オーストラリアのワーキングホリデーで、4ヶ月半(95日)に及ぶファームジョブを終えた僕。果たしていくら稼げたのでしょうか。
こんにちは!極貧バックパッカー改め「オーストラリア出稼人」の植竹智裕(うえたけともひろ)です。
南部のレンマークでの農民生活を終え、大都会メルボルンに引っ越して来ました。
連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?」バックナンバーはこちら
ある日仕事から帰って昼寝をしていると農園の主から電話があり、「明日からは2人しか必要ないからもう来なくて大丈夫。今まで本当にありがとう!」と突然の通告。悪意は無いにしても半分クビになったようなものです。ビザの延長に必要な書類の催促と今までのお礼を書きしたためた手紙を渡すなど、やるべき事はやりましたがさすがに凹みました。
…しかし!その2日後、農園の主から「もし手伝ってくれたら他の2人も明日で仕事が終わると思う」とメッセージが来て、結局その後2日働き、皆で仕事を終えました。別れの手紙の後にまた顔を合わせるのは気まずかったですが、最後は笑顔でお別れも言えたのでよしとしましょう。
一緒に働いていたフランス人の2人組が仕事を辞めて街を出て行くのに伴い、僕も同じタイミング(7月18日)で辞める事になっていました。
僕がレンマークで働き始めたのが3月2日。そして仕事納めが7月15日。働いた日数は95日です。稼いだ額と使った額は以下の通り。
合計:約12714ドル(約1007340円)
支出:約6841ドル(約542017円)
利益:約465323円
当初予定していたよりは少ないですが、貯金額を月割りにすると日本で働くよりは貯められているのではないでしょうか?これはあくまでもプライベートファームで働いた僕の例です。
企業のファームで働けば休みは安定して毎日働ける代わりに40人以上のライバルと木の取り合いをしなければならない、割り当てられた区域に果物が少なくてそんなに稼げない、なんて事もあるそうです。
毎日「休みが欲しい」と、うわ言のように嘆きながらもあくせく働いて週に1000ドル前後稼いでいる人、収穫が終わって別の仕事を待たなければいけない人、周りを観ても様々な人が居ました。
僕が居たレンマークはシトラスの名産地。5月頃から収穫期を迎え、ライム、オレンジ、マンダリン、レモンなどの仕事に就く事ができます。
また、10月頃からはグレープ(あまり稼げないらしい)や桃(休みはあまり無いけど時給制でとにかく稼げるらしい)などの仕事もあるようなので、次に来る機会があったら冬場に戻って来ようかと思います。
ファームジョブを解雇された今、別の仕事を斡旋してもらってレンマークに留まり続ける事も出来たのですが(そちらの方がお金も貯まるに違いない)、僕は大都会メルボルンへ移住する事にしました。
レンマークとは異なり、少し歩けばオシャレなカフェやバー、レストランなどがあり、何でも揃うメルボルン。浪費しないうちに早いところシティジョブに挑戦してみたいと思います。
連載「オーストラリアのワーホリは稼げるのか?」バックナンバーはこちら
世界新聞の最新情報をゲット
RANKING