ウィスキーといえばスコッチウイスキーが有名ですが、本場スコットランドになんと、スコッチウイスキー博物館があります!ビール好きが、思わずウイスキーを見直してしまうような興味深い場所でした。
世界5大ウイスキーの1つ
こんにちは。ヨーロッパで実は総数50種類以上のビールを飲みました、世界一周アラサー女子のYUNAです。
“スコッチ・ウイスキー(英語:Scotch wisky)とは、英国スコットランドで製造されるウイスキーのこと。日本では世界5大ウイスキーの一つに数えられる。
Wikipedia参照。
世界5大ウイスキーは、産地で分けられており、スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナデイアン、ジャパニーズだそうです。せっかく産地に居るのだから、本場のスコッチウイスキーを学んで、満喫してみようじゃありませんか。
スコッチウイスキー博物館はエジンバラのここにあります。正式名称は「The Scotch Whisky Experience 」と言います。
住所:354 Castlehill,The Royal Mile,Edinburgh,EH1 2NE
大人向けの遊園地?
こちらでは、3種類のコースがあり、私は基本の「シルバーコース」へ。ちなみに、ゴールドコースは、ツアー終了後に4種類のスコッチウイスキーの試飲が可能です。
さっそく、このような樽に乗ってスコッチウイスキーの歴史を学びます。案内は、日本語を選択出来ますので、安心です。
約10分程、樽に揺られます。途中様々な仕掛けがありました。何だか遊園地に来た気分です。
その後は、スコッチウイスキーの製造過程を説明した展示を見て回ります。この際も、日本語の音声ガイドを貸してもらえます。
ウイスキーってどんなお酒?
そもそも、原材料は大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ、蒸留したものだそうです。
なので、ウイスキーは蒸留酒(スピリッツ)と呼ばれます。アルコール発酵されて作られた酒を沸騰させ、更に濃く・香りの強いお酒に変化させるのが「蒸留」の過程だそうです。
ウイスキーには色がある
スコッチウイスキーは、熟成すると色が変化します。写真の棚の上に表示されている数字は、熟成年数です。ウイスキーに思い入れはありませんでしたが、25年のウイスキーに思わず見とれてしまいました。美しかったです。
スコッチウイスキーは、販売の為に瓶へ移す際、何種類かのウイスキーを混合させ、最高の味を追求するそうです。その際、25年ものと10年ものを混ぜると、最終的な表示は10年ものになるそうです。
一番若いウイスキーに合わせているだけですので、ラベルの表示年数が若い→熟成が進んでいない。という単純な判断は出来ません。んー奥が深いですね。
ウイスキー樽の重要性
樽の原材料はブナ科のホワイトオークやヨーロピアンオークが主に用いられているそうです。日本で言えば、楢や樫のことを言うそうです。
スコッチウイスキーの樽は、一度バーボンやシェリー酒の熟成に使用した使用済みの樽を使うそうです。その為、その風味はウイスキーにも影響を与えるそうです。樽によって風味も違うだろうし……何だかロマンを感じますね。
ちなみに、この樽、釘等はいっさい使用せずに作ります。一分の隙もない美しい樽はまさに職人技ですよね。6〜7回使用された樽は引退し、インテリア雑貨等になります。
スコッチウイスキー4種類
そもそも、スコッチウイスキーは「麦芽を乾燥させる際に燃焼させる泥炭(ピート)に由来する独特の煙のような香り(スモーキーフレーバーと呼ぶ)」が大きな特徴の一つだそうです。
そして、スコッチウイスキーも産地によって4種類に分けられています。
(右上から反時計回りに)ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラの4地区に分類されます。このカードのそれぞれの部分を擦ると、それぞれの地区の特徴的な香りが楽しめます。
地図で見ると、こういう分け方です。たかだか、イギリスの小さい島の一部分と思われるかもしれませんが、この狭い範囲に100以上の蒸留所があります。それでも、昔に比べると、ずいぶん減ってしまったそうです。
4種類の味の違い
見学が終了すると、最後に4種類のうち1種類だけ試飲させてもらうことが出来ます。私は、ひと際甘い香りのした「ハイランド」を選びました。
バニラの様な香りでしたが、味はしっかりしていて、コクがありました。スモーキーさや、香りの強さは「アイラ」が一番強い印象でした。焼酎で言うと、芋焼酎のような感じでしょうか。
もはや芸術のようなコレクション
そして、最後にはブラジル人のおじさんが35年かけて、集めた3400本のスコッチウイスキーコレクションを見ることが出来ます。
同じ銘柄でも、数種類を混ぜる時の割合等に差があるそうで、通に言わせれば味が異なるそうです。すごいこだわりですね。
スコッチだけに、変わり種ボトルもありました。スコテイッシュテリアのボトル。
そして最後に、ゴールドコースの人だけが飲める試飲スペースがあります。ウイスキー好きは迷わず、ゴールドかもしれませんね。うきうきしながら、試飲しているヨーロピアンツーリストもたくさん居ました。
さて、ビール派としては、それほど興味のなかったウイスキーでしたが、かなり楽しめました。奥深さも知ることが出来て、次にスコッチウイスキーを飲むのが楽しみになりました。
皆さんも、スコットランドへ行かれた際には訪れてみてはいかがですか。
The Scotch Whisky Experience
住所:354 Castlehill,The Royal Mile,Edinburgh,EH1 2NE
電話:01312200441
ホームページには、一部日本語案内もあります。
入場料:シルバーコース 13.5£
ゴールドコース 23.5£
文・写真:YUNA
YUNA
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