まるでドラゴンボールのOP風景!興坪の絶景を3パターンで攻めてきた(中国・桂林)

2016.10.24 07:00 
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まるで水墨画のような世界が広がる中国・桂林の村、興坪(シンピン)。陸・水・空&時間差と、あらゆる角度から絶景を攻めてきました。

 

中国の絶景が広がる村、興坪(シンピン)

こんにちは!絶景を求め夫婦で世界を旅しているBack to the Natureのおだやんです!

ゆったりと流れる漓江とニョキニョキと生えた奇岩。まるで水墨画のような世界が広がる中国の桂林。その郊外にある村「興坪」で、船や山の上などあらゆる角度から絶景を堪能してきました。

絶景好きには見逃せない風景です…!

 

桂林市内から興坪はバスで約3時間

興坪鎮

 

アクセス:広西チワン族自治区の中心都市・桂林の市内からバスで陽朔という街へ。一人35元/560円。所要時間2時間。 陽朔の南バスターミナルでミニバスに乗り換えると興坪に到着です。一人10元/160円。所要時間50分(陽朔へは、広州など近隣都市から直通長距離バスも運行しています)

 

歴史を感じる興坪の街並み

興坪、正式には「興坪鎮」(鎮は日本でいう村のような単位)は1800年も前の三国時代に出来た村。数千人に満たないこの村には古い街並みが今でも残っていて、歴史を感じる石積みの家にはいまも人々が暮らしています。
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興坪の旧市街の端には、小さなお土産売り場があります。
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興坪には中国人観光客がちらほらいましたが、1週間滞在しても外国人観光客を見かけることはほとんどありませんでした。英語もほとんど通じません。そのためか、「秘境にやって来た!」という感覚になり、冒険心をくすぐられます…!

 

興坪を流れる川「漓江」沿いから見る絶景

この村は中国紙幣の絵柄にもなるほど有名な川「漓江」のそばにあります。村の中心部から川岸までは徒歩5分ほど。

 

漓江(りこう)は広西チワン族自治区の東北部を流れる川。全長426キロメートル。水質は澄んでおり、両岸の景色は風光明媚、特に桂林から陽朔に至るまでの景観は名高く、国家重点風景名勝区に指定されている。参照:Wikipedia「漓江

 

その川岸に立つと、川と奇岩が織りなす絶景に圧倒されます!
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川幅は広い場所で100mほど。川の流れはゆっくりと落ち着いていて、見ているだけで癒されます。
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この興坪、実は桂林から陽朔までの区間を大型船で下る「漓江クルーズ」のハイライト。しかし多くの人は船を降りることなく船上から見るだけで通り過ぎていく場所だったのです。

そんな漓江クルーズのハイライトでもあるこの絶景で「ただ川岸を眺める」だけではもったいない!

…ということで、場所を変え時間を変え、さまざまな方法でこの絶景を堪能することにしました!

 

興坪の絶景の攻め方その1 イカダで川下り

まずはこの桂林で最もメジャーなアクティビティのイカダ下り、通称バンブーラフティングで絶景を攻めます。朝、川岸で客引きをするイカダの乗り手に声をかけ、50分で160元/2500円で乗せてもらうことにしました。
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ちなみに、イカダと言ってもモーターで動きます。

 

川下り開始早々、視界に絶景が飛び込んできますが、絶景すぎて、脳みその処理が追いつきません。
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まるでドラゴンボールに出てきそうな景色に圧倒されっぱなし。
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左右どちらを見ても大きな岩山。イカダからだと間近で見ることができ、迫力満点です!
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進むこと10分、変な形の岩が見えてきました…地元での呼び名は「螺旋山」。見たまんまの名称の螺旋山は、この川下りの見どころの一つ。
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イカダに乗って25分ほどで、折り返し船着場へと戻ります。
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川岸から見る景色と違って、進み続けるイカダからの景色は常に変化していくので、50分間全く飽きることのない絶景体験でした!

ちなみに、昼になると桂林からの大型クルーズ船が往来し始めるので、川下りをするなら朝がオススメです。イカダの乗り手は朝7時くらいから対応してくれます。

 

興坪の絶景の攻め方その2 老寨山に登る

次に向かったのは興坪の旧市街のすぐそばにある「老寨山」という山。老寨山には展望台があるとのことなので登ってみました。
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村の中心部から徒歩5分の船着場の脇に、登山道の案内板が出ています。

 

早朝の景色が綺麗と聞いたので、日の出前から登り始めました。
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山頂まではひたすら急な階段が続きます。なんとこの山頂までの階段、かつてこの山の麓で民宿を経営していた日本人の男性がたったひとりで整備したそうです。

 

そして登ること30分、ようやく山頂に到着。奇岩が奥の方まで重なっている様子が見え、地上とはまた違う絶景が堪能できました。
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さらに山頂ではこんなヒヤヒヤする写真を撮ることができます。
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まるで崖に腰掛けているような写真。実はこの下にさらに段差があるので誰でも安全に撮影できるのです。老寨山の山頂まではたったの30分。案外手軽に、地上とは違う奥行きのある絶景が楽しめますよ!

 

興坪の絶景の攻め方その3 朝と夕方を攻める

最後に紹介する絶景の楽しみ方は朝焼けと夕焼けの時間に景色を見るというもの。これが、日中に見る景色とは全く違って見えるのです。

 

日の出前の漓江
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川岸にいくつも点在する展望台から見た漓江の景色。一面真っ青な世界。全ての時間帯のなかで最も水墨画に近いように見えます。

 

日が暮れる漓江​
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今度は夕焼けに染まる時間帯。朝と違って、一面オレンジ色。漓江は村の西部を流れているので夕焼けと川を一緒に楽しむことができます。ちなみに上の写真の中央に写る川の上に見えるシルエットは地元の漁師さんです。

 

日が暮れる漓江​その2
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また別の日の夕暮れには、景色がピンクに染まる時もありました。

 

奥の方には、岩山のシルエットが幾重にも重なります。
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日が暮れる直前の漓江
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雲の有無などその日の天候によってさまざまな色合いの風景を楽しめます。

 

攻めがいのある飽きない絶景、興坪

息を呑む絶景が広がる中国・桂林の興坪。さまざまな方法でいろんな角度から絶景を楽しむと、さらに村の奥深さを味わうことができました!

 


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おだやん

おだやん

1987年生まれ。大学時代に北米最高峰マッキンリーの単独登頂、野生のヤギを食料に10日間の無人島生活に挑戦するなど様々なサバイバルに挑戦。卒業後、NHKでディレクターを4年間経験したのち、2016年5月より妻・ちょくとともに世界一周の旅を開始。旅のテーマは「絶景&自然&動物」一眼レフで映像を撮影中。▶︎ブログ ▶︎Facebook

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