インドにおいて定番の乗り物といえばもちろん「リキシャ」ですが、リキシャが今、絶滅の危機に瀕しているというのです。
「歩けばリキシャに当たる」というくらいに、インドの路上はリキシャで溢れています。行きたくもない土産屋に連れて行かれたり、料金をボッタくられたりと
ガソリンで走るオートリキシャ
photo by Kevin Jones
西インドの都市コルカタには現在インドで唯一のリキシャ(人力車)が走っています。
彼らは基本的に大通りは通行不可であり、
英語のRickshaw(リクショー)は「リキシャ」を語源とする日本語由来の英単語であり、リキシャは日本で産まれたとされる説が有力です。1880年頃、日本の人力車はアジア各国に輸出され、インドでは1919年、コルカタが正式な交通手段として認定します。多くの場合、リキシャの車夫は、都市に移住してきた地方労働者が最初にありつく仕事だったそうです。wikipediaより引用
安宿街サダルストリート周辺では、リキシャが客待ちをする姿を見ることができます。
そんな彼らは近年逆風にさらされています。産業の発展とともに多くのリキシャはサイクルリキシャやオートリキシャにとって代わり、リキシャの姿はここコルカタでしか見ることができません。
1997年にリキシャの新規ライセンスの発給が停止され、2005年8月に西ベンガル共産政府は完全に人力車を締め出す計画を発表しましたが、リキシャ組合の抗議とストライキに遭ったそうです。
2009年現在、コルカタには約8000台、2万人の車夫がいるとされています。裸足で街を駆ける彼らの姿を見ることができるのは、そう長くはないかもしれません。
文・写真:おばんどー
おばんどー
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