカー日本代表を追いかけて行った中東のオマーンでした。
あれから15年近くが経ちました。
バックパッカーで1年間世界一周したり、ボリビアのウユニ塩湖に取材に行ったりと、それなりにバックパッカーとしての経験を重ねてきたつもりです。
僕にとってバックパッカーとは、自分らしい旅を実現するための「手段」です。
「バックパッカー」=「貧乏旅行」というイメージは過去のものであり、今や多くの旅人が新しいテクノロジーやサービスを駆使して旅を楽しんでいます。
自分らしければ極端な話、バックパックを背負う必要すらなく、空港のラウンジでワインで乾杯したっていいのです。
バックパッカーとは固定観念にとらわれず自由に、そして自分らしく、世界を渡っていく人たちのことを言うのだと思います。
とはいえ、自分らしい旅を実現するためには、「安全」であることが前提となります。強盗や病気などのトラブルに遭ってしまえば、旅の楽しさは半減します。
僕も世界一周中にインドで入院して、あの時はマジで笑えなかったですから…。
そこで、この記事ではこれからバックパッカーする人に向けて、僕が実践している海外でのトラブル対策について書いてみたいと思います。
僕はこれまで中南米など治安が悪いとされる地域にもたくさん行きましたが、強盗などの犯罪に巻き込まれたことはありません。一度だけペルーでスリに遭ったくらいです。
僕が心がけていたことはたった一つだけです。
それは…
トラブルに遭わないようにするということ。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、そもそもトラブルに遭わないにすること。これが海外での防犯対策の鉄則です。
では、海外でトラブルに遭わないためにはどうすればいいのでしょうか。
僕は旅中、たったひとつのことを徹底しています。
それは…
情報収集し、治安の悪い(悪そうな)場所に近づかない
基本的にこれ一つでかなりトラブルが防げます。
海外では日本で「治安が悪い」と言われていても、行ってみるとそうでもないと感じることがほとんどです。
そして、(現地で)治安が悪いとされているのはその国の一部の地域です。
下記は僕が世界一周中に書いた記事からの引用。
メキシコの首都・メキシコシティの宿の管理人にメキシコの治安について話を聞いた時のことです。
「みんなそう言うの。最初は。『メキシコは治安大丈夫ですか?』って。でも、歩いてみてわかったでしょ。
危ないところにいかなきゃ大丈夫。メキシコにも危ない場所はあるけど、それはどこの国も一緒だよね」
危険なイメージしかないメキシコを旅して気付いた大きな誤解-GIGAZINE-より
現地の治安を知る上でオススメなのが、現地人に話を聞くことです。
僕は世界一周中、新しい街に着いたら、ホテルの人に「絶対に行ってはいけない場所」を確認するようにしていました。
治安の悪い(悪そうな)場所に近づかないということに加え、以下のことも心がけていました。
・荷物は1秒たりとも身体から離さない
→置くときも手や足を絡ませておく
・人混みではリュック、ショルダーバックは前に抱える
・財布にチェーンをつける
・現金とクレジットカードは分散して持つ
・基本的にクレジットカードでお金を管理する
→海外キャッシングで必要な分だけ現地通貨を引き出す
・パスポートとクレジットカード(1枚)をマネーベルトに入れておく
→「これだけは守る」という意識で。ドミトリーでは寝る時も装着
・常に周囲に注意を向ける
→特に ATMでお金をおろした後
・宿の中でも気を抜かない
→特にドミトリー。バックパックはベッドにワイヤーで固定etc
・不安な時は複数人で行動
・不安な時はタクシーに乗る
・深夜は出歩かない
以上のような対策で、強盗や盗難などのトラブルはかなり防げます。
しかし、防ぎようのないトラブル、それが「病気やケガ」です。
僕は世界一周中、インドで入院したことがありました。
マラリアだったのですが、この時に痛感したのが海外旅行保険の重要性です。
海外旅行保険無しでバックパッカーしている人もいますが、必ず海外旅行保険はかけていくべきです。
僕がインドで入院(1週間)してかかった金額は10万円程度でした。
日本に比べて安いと言われているインドの医療費ですが、もしこれを自腹で払うとなっていたら、かなりのダメージを受けていたと思います。
現金にせよ、クレジットカードで払っていたにせよ、キャッシング(現地通貨引き出し)・ショッピング枠がごっそりなくなることになり、後の旅に大きな支障があったでしょう。
僕の場合、海外旅行保険に入っていたので、医療費は保険で賄うことができました。
また、海外旅行保険にキャッシュレス診療がついていたので、病院とのお金のやり取りは一切ありませんでした。
キャッシュレス診療とはその名の通り、医療費を支払わずに診療が受けられるサービスです。
直接保険会社に請求が行くので、患者は医療費を建て替える必要すらありません。
当時の僕はマラリアで身体がかなり弱っていたので、このキャッシュレス診療ほどありがたいものはなかったです。
お金の心配をせず、安心して治療に専念することができました。
とはいえ、海外旅行保険に加入するとお金がかかります。
長期旅行ともなるとかなりの額になります(僕の場合1年で10万円程度でした)。
バックパッカーはなるべくお金をかけたくない人も多いでしょう。
そんな人にオススメなのが、クレジットカードの海外旅行保険を活用することです。
クレジットカードの海外旅行保険と侮るなかれ。
最近のクレジットカードの海外旅行保険は補償額も多く、キャッシュレス診療まで付いているのもあるのです!
僕は世界一周中、三井住友VISAカード(クラッシックカードA)をメインで使っていました。
海外旅行保険は自動付帯でキャッシュレス診療にも対応、疾病/傷害治療はそれぞれ100万円なのが心もとないですが、トラブル時のサポート対応が良かったので、ずっと愛用しています。
最後に僕が考えるバックパッカーにおすすめのクレジットカードは以下のような条件を満たしたものです。
ご参考までに。
・付帯海外旅行保険がキャッシュレス診療に対応しているか?
キャッシュレス対応でおすすめはこちらの記事
・付帯海外旅行保険が自動付帯(持っているだけで保険が適用される)か?
自動付帯でおすすめはこちらの記事
・付帯海外旅行保険の疾病/傷害治療の補償は200万円以上あるか?
200万円以上のおすすめはこちらとこちらの記事
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