「飛行機の墓場」の異名を持つアメリカのモハーヴェ空港に行ってきた

2017.03.20 07:00 
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映画「ダイ・ハード2」の撮影のロケ地にもなった飛行機の墓場「モハーヴェ空港」の様子を紹介します!

 

宇宙港…? モハーヴェ空港&宇宙港へ

お酒と音楽とおねーさんを愛し、「紅の豚」のポルコ・ロッソのようなしぶい男に憧れるナシオです。

今回足を運んだのは、カリフォルニア州の砂漠地帯に存在する「Mojave air & space port(モハーヴェ空港&宇宙港)」宇宙港という変わった名前を持つその空港は、ロサンゼルス中心地から車でおよそ1時間半の場所にあります。

 

「Mojave air & space port(モハーヴェ空港&宇宙港)」

 

あたりが砂漠地帯と言うことで道中の景色も殺風景なものです。
IMG_4752

 

空港以外に大した物が見当たらないモハーヴェの街なので、迷う事もなくスムーズに到着。
IMGP9571

 

敷地内へ車を進めると控えめな管制塔のある空港の窓口へたどり着きました。
IMGP9587

 

このモハーヴェ空港、「Airport(空港)」 の表記だけでなく「Spaceport(宇宙港)」の表記もある変わった空港です。管制塔のすぐそばには実験が行われた宇宙船が展示されていました。
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モハーヴェ空港は、イギリスヴァージン・グループ傘下のヴァージン・ギャラクティック社と、航空機開発を行うスケールド・コンポジッツ社による、宇宙旅行の宇宙船の開発拠点が置かれていることでも知られ、「Airport(空港)」と同時に、「Spaceport(宇宙港)」という名前となっている。Wikipediaより

と言う事で「Spaceport(宇宙港)」 なのですね。

 

実際に敷地内にヴァージン・ギャラクティック社の格納庫の姿もありました。
IMGP9626

宇宙へ気軽に行く事が出来る日が近づいているのでしょうか、ワクワクする宇宙港の響きです。

 

飛行機の墓場

このモハーヴェ空港、実は「飛行機の墓場」として有名なのです。
IMGP9606

空港の金網で囲まれた立ち入り禁止エリアの内部には数多くの旅客機の姿がありました。これらの飛行機は一時的な保管状態であるか解体を待つ飛行機だと言う事です。

 

上空から見ると砂漠に不完全な形の多数の飛行機が並んでいることから、「飛行機の墓場」との異名を持ち、写真撮影のため世界中から旅客機マニアが多く集まる。Wikipediaより

 

飛行機の墓場を散策

並ぶ飛行機が映る上空からの写真が有名な「飛行機の墓場」ですが、あえて徒歩で敷地内を探索してみました。
IMGP9614

 

日本の自衛隊でも使用されている輸送機、C-130ハーキュリーズ(手前の迷彩色)を発見しました。
IMGP9610

主翼などが取り払われて、まさに解体最中と言った状態です。

 

他の場所では取り外されたエンジンの姿を目にしました。
IMGP9630

 

さらには輪切り状態になった飛行機の姿もありました。
DCIM100GOPROGOPR3880.

 

こんな状態の飛行機みたことありません(笑)
DCIM100GOPROGOPR3879.

普段は完全体でしか見る事のない飛行機たちの姿なので、解体最中の姿は貴重なものかも知れません。

 

広い敷地は航空博物館のよう

解体待ちや解体途中の飛行機の姿も面白かったですが、モハーヴェ空港では現役から退役したものまで多くの飛行機の姿が見ることが出来ました。空港の入り口付近にあったのは、日本の自衛隊も使用しているF-4ファントムの姿。
IMGP9653

 

軍用機でしょうか、少し古臭いフォルムの飛行機の姿もありました。
IMGP9634

 

飛行機だけにとどまらずイギリス軍の軽戦車、FV101 スコーピオンも発見してしまいました(笑)
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なぜ飛行機の墓場に戦車の姿があったのかは謎ですが、広い敷地内では戦闘機から戦車まで男心をくすぐる品々を多数目撃する事が出来ました。

広大な敷地がある事とハリウッドからも比較的近いことから、映画「ダイ・ハード2」やドラマシリーズ「24」などのロケ地にもなったことがあるそうです。

 

また広大な土地ながらロサンゼルスの100km圏内という好立地と、航空機で大型機材を直接搬入できるという利便性の高さから、「ダイ・ハード2」や「S.W.A.T.」、「24」など、様々なアクション映画やテレビシリーズの撮影場所としても使用されており、空港事務所でもロケ専用の窓口を用意して対応している。Wikipediaより

 

地上から見た飛行機の墓場の景色

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上空から「飛行機の墓場」の姿を見たかった気持ちもありますが、多種多様な飛行機がそのままの姿や解体されている状態で見る事が出来てかなり満足感のあった空港探索でした。

宇宙への玄関口であり飛行機の墓場でもある空港なので、未来へのワクワク感を感じたり過去の飛行機へのロマンを感じたりする事が出来ると言う不思議な空気感を持つ場所でした。いつの日かこの場所から宇宙へ旅をしに行ってみたいものです!

以上、既にゆりかごより墓場の方が近い?ナシオがお伝えしました!

 


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ナシオ
1976年生まれのアラフォーバックパッカー。様々な職を経たのち深夜特急の世界に憧れ30歳から旅を始め、二度の長旅で20数か国を訪れた。40歳を目の前にし一時は落ち着く事も考えたが、現在は5年ぶりに海外に出て中南米旅のまっ最中。▶Blog ▶Facebook ▶Instagram  

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