香港といえば真っ先に思い浮かぶスポットは100万ドルの夜景という方も多いのではないでしょうか。そんな定番スポットをお金をかけずに楽しむ方法を見つけてきました!
香港って何があるの!?
你好!この記事を書いた翌日、6月19日に世界一周に出発し、現在香港にいるShimoです。2日前に格安航空券を見つけ、何の下調べもせずに香港入りしたので、どんなスポットがあるかもわかない……。
そんな僕でもすぐに思い浮かんだのが100万ドルの夜景と評されるスポットでした。これは真っ先に向かうしかありません。
調べてみると100万ドルの夜景と呼ばれるのは、香港島にある太平山の頂上ヴィクトリア・ピークという場所からの眺めを指すそう。
僕が宿泊しているのは、その香港島のすぐ前にある尖沙咀(Tsim Sha Tsui)という九龍半島のダウンタウン。簡単にたどり着けそうです。
まずは腹ごしらえということで、近場にあったお店で30香港ドル(約400円)のマカロニスープとパンのセットを食べ準備完了。ビジネスの中心地だけあって、物価はそこそこ高いです……。バックパッカーにはちょっと厳しい……。
甘めの味付けでした。おいしかったです。
電車では行きません
近場をぶらぶらとした後、歩いて尖沙咀の駅へ。ヴィクトリア・ピークまでのケーブルカーがある中環(Central)までは9香港ドル(約120円)とのこと。ただし、簡単に乗る訳には行きません。バックパッカーたるもの、時間は豊富にあるがお金はないわけです。フェリーで行く方法もあるということでフェリーの価格を調べにいくことに。
尖沙咀の駅から歩いて10分程でスターフェリー乗り場につきました。ここはバックパッカーのバイブルともいわれる、かの有名な深夜特急でも登場する、有名な場所です。
チケット売り場に行くと、驚きの2香港ドル(約26円)とのこと。
迷わずトークンを購入します。
ちなみに帰りで気づきましたが、フェリーにはLower Deck(下層階)とUpper Deck(上層階)があり、下層階が2香港ドル、上層階は2.5香港ドル(約33円)と価格が異なりました。帰りは上層階に乗りましたが、見える景色に違いはありません。次回からは下層階で十分です。
フェリーに乗って10分弱、香港島に到着しました。近くにいた現地の人にどのようにケーブルカーの駅まで行けばいいかと訪ねると、バスを使うとのことでしたが、もちろん歩いていく方法を聞きました。
フェリー乗り場のすぐ近くにはおしゃれなApple storeが入っているifcというとても大きなモールがありました。この時期の香港は10分も外にいれば、汗が噴き出してきます。涼しいモールでひと休憩。
ケーブルカー乗り場に到着するも……
モールでゆっくりとし、再度ケーブルカーの駅を目指して歩くと、フェリー乗り場からおよそ30分で着きました。
列に並ぶと、強制的に写真を撮られる……。これは嫌な予感……。
価格を見るとなんと、80香港ドル(約1050円)!その下には小さく40香港ドル(約525円)の展望デッキ付きでないチケットもあります。
勝手にちょっとオンボロなケーブルカーを予想していたので安いと思っていましたが、そりゃ香港きっての観光スポットなのでそれ相応のお値段です。
繰り返しになりますが、バックパッカーは豊富な時間はあるがお金はないのです。これは間違いなく歩いて登るのが正解です。駅員さんに歩いて登れるかと聞けば、無理だと言われました。聞く人間違えた。
グーグルマップで調べてみます。やはりありました。しかも30分。
登山開始
陽気に歩き始めますが、急な階段に、30度を超す気温と80%近い湿度にすぐに後悔します。
駅から歩き始めて30分、本来であれば山頂近くにいるはずですが、未だ道半ば……。どうやらグーグルマップはまだ、坂道による人の疲労には対応をしていない様子。
Old Peak Roadの看板を見つけひたすら歩きます。
この写真はわかりづらいですが、傾斜が45度(体感)くらいあります。しんどい。
ついに山頂に到着!
歩き始めて1時間。ようやく頂上に着きました。汗でびっしょりです。
山頂にあるケーブルカーと撮影。疲れすぎてよくわからないポーズになりました。
楽しみにしていた景色を見に行くと……曇り!歩いていた時から薄々勘づいていましたが、天気がかなり悪いです。後に調べると6月から8月は雨期だそうです。
山頂に着いたのが夕方6時くらい。7時過ぎに日没だというのでそのまま待ちます。だんだん暗くなる空。7時になってもあまり暗くないですが、8時からシンフォニー・オブ・ライツというレーザーショーがあるため引き続き待ちます。
始まりました!!
Sonyのサイバーショットが本気で夜景を撮ります。肉眼で見ると、1/10くらいの明るさです。でもやっぱりきれい!
ヴィクトリア・ピークからの夜景はすばらしかったですが、シンフォニー・オブ・ライツのショーを楽しむのだとしたら九龍半島側にあるウォーターフロントプロムナードがオススメです。前夜に行きましたが、こちらだと音楽が流れ、それに合わせてレーザーもビルも光ります。
100万ドルと言われる夜景でしたが、2香港ドル(約26円)で見れたことでより貴重な思い出となりました。ちなみに、登山道は街灯こそあるものの、帰りに暗い夜道を一人で下るのは、男の僕でもちょっと怖かったです……。
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