オーストラリアで韓国人5人と共に暮らし始めて3ヶ月、今思っていることをまとめてみました。
アンニョンハセヨ!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。
現在ストロベリーファームで出会った韓国人5人と共同生活中(オーストラリアですけど)。
最近日本語のボキャブラリーがパッと出てこなくなりました(歳のせいかもしれない)。
僕たち6人「迷走兄弟」の道中の記録はこちら
10週目 【オーストラリアのワーホリ】家賃・月10万以下の一軒家で暮らすとこんな感じ
9週目 オーストラリアの田舎で不愉快にホテル暮らし
8週目 オーストラリアの牛肉解体工場に就職してみた
7週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、シトラス農園でほめられる
6週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、家を手に入れる
5週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、184km先のトマトをつむ
4週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、つかの間の幸せを見つける
3週目 韓国人5人とオーストラリアで仕事探し中の僕、情報通おじさんに出会う
2週目 元同僚の韓国人5人と僕、まだオーストラリアで職探し中@マンダベラ
1週目 元同僚の韓国人5人と僕、オーストラリアで職探しの旅を始める
現在はNaracoorte(ナラコート、ナラコーアテ)という街で暮らしています。
ストロベリーファーム時代に仲良くなった韓国人5人。彼らがストロベリーファームを去る時、ついて行く事にしてから3ヶ月。
僕たち迷走兄弟がどんな生活を送っているのかをご紹介します。
(全ての韓国人に当てはまる訳ではないと思いますのでその辺はご理解の上ご覧ください)
まずは簡単な兄弟構成構成をご紹介します(どれがどの人かはご想像にお任せします)。
・次男(通称ヒョンニム・お兄様)
英語もそこそこ話せて人望も厚く、クール(だと思っていた)。食いしん坊。
・三男
英語堪能。運転も上手。一番よく冗談を言い合える仲。
・四男
ストロベリーファーム時代のルームメイト。おバカでいじられキャラだけど癒し。電気系統の修理になると突如才覚を現す。
・五男
自称英語が苦手で恐いぐらい寡黙(でした)。今や誰よりもテンション高くおしゃべり。調理担当。一番一緒に遅くまで語りながら酒を交わす仲。
・六男
まさに末っ子。上下関係が厳しい韓国人環境でも物怖じせず年上にツッコミを入れる猛者。悪戯っ子。
そして僕は……年齢的には次男と同じですが誕生日を見ると長男ポジションです。とはいえ、韓国語もまだまだなので5歳児のような気持ちでした、最初は。
一緒に生活し始めて驚いたのは、基本的に夕食は全部韓国料理という事。韓国料理といえばトウガラシやコチュジャン。つまり毎食カラーは赤です。
一時期コチュジャンが手に入らない時期がありましたが、スーパーで発見した時の喜びといったら。もはや醤油より恋しい味です。
とにかく綺麗好き。週末になると大号令がかかり、家の一斉清掃を始めます。
またシャワーも長い!男が何をそんなに時間かけて洗うのか気になるところです(笑)
掃除・洗濯・買い物・食事、とにかくどれを取っても誰かが号令を出すと物凄いチームワークで物事をバッサバッサとこなしていきます。
最初はたじろぐ一方でしたが、最近ようやく自分のなすべき事を見つけて涼しい顔で取り組めるようになりました。
僕が「寒い」「重たい」「疲れた」と言えば「女々しい」とからかってくる彼ら(彼らも別のタイミングで同じような事言ってるんですけどね)。
その反面、風呂上りのスキンケアや仕事前の日焼け対策、髭剃りの徹底ぶりといったらもはや女子並み。
「髭がなくて色白の男がモテるから」だそうです(周りに男しかいないんですけどね)。
美的感覚の違い、文化の違いなんでしょうね。
げっぷ、おなら、痰……我が家では日常茶飯事です。
恐らく国に関係なく、親しい間柄だからという事なのでしょう。
日本だったら親しい間柄でもこれをやったら蒼ざめてしまいそうですが。
ファーム時代はおとなしかった兄弟たちも、解き放たれて親しい間柄だけでの生活になったからかだんだんと本性を現してきました。
一番寡黙だった五男は今となっては誰よりもテンション高く歌って喋って、自分のおならの音量に思わず笑い出すような陽気なキャラに。
クールだった次男もおもちゃを見ると子供のようにはしゃぎ、アイスを買ったら気づかぬ間に半分以上たいらげてしまったり、弟たちにちょっかいを出したりと、今では誰よりも幼いキャラに変貌しました。
ガキ大将といったところでしょうか(笑)
これは韓国人全般に当てはまる訳ではないと思いますが、休日になって外に飲みに行ったり、バーで友達を作ったり……というのはどうも苦手のようです。
かつては週末が来る度にバーに行って飲み散らかしていた僕も、休日は家でのんびりと過ごすようになりました(生ビールも2か月ぐらい飲んでいません)。
たまには一人の時間を持とうとバーに行こうとしたら「夜道危ないから車で送っていく!帰りも迎えに行くから!」と言い出して、結局申し訳ないので行くのをやめました。
実際はそんな優しい彼らが微笑ましくて一人になりたい気分も吹っ飛んだというのが事実(笑)
初めは言葉もあまり分からない5歳児くらいのつもりでいた僕ですが、月日が経ち、だんだんみんなの当たりが激しくなってきました(笑)
理解できるテイで話しかけてくれる分にはいいのですが、重要な情報も全て韓国語なので、「自分だけ知らなかった」という事がちょくちょく出てきます。
咄嗟に「あれ取って」「これやって」と言われた時に対応できなかった時に「あ、もういいや」という顔をされてしょげた事も多々。
ある日打ち明けたら、「そういう時は英語でいいから、分からない時は分からないってはっきり言いな」と。
そりゃそうですよね(昔から苦手なんですけど)。反省しつつも、先日新たな武器を手に入れました。
日本人同士だと個人プレーが多くて数人集まっても「個々の集合体」というイメージが強いのですが、韓国人は本当に結束力が強いというのを実感しました。
純粋で温かくて少年みたいな彼らが大好きなので、今の生活や仕事も何とかやっていけております。
実はそんな迷走兄弟もすったもんだありまして、もうじき解散するのですが、その動乱はまた別の機会に……。
以上、韓国式生活3ヶ月目の植竹が弟のお尻を枕にしながら生活の様子と兄弟自慢をお送りしました。
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