メコン川といえば、作家の椎名誠が、TV番組『椎名誠のでっかい旅!謎の大河メコンを行く』などで訪れるなど、旅情をかきたてられる川のひとつです。椎名誠のように「でっかい男」になるにはどうしたらいいのか?メコン川のほとりで考え、実行してみました。
「彼女無し」を脱する為に…
サバディー、9月下旬はラオスに滞在していたShimoです。世界一周に旅立ってからあっという間に3ヶ月半が経ちますが、未だ東南アジアから離れる事ができません!安い物価に、暖かい人々、美味しいご飯等の魅力に惹きつけられまくっています。
今回はそんな東南アジアに負けない「でっかい男」に成長する為に、ラオスのメコン川で男を磨く旅をしてみました。この記事では男の魅力とは1「力強さと優しさ」 2「博識」 3「清潔さ」と定義します。
メコン川とは?
メコン川はチベット、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを流れる東南アジア最大の河川で、この国々を旅したことがある方は複数回目にした事があるかと思います。私は学校の地理でも学びましたが、メコン川沿いの稲作等でも有名度は高い川だと思います。
"Mekong River watershed" by Pfly – 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 2.5 via Wikimedia Commons.
1 力強さと優しさ
雨期である7~10月頃は特に水量も多く、大木を押し流している光景もよく目にしました。
上流では雪解け水により透明度は高いようですが、ラオスに到着する頃には、特有の赤土を荒々しく削り茶色く濁っています。
力強く流れて行く様に、男の理想像を重ねますね!
穏やかに船を運ぶメコン川に落ちてゆく夕日が反射し、荒々しさとは異なるとても優しい一面もあります。
こんな状況で「君の方が綺麗だよ…」なんて呟いたら女性はイチコロじゃないでしょうか!
2 博識を求めて
ラオス北部の世界遺産の街ルアンパバーンには現地の地酒ラオラーオを作るメコン川沿いの村、サンハイ村があります。
この村では実際にラオラーオを造る行程を見る事ができます。
色から推測するに、ドラム管の上にはメコン川の水を張っています。
ドラム缶に火をかけ、気化したアルコールが上部のメコン川の水に冷やされ蒸留されます。
女性は「自分の知らない事を知っている人」に惹かれると聞いた事があります。
メコン川の恵みによって作られた米で作るお酒と共に、ラオラーオの知識を披露すればメロメロ間違いなし!
お酒は好きだけど、焼酎が苦手という女性に対しても心配無用。
ラオラーオと共にライスワインと呼ばれる、甘く飲みやすいお酒も売っているのでプレゼントにも最適です!
3 男は清潔感が命
最後の舞台はラオスの首都ヴィエンチャンに移ります。ここではタイとラオスの国境線がメコン川に沿っています。写真奥の対岸はタイです。
女性は男の手を良く見るらしいので、爪を清潔に保っておく事は男の魅力に無くてはならない要素です!
そんな時にタイミング良く出現してくれるのが、メコン川沿いに出現する方々です。
この方々は爪切り職人さんです。「マニキュア!マニキュア!」といって男性にも近寄ってきますが塗るのではなく、ただ爪を切って颯爽と去ってゆきます。最初は50,000キープ(約680円)で声をかけられますが、最終的に両手足で10,000キープ(約140円)で爪を切ってくれました。
まずは切ってもらう前に足を洗います。ちなみにこの2日前に自分で爪を切っていました。
以前のカンボジアの耳かき記事のような8つ道具を期待していましたが、道具は至ってシンプルです。ニッパー、ヤスリ、謎のクリームの3つです。僕はクリームは使いませんでした。
洗い終えるとおもむろに足を掴み、凄まじいスピードで爪を切ってゆきます。各指の所要時間は5秒足らずです。ちょっと怖い…。
巻き爪が怖くて角爪にしていたのに「Square!」が通じず、思いっきり丸爪にされます。しかも若干深爪気味です。
両足が終わると次は両手の爪切りです。丁寧にささくれまで全て切ってくれます。ちなみに全く痛みはありません。
切りたてでギザギザだと女性を傷つけてしまうので、しっかりとヤスリがけもしてくれます。
こちらが完成系。足の親指は完全に丸爪にされてしまいましたが、仕上がりは流石プロです。めちゃくちゃ綺麗。
爪を綺麗に整えてもらった後には、爪切り集団を横目にメコン川沿いをお散歩が良いでしょう!
沿岸部の生活に無くてはならないメコン川。肥沃な土地を作るだけでなく、男の魅力を高める為に必要な事を多く教えてくれました。
しかし、なぜか未だ1人きりで旅をしています。まだまだ学び足りないという事ですかね…。
今後も旅を楽しみながら、各地で男としての魅力を学んでゆきたいと思います!
良い情報をお持ちの方、お待ちしてます!
最新記事 by Shimo (全て見る)
- 世界一周した僕のパスポートに出国スタンプがない理由 - 2015/06/18
- 【明日から使える】アルゼンチンのワイナリーで仕入れたワインのうんちく7つ - 2015/03/17
- 世界一周中の僕がリストラした持ち物 - 2015/01/24
- [Guinness Storehouse・ダブリン]ギネスビール発祥の地で「ギネスマスター」になってきた - 2015/01/09
- [Dialog Museum・フランクフルト]視覚障害が体験できる博物館に行ってきた - 2014/12/27