インドでは日本ではありえないことが次々と起こる訳ですが、インドは水すらも床に置かせてくれないというお話。
こんにちは!インドの美大に留学して半年以上経ったいのうえです!
シャンティニケトンという村の女子寮で、バングラディッシュ人ルームメイト2人と一緒に暮らしています。私は寝室に、5リットルのペットボトルの水を買い置きしているのですが、ある朝、水を飲もうとペットボトルに手を伸ばすと、私の水に異変が…。寝ている間に起こっていた、あるおぞましい事実に気づくのです…。
こちらが女子寮の私の部屋。座っている場所が私のベッドです。私の大事な水は…
朝、喉が渇いたな…とペットボトルを手にした時に、いつもとは違う異変を感じました。ここからは一部始終をイラストでお伝えします。
私:「あれ?なんだろう…ゴミ…?」
…ペットボトル内の水面に何やら黒い物体が浮かんでいることに気が付きました。もっとよく見てみると…
どうやらもぞもぞ動いてたんですね…無数の小さな黒い点が。
わかりますかね…寝起きで見るこのおぞましさ。
実はこれ…
100匹はいるであろうアリの大群が、密集して浮かんでいたのです…。どうやらフタの隙間から入り込んだみたいです…。あまりの衝撃に写真を撮ることができませんでした。
ミネラルウォーターのミネラル成分のほんの微かな甘みにアリが寄って来たようです。床にこぼしてしまった時に気づいたのでしょうか…。
「インドに留学するなんてよっぽどの猛者だね」と言われてきた私も女の端くれ。アリの大群がうじゃうじゃと動き乱れている光景に頭は思考停止状態になり、自分でどう動いたのか覚えていないほどの機械的な速さでトイレまで直行しました。
まだちょっとしか飲んでない5リットルの水を全て流し、全てのアリを水で流しきるまで一心不乱に洗いました。
…洗い終えたペットボトルを壁際に置いて一息入れた数十分後…
いくらなんでもしつこすぎるでしょこれは…!
まあ部屋の中にアリの巣があるくらいですから仕方のないことなのでしょうが、それにしても床には大量のアリ…。
それからは、アリ撃退用の殺虫剤入りチョーク「アントチョーク」で床に魔法陣を描くことにより対処しています。お菓子や食器を置く場所にしか使用していなかったのに…
日本ではふと横目で見る程度の「アリ」とこんなに戦うことになろうとは…。刺激的なインドライフに少し疲れた出来事でした。
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