旅には付き物の「乗り物酔い」。かつては車窓の景色を楽しむ余裕なんて無かった僕も、いくつか心がけるだけで乗り物酔いする回数が激減しました(※写真はイメージです)
「酔いやすい」理学療法士が教える
こんにちは!元理学療法士のアズゴンです!将来、旅リハ(いろんな場所に行くことが困難(不安)な方に、リハビリサービスと付き添いサービスを行う)を外国人の方にも提供できるように、現在世界を回り広めています!
以前、エコノミー症候群の予防法をご紹介しましたが、移動中に旅人を苦しめるもうひとつの障壁があります。それは「乗り物酔い」。実は僕、根っからの「乗り物酔い」小僧なんです。
旅をしていると、日々いろんな乗り物に乗らなきゃいけない上に、外国は日本に比べ運転が荒いことが多いので酔いやすさも格段にアップします…。 そこで今日は、僕が実践している「乗り物酔い」の予防法と対処法についてお話したいと思います。
乗り物酔いって何なの?
乗り物酔いとは、乗り物の揺れや加速・減速などの加速度によって三半規管が刺激されることで起こる、自律神経の失調状態である。乗り物酔いが発生する仕組みは諸説存在するが、完全には解明されていない(Wikipediaより引用)
補足すると、乗り物酔いは目で見る情報(視覚)と体の動きを感じる情報(三半規管)のギャップで脳がパニックになることから起こります。つまり乗り物の動きが予測できない時に起こりやすいのです。
乗る前の予防法4つ
1・酔い止め薬を飲んでおく
これは定番ですが一番効果があると思います!酔ってからでは効果が薄れるので乗る1時間前までには飲んでおくことをオススメします。
2・甘いものを食べる
チョコ・アメなどを食べると 血糖値が上がり脳の働きが良くなります。逆に、睡眠不足や空腹・満腹、飲酒は脳の働きを悪くさせるので避けましょう!
3・胃の調子を整える
僕は炭酸飲料を飲んでリフレッシュしていました!柑橘類(オレンジジュース等)は胃の活動が活発になり、吐きやすくなるので御法度。
4・揺れが少なく、動きが予想できる場所に乗る
船は中央、バスは前方、飛行機は翼の根元、電車ならば進行方向に向いた席がオススメです!
これで準備万端!
次からは上のいずれも出来ない場合に乗り物酔いを防ぐ方法をお教えします!
乗っている時の予防法4つ
5・ツボ指圧マッサージ
以下のツボを押すと乗り物酔い予防に効果的です。
・内関(ないかん) 手首の付け根から3指分置いた中央部。反対の親指で1分間揉みほぐす。
・築賓(ちくひん) 内くるぶしから内側のすねを親指5本分上がった部分。押すと痛みが出る所。親指で1分間揉みほぐす。
6・目と体の動きを合わせる
乗り物の動きを予測して、体を真っ直ぐ保つようにしましょう。頭が揺れないように背もたれにつけておくのもポイント。
7・目の刺激を少なくする
黒サングラスをかける、できるだけ遠くを見る、何もすることがなければ寝るなどして極力目が疲れないようにしましょう。
8・窓を開けて新鮮な空気を吸う
友達の車に乗った時、「うわっこの車の臭いなんか酔いそう」って感じたことないですか?不快な臭いは酔いを助長します。こまめに窓を開けて換気をするのが効果的です!
ここまで酔わない為の予防策をご紹介しましたが、注意していても酔う時は酔ってしまいます……。でも大丈夫、酔ってしまった後でも対処法はあるのです。
酔ってしまった時の対処法2つ
9・頭や首を冷やしてリフレッシュ
冷たい風に当たったり、冷たいものを口に含んで頭や首を冷やすのも効果的です。
僕は、凍らせた水のペットボトルを持ち運ぶようにしています。頭や首に当てて冷やし、溶けたら飲めるので一石二鳥!
10・できるだけリラックスする
シートを倒したりしてリラックス出来る体勢をとるのが大事です(※写真はイメージです)。
乗り物酔いの無い楽しい旅を!
どうでしたか? 僕はこれらのことを意識するようになって、乗り物に酔うことが激減しました! 皆さんも乗り物酔いを防いで今以上に旅や移動を楽しめるよう祈ってます!
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