インドの小チベット・ラダックの秘境、ヌブラ谷へ。世界最高地点とも言われる峠を越えると、そこには絶景の数々が…!
インドの小チベット、ラダック秘境「ヌブラ谷」を冒険
こんにちは。Mayです。
「インドの中の小チベット」とも呼ばれるインド北部のラダック地方は、インドの中にありながら今も変わらず独特の文化が残る場所。今回はそんなラダックの奥地で訪れた秘境「ヌブラ谷」の神々しくすらあった秘境っぷりを紹介します。
ラダック(Ladakh)はインドのジャンムー・カシミール州東部の地方の呼称。チベット文化圏に属し、よく小チベットと称され、チベット仏教の中心地の一つとして有名。文化大革命で破壊された中華人民共和国のチベット自治区よりも古い文化が良く残っていると言われる。 特に曼荼羅美術の集積はチベットを凌ぐとされる。中心都市はレー (Leh) (Wikipediaより引用)
小チベットのラダックからヌブラ谷までの険しい道のり
出発地点となるラダックの中心都市・レーからジープをチャーターしヌブラ渓谷のある北へ。ヌブラ谷へ行くには、ILP(Inner Line Permit)と呼ばれる入域許可証が必要。途中にあるチェックポイントを通過して、車は山を登り続けます。
標高は4000m、5000mとどんどん上がり、雲も空もこんなにも近い!崖のような細い山道には転落した車やバスの残骸も……過酷な道のりです。冬は雪で道が閉ざされて通行できなくなるそうです。
ヌブラ谷までの道には、世界最高地点の峠
ヌブラ渓谷への道のりのハイライトが、世界最高地点(自動車道として)とも言われる標高5,602mのカルドゥン・ラの峠越え。看板には「自動車道として世界最高地点」とありました。万年雪の山景色と澄んだ薄い空気の中、「世界一の峠」という肩書きに気分が高まります。
峠を越えると突如現れる緑のオアシス、ヌブラ谷
峠を越えてひたすら山を下ると、目の前に突如現れたヌブラ谷!険しい岩山と荒涼とした白い砂丘に囲まれた緑のオアシス。不毛の大地に映える豊かな緑の色彩がとても綺麗です。
ヌブラ谷
ヌブラはラダックの北東に位置する谷。中心地のディスキット村は、レーから約150km離れている。Wikipedia参照。
ヌブラ谷の中心、ディスキット村
ヌブラ谷の中心にあるのがディスキット村です。山と一体化したようなゴンパ(僧院)。断崖に築かれた恐るべきロケーションに悠々と建つ姿がなんともカッコイイ。
ヌブラ最古のディスキット僧院には、たくさんの僧侶たちの姿が。遠くから遠慮がちに眺めつつチベット仏教の荘厳な雰囲気にのまれていたら、「ランチ食べていいよ」と笑顔で声をかけてくれました。意外と気さくな僧侶さんたちにほっこり。
丘の上のゴンパからはヌブラ谷の景色が一望。時間も忘れ、ヌブラ谷の美しさに魅了されるのでした。
ヌブラ谷のハイライト、フンダル砂丘
ヌブラ観光のハイライトがココ!フンダル砂丘です。ダイナミックな岩肌を前に広がる白くて大きな砂丘。ラクダが絵になる「ザ・オアシス」的な光景が圧巻です。
白い砂漠をラクダの背中に揺られて散歩できるキャメルサファリも人気です。長いまつ毛とフサフサ&モフモフのラクダが可愛い!
秘境、ヌブラ谷に温泉…!
見どころ満載のヌブラ谷ですが、なんと温泉もあるのです。その絶景温泉の名は「パナミック温泉」。渓谷の山々を見ながらの露天風呂はまさに秘湯。最高以外のナニモノでもありません!
ラダックの夜空は格別
標高が高いラダックで見る空は本当に綺麗でした。日中でも空を近くに感じることができますが、夜は空一面に星が輝いて、あちこちで流れ星が流れます…ずっと見ていたい、宇宙のような星空でした。
絶景だけじゃない、ラダックのヌブラ谷
絶景の連続のヌブラ渓谷ですが、その魅力は雄大な自然だけではありません。厳しくも美しい自然環境と共に、昔からの信仰を大切に生きる素朴な人々の暮らしがそこには息づいていました。
「ジュレー!」(ラダックの言葉でこんにちは)と笑顔で笑いかけてくれる穏やかな人々の笑顔が忘れられません。
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