ホーチミンより約3時間。ベトナムのビーチリゾート「ブンタウ」に、手作り感満載な世界武器博物館があると聞き行ってきました…!
こんにちは!ペレストロイカ岸本です!
地球の歩き方によると熱海っぽいらしいですが、僕は湘南だと思ってます。キレイでないビーチの例えとして湘南を引っ張り出してきたのですが、ベトナム人の友達が「リゾートだ!」と言って一歩も譲らないので、熱海という例えで妥協した次第です。
ブンタウは、ベトナムの都市で、バリア=ブンタウ省の南東部に位置する。旧省都。フランス植民地時代の呼称はサンジャック (Cap Saint Jacques)。人口約24万人(2004年)、面積144平方キロメートル。ホーチミン市から気軽に行ける海水浴場としても有名。参照:Wikipedia「ブンタウ」
…フランス植民地時代の呼称がかっこいいですね!
最近では、ベトナムあるあるの工業廃水による魚の大量死に関して、道路上に魚の死体を並べるゲリラデモで渋滞になったり、薬物中毒患者更生施設で集団プリズンブレイクがあったりと、ハードコアな事件が相次いだりもしています。
それはともかく、ブンタウはシーフードが美味しいことで有名です。「bánh khọt(バインコット)」という揚げたこ焼きみたいな郷土料理がとても美味しいので、ぜひご賞味ください!
ホーチミン市のミエンドンバスターミナル(bến xe miền đông)より、旅客バスで約3時間でブンタウにつきます。ブンタウ市内は大きな街ではないので世界武器博物館までは「bảo tàng vũ khí cổ」か「98 Trần Hưng Đạo」と、タクシーの運転手に見せたらすぐに着くと思います。
世界武器博物館(Worldwide Arms Museum)
※注意:ブンタウでは、タクシーの運転手とぼったくりレストランが結託している場合があります。タクシーの運転手に「シーフード食べたいか?」と聞かれたら、無視して大丈夫です。
外国人は倍額の10万ドン(約460円)取られます。東南アジアの寺院や観光地では、そういう料金システム取るところが多いですが、世界武器博物館のオーナーも外国人…。
世界武器博物館のオーナーはイギリス国籍のロバートテイラーさん。若い時から武器の蒐集を始めて、この世界武器博物館には2500もの武器が展示されています。そのうち1500が銃です。
フロイト先生が銃を男根のメタファーと表現して久しいですが、イギリス人のロバート氏は痴情に揉まれて世界武器博物館を開いたのです…!
20年ほど前、ベトナムの法律では外国人が博物館を経営することはできなかったのです。そこでロバート氏はベトナム人女性と結婚してオープン。順風満帆のはずでしたが、オープン以降、妻がお金を勝手に使い込んで果ては三行半を叩き付けられ、裁判中は一時閉館という騒ぎになりました。
…涙ぐましい!
武器マニアを標榜するロバートさんの面目躍如と言ったところでしょうか、洋の東西を問わず、武具や衣装が所狭しと展示されています。さながら服を着た兵馬俑とでもいいましょうか。
展示物の漢字に手作り感が出ており、「コレ本物…?」と思ってしまいました。真偽のほどは不明ですが。
ミュージアムショップで博物館のセンスが問われる…と言っても過言ではないと思っているのですが、世界武器博物館ではイラク戦争トランプを買いました。(15万ドン/690円)
ちなみにエースはサダムフセインでした。
とりあえず色んな意味で圧倒的な世界武器博物館ですが、軍服コスプレコーナーもあるので集団でも楽しめると思います。
ベトナムの熱海…いや湘南のブンタウで、世界武器博物館。どうでしょうか!
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