「将来、授業で使えるネタ(自然現象etc)」を求めて世界一周中のぞーしきが出会った、アジアの自然たち。自然は偉大です。
こんにちは!旅する理科教師ぞーしきです。僕は今、ビザや保険の関係から一時帰国しています。この機会に、この半年で周ったアジアの自然について振り返ってみようと思います。
インドネシアのジャワ島にあるイジェン火山です。この火山は赤いマグマではなく、青い炎を生み出します。
その原因は硫黄です。硫黄は燃焼する際に高温になるので、青く輝きます。
その硫黄が地面に結晶化すると、また違った絶景を生み出します。
総評:ここは僕の旅の中で一番アドベンチャラスな場所でした。深夜に、硫黄が立ち込める中、2時間登山した後に見る青い炎は心に染みます。冒険好きには是非ともお勧めしたい場所です。
詳細記事→青い炎の火山!?常識をくつがえす絶景・イジェン火山に行ってきた)
ここは、泥の下に10以上の村が埋まっている被災地です。泥火山と言って、泥とガスが地中から8年間噴出し続けている場所です。2037年まで続くと予想されています。
白い煙が噴火口です。その周辺まで行くと、視界のほぼ360°が泥に覆われます。その景色には言葉を失います。
周辺には泥に埋まっている家も見受けられ、被災地である実感が掴めます。
総評:辺り一面泥という別の惑星に降り立ったような感覚を味わうとともに、自然の脅威を思い知らされました。被災地ということを忘れないで見学してほしい場所です。
詳細記事→シドアルジョの泥火山はとんでもない被災地だった
ここは数千匹のホタルがマングローブの木に集まる場所です。一年中見ることができます。
対岸のマングローブの木一帯で点滅するホタルと満天の星空のコラボレーションは必見です。
総評:数千匹のホタルが見られる場所は世界中でも数少なく、とてもロマンチックな場所です。ホタルと星のコラボから、ホタルの語源の一説である「星垂る」をぜひ感じてください。
詳細記事→ホタルの語源を知っていますか?マレーシアで「真夏のクリスマスツリー」を見てきた
この公園内には約300の洞窟があると言われています。中でも「天国の洞窟」と呼ばれるものは鍾乳石とライトアップの相乗効果により、何とも神秘的な場所になります。
こちらは「ホンニャ洞窟」です。まるで生物のような鍾乳石も見受けられました。
総評:ホンニャ洞窟内を小舟で進む際に、オールの水を漕ぐ音が洞窟内に響き渡り、その音を聞きながら鍾乳石を観察している時がとても心地良かったです。都会の喧騒を忘れられる場所です。
詳細記事→ベトナムにある「天国の洞窟」フォンニャ=ケバンに行ってきた
5 エベレストトレッキング・カラパタール(5545m):ネパール
アジアで山と言えばやはり……エベレストです。一般人がトレッキングで登れる最高峰はこのカラパタールの5545mです。2週間程日数は必要ですが、その分登頂した時の感激も一塩です。
もちろん、目の前にエベレストが広がります。エベレストをはじめとする山々が織り成す自然の造形美、加えて空と雪と山のはっきりとした自然の色使いが見るものを圧倒します。
登山初心者の僕でもなんとか登れましたが、「私にはムリ!」って人は3000m付近でもこのような絶景が拝めます。
総評:とにかく辛いです。しかし、5545mから眺める景色というのはまたとない機会でしょう。その景色と達成感を得るために挑戦することをお勧めします。
詳細記事→エベレスト4000m地点にある小学校の教育水準が高くて驚いた
以上が僕が絶句したアジアの自然です。アジアは距離が近いので比較的お金を使わずに、このような非日常が感じられるのが魅力ですね。是非、この夏の休暇にアジアの自然を検討してみてはいかがでしょうか?
文・写真:ぞーしき
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