聖地リシケシでヨーガをして◯◯の考え方が変わった話

2016.03.25 11:00 
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「ヨーガの聖地」として有名なインドのリシケシ。本場のヨーガはもちろん、現地でのベジタリアン生活やスローライフを通じて、わたしに起こった変化とは…?

 

ヨーガ嫌いな私が聖地でヨーガに挑戦

ドイツ南西部在住のはるぼぼです。今回はインドの「ヨーガの聖地」リシケシでヨーガ修行しつつ12日間滞在したときの体験をレポートします。

フィットネスでエクササイズのヨーガ経験はあるものの、正直ヨーガは好きではなく、「動きが少なくて退屈…」という印象でした。でも「ヨーガの聖地」に来たからには挑戦せずにはいられない!ということで、本場のヨーガを体験してきました。

 

ヨーガ
北米などで流行しているフィットネス的なヨーガは宗教色を排した身体的なエクササイズとして行われているが、本来のヨーガはインドの諸宗教と深く結びついており、バラモン教、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の修行法でもあった。Wikipedia引用。

 

ビートルズも修業したリシケシ

山に抱かれたガンジス川を臨むリシケシ

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リシケーシュ(Rishikesh)は、インドのウッタラーカンド州、デヘラードゥーン県の都市。ヒンドゥー教の聖地でもある。ハリドワールから43キロ南西の地点に位置。Wikipedia引用。

アクセス:デリーよりバスで6時間、又はタクシーで4時間

 

街中の壁には「YOGA TEACHER」…流石はヨーガの聖地。ビートルズが修行しにきたこともあるそうです。

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リシケシでは強制的にベジタリアン生活

もちろん、リシケシにも牛はいますが牛肉は食べられませんでした…。

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肉食を奨励しないヒンドゥー教徒の聖地でもあるリシケシには、肉や魚を使った料理がないので、おのずとベジタリアン生活になります。

 

日本食が食べられるカフェの食事はこんな感じ。

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急にベジタリアン生活になっためか倦怠感を覚え、体に力が入りにくいように感じましたが、慣れてくると段々体が軽くなっていきました。チーズやヨーグルト、豆腐などのたんぱく源を意識的に摂るようにしていました。

 

リシケシでは本場のヨーガが250円〜

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リシケシには無数のアシュラム(ヨーガ道場)やヨガ教室がありました。レッスンの内容も様々で、「ドロップイン」というお試しコースから、「ティーチャートレーニングコース」というインストラクター養成のコースまで、幅広いラインナップ。いくつかドロップインを受講してみたところ、1レッスン65~90分/150~300ルピー(約250円〜505円)が相場のようでした。

 

「ヨーガ」=「哲学」と感じた本場のレッスン

日本語も話せるラジェンドラ先生が教える「Rajendra Yoga and Wellness Centre」でのヨーガ体験は中でも印象的でした…

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ラジェンドラ先生は、一人一人のレベルや体質に合わせてレッスンを行ってくれるので、初心者でも基礎から固めることができます。「インヘール(吸って)、エクスヘール(吐いて)」と、先生の穏やかな声に合せて呼吸しながら体を動かします。

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日本のフィットネスクラブでは長く感じた90分のレッスンも、ここではあっという間でした…。ひとつひとつの動きに取り組んでいるうちに、自然と時間が過ぎていきました。

 

ラジェンドラ先生によると

「ヨーガとは意識と身体、呼吸をつなげること。体が動いていても意識がそこになければそれはヨーガではなく、単なるエクササイズだ」

…だそうで、ヨーガはヒンドゥー教においては修行の一部で、「悟り」に近づく手段でもあるそうです。

 

実際にやってみると、「深い呼吸が難しい」など、普段気付かなかった自分の身体の特徴に気付いたり、「今この瞬間に集中する」という感覚を教わったように思います。「ヨーガは自分の心と体との対話」であり哲学ともいえるのではないかと感じる体験でした。

 

スローライフの極地で「贅沢」の考え方が変わった

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リシケシでの毎日はとてもシンプル。健康的な食事をし、ヨーガのレッスンを受け、合間に本を読んだり、人と会話したり…派手な観光地や娯楽はなく、人との会話や、ヨーガを通じた自分との対話を娯楽としている自分がいました。

 

…そんな何でもないようなことが贅沢と思えたリシケシでの体験でした。

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はるぼぼ
和歌山出身。大学進学を機に上京。東京でのサラリーマン時代に当時19歳のドイツ人「ダーリン」と出会い、恋に落ちる。「なんとかなる」をモットーにドイツ移住を決意し、退職。5か月のアジア横断の旅を経て、現在はドイツ南西部で奮闘中。日本をこよなく愛するダーリンと、日本で美味しいものを食べまくるその日を楽しみにしている。 ▶ブログ ▶フェイスブック ▶Twitter  

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