オーストラリアの牛肉工場の屠殺場勤務になりました。並ぶ牛の生首を前に頭が真っ白になってしまうのですが、やってみて思ったありのままの感想をまとめてみました。
キルフロア(屠殺室)へ異動しました
アンニョンハセヨ!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。
現在ストロベリーファームで出会った韓国人と共同生活中(オーストラリアですけど)。
最近日本語のボキャブラリーがパッと出てこなくなりました(歳のせいかもしれない)。
僕たち6人「迷走兄弟」の道中の記録はこちら
11週目 惚れてまうやろ!3ヶ月共同生活してわかった韓国人男子の魅力
10週目 【オーストラリアのワーホリ】家賃・月10万以下の一軒家で暮らすとこんな感じ
7週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、シトラス農園でほめられる
6週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、家を手に入れる
5週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、184km先のトマトをつむ
4週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、つかの間の幸せを見つける
3週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、情報通おじさんに出会う
現在はNaracoorte(ナラコート、ナラコーアテ)という街で暮らしています。
数日限定でロードアウトでの重労働を経てキルフロアへ異動した僕。
工場内は撮影NGなので、動画や絵でどんな仕事かご紹介していきたいと思います。
キリングフロアの流れ
・牛を締める
・後ろ足を吊る
・後ろ足のヒヅメを切断
・皮を剥ぐ
・頭部を切断
・腹部を切開
・内臓を除去して選別
・余分な脂肪を取り除く
・1度熱湯にかけて消毒
・冷蔵室へ収納
という流れのようです。
ちなみに1日に締める牛は665頭。
作業や設備は若干異なりますが大体こんな事をします(屠殺シーンあり・グロいので閲覧注意)。
眼前に皮なし生首
スーパーバイザーに連れられてやって来たキルフロア。
どんな仕事をさせられるのか戦々恐々としていましたが、スーパーバイザーが歩みを止めた瞬間、僕の頭の中は真っ白になりました。
僕の目の前には、切断された牛の頭がフックに吊るされてゆっくりと流れていました。
牛タン、美味しいですもんね。
そりゃ頭部だって無駄にな出来ませんよね。
僕の任された仕事はざっくり以下の通り。
・頭蓋骨に沿ってこめかみの肉を切開。
・顔面の穴という穴を高圧洗浄機で洗浄。
Head Flush(頭部洗浄)というポジションです。
詳しくどんな仕事をするのかはまた別の機会にご紹介します。
屠殺場の仕事、開始10分で思ったこと
皮は既に剥がされて目玉やら舌やら諸々垂れている状態の生首を目の前に初めは頭の中が真っ白になりましたが、やらない訳にはいきません。
ものの10分で、生首や目玉に触るのも返り血を浴びるのも何も感じなくなりました。
人間って何でもやれば出来るものですね。
それにしてもイチゴを摘みにメルボルンを出てから3ヵ月、まさか牛の血にまみれる事になろうとは……人生何が起こるか分からないものですね。
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