終夜運行に運賃無料だと…?胸躍るメルボルンのトラム事情を在住者が解説

2016.08.23 07:00 
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世界で最も住みやすい都市ランキング」6年連続1位の、オーストラリアのメルボルン(2011〜2016)。そんなメルボルンを象徴するかのような存在が、信じ難い便利さのトラム(路面電車)。夢のような週末の運行時間や運賃無料エリアなど、実体験に基づいたトラム事情を紹介します!

 

メルボルンはトラムの街

こんにちは!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です(最近はポケモンマスターも目指しています)。早いものでメルボルンに移り住んでからもう1ヶ月。地理もだいぶ掴めてきました。


(連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?​」バックナンバーはこちら

 

路面電車(Tram/トラム)は、道路上をを走行する電車。メルボルンのトラムのネットワーク規模は世界最大線路全長250km、トラム493台、ルート25通り、1763駅。(※2014年時点)Wikipedia「路面電車」、「Trams in Melbourne」参照。

 

トラムだらけなメルボルンの中心部「CBD」

僕が住んでいるのも働いているのもCBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)というエリア。メルボルンの街の中心街です。上の地図のように碁盤目状に作られた街中では、路面電車のトラムが縦横無尽に走っています。
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日本では戦後、鉄道の高速輸送にシフトして徐々に姿を消してしまいましたが、ここメルボルンでは今でもこんなにトラムの路線が充実していて、市民の足となっています。
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ちなみにトラムの車内は揺れも少なく、至って快適です。
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メルボルンのトラム利用に欠かせない「myki」

トラムに乗るにはまず「myki」というカードが必要です。通常のカードは1枚14ドル(約1120円)で購入でき、8ドル(約640円)分の運賃が含まれていて、電車やバスでも使えます。後は乗車時に車内で端末にタッチするだけ。
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「myki」のシステムが賢い

トラムの乗車賃は1回3.8ドル(約304円)と意外と高めですが、タッチしてから2時間以内であれば何度乗り換えても追加料金はかかりません

2時間以上経過してから再乗車すると新たに3.8ドルかかりますが、合計の支払い料金が7.9ドルに達した場合、その日は何度乗っても追加料金はかからず、事実上1日乗車券のような扱いになります。

 

メルボルンの中心部「CBD」ではトラムがタダになることも

こちらは一般的なトラムの停留所です。
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CBDにあるトラム停留所にはだいたいこのような表示が。そうです、読んで字の如く「トラム無料ゾーン」。メルボルンのCBDではトラムの運賃が無料なのです!
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黄緑色の「トラム無料ゾーン」内部であれば、お金をかけずにトラムで楽に移動出来ます。
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この便利さに加えて、終夜運転もするトラム

メルボルンのトラムの凄いところは「トラム無料ゾーン」だけではありません。路線によってはトラム停留所にこのような白黒の三日月マークがあります。
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これが書いてある路線はなんと……週末に限り、本数を減らして終夜運転しているのです。ちょっと郊外でお酒を飲んでも終電を気にせずに済むのです。しかも運賃は変わらず、トラム無料ゾーン内ならもちろん無料!

酒飲みとパーティー好きにはありがたいサービスです。

 

移動だけじゃないメルボルンのトラム

こちらは最新式のメルボルンのトラム車両ですが、
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時々、こんなレトロなトラムを見かける事も。よく見るとレストランと書かれています。「The Colonial Tramcar Restrant」という名前で、12時45分、17時30分、20時20分の3回、メルボルンの街中をトラムで巡りながら食事が楽しめるツアーもあるようです。
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レストランのトラム「The Colonial Tramcar Restrant」の詳細はこちら

 

メルボルンではトラムをフル活用することになる

海外の乗り物って勝手が分かるまではなかなか手が出にくいかとは思いますが、実際使ってみるととても便利なトラム。ワーキングホリデーでメルボルンに滞在しようと思っている方も、旅行でメルボルンに来る方も是非トラムをフル活用してみてください。

(連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?​」バックナンバーはこちら

 


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植竹 智裕
1986年、東京都多摩市生まれ。会社を辞めて早5年、世界一周・旅行記出版を夢に俳優業など手を出しつつゆるやかに資金を貯めてきた植竹、ついに日本を飛び出し世界から色々な体験記をお届します! 帰国後のお仕事のご相談もお待ちしております!旅のオフショットはインスタで。ブログTwitter

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