「マクドナルドがフィリピンでシェア1位になれない原因」と言われるほどのファーストフード店、ジョリビー(Jollibee)。ハンバーガーだけでなく、フィリピン人に聞いた現地の人気メニューも食べてきましたが、人気の理由はその独特な味にあるみたいです…。
こんにちは、milkchocolateです。
突然ですがこちらの不思議なキャラクターをご存知でしょうか。
彼の名は「ジョリビー」(Jollibee)。フィリピンの国民食とも呼ばれる大人気のファーストフード店「ジョリビー」のキャラクターです。
ジョリビー(Jollibee)はフィリピンのファーストフードチェーン店。2006年3月現在、フィリピンに1287店舗、フィリピン以外の諸外国に161店舗を構える。蜜蜂を模したマスコットが特徴。 マクドナルドがフィリピンでシェア第一位になれない原因は、ジョリビーがあるからだと言われている。 Wikopedia「ジョリビー」参照。
ジョリビーはフィリピンのいたるところにあります。3歩歩けばジョリビーに当たると言っても過言ではありません。外観はこちら。ミツバチのキャラクター「ジョリビー」が目印です。
そこら中に店舗があるにもかかわらず、いつもとても混んでいます。特にお昼時は並ぶこと必至です。
空港のジョリビーに至っては、入れないほどに混んでいます。観光客ではなく、フィリピン人で。
ちなみにフィリピンにはマクドナルドもたくさんあるのですが、ジョリビーほどは混雑していません。
マクドナルドの店内も普段はこの通り…
マクドナルドがフィリピンではシェア1位を獲得できない、という情報は本当のようです。
そんな大人気のジョリビーで、早速ハンバーガーを食べてみます。こちらは「Yumバーガー」(30ペソ/約66円)。
ソースはこんな感じ。食べてみると…
うん、甘い。ハンバーガー、甘いです。薄いバンズもどことなく甘く、パテにかかっているクリームも甘い。甘いケチャップと甘いマヨネーズのような味です。
まずくはないですが、これがフィリピンの国民食なのでしょうか…?
よく周りを見渡すと、誰もハンバーガーを食べていないことに気付きました。
メニューをよく見ると、メインはハンバーガーではなく、チキンと米。まるでファミレスのようなラインナップです。
フィリピン人に聞いた、フィリピン人が本当に食べている人気メニューを紹介します。
1 フライドチキン
フライドチキンに米が付いてきます。
チキンはジャンクな味で、おいしい!
衣がサクサクしており、中の肉もジューシーです。茶色のソースはグレービーソースですが、不思議なスパイスが効いていて、甘いです。あまりおすすめはしません。それにしてもフライドチキンと米…。最初は不思議な気がしましたが、慣れるとおいしくなってきます。コーラで流し込むのがフィリピン流です。
2 スパゲティ
見た目は普通のミートソーススパゲティです。トマトソースにはソーセージがたっぷり入っており、さらにそこへたっぷりとチーズがかかっています。その味は…
甘い!!めちゃめちゃ甘い!!!!!
フィリピンではケチャップといえば「トマトケチャップ」ではなく「バナナケチャップ」という甘いものが主流であり、このスパゲティもバナナケチャップを使っていることが甘さの理由です。もちろんチーズも甘いです。麺はフニャフニャと柔らかく、トマトスパゲティの概念を根底から覆す不思議な一品でした。
何を食べても甘く不思議な味がするジョリビー。甘い味付けが好まれるフィリピンにおいてジョリビーが人気な理由は、味わうことで身を以て理解できました…。
一口目は予想外な味に驚きますが、食べているうちになんだか癖になってしまう中毒性の高さ、ぜひフィリピンで挑戦してみてください。
(ジョリビーの店舗情報はこちら)
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