シンガポールのカエル牧場で新鮮なカエル料理を堪能してきました。新鮮なカエルに囲まれながら。
カエルの牧場
こんにちは。お酒と冒険を求めて放浪しているmilkchocolateです。
シンガポールのはずれにカエルの牧場があると教えてもらいました。しかもそのカエル牧場では、カエルを食べることもできるとのこと。
シンガポールはナイトサファリで有名な動物園や、8000羽を超えるカラフルな鳥たちを見ることのできる世界的にも有名なバードパークなど、素敵なレジャースポットがたくさんあります。
そんな素敵な場所を想像して行ってみたのですが、そこはただの地獄でした。
シンガポールの奥地にあるカエル牧場「Jurong Frog Farm」
カエル牧場「Jurong Frog Farm」の場所は、シンガポール中心部から車で約40分。マレーシアとの国境近くです。一番近いバス停から徒歩15分。
大都市シンガポールでこんなにアクセスの悪い場所があることが信じられません。不穏な気配を感じます。
緑が生い茂る田舎道を抜け、やっと到着です。入り口からしてすでに不気味です。普通に怖い…。
不気味さをごまかしたかのようなポップさ
園内は意外にも広々としていて気持ちが良いです。子供向けなのか、たくさんのカエルのイラストが壁に描かれています。
これだけ見ていると素敵な場所に見えますが、園内全体で「ゴォオオオ…」という謎の重低音がずっと鳴り響いています。
はじめは養殖場のモーター音かと思ったのですが、なんとカエルの鳴き声でした。背筋が凍りつきました。
入り口がもう怖い
恐る恐る重低音のする施設に入ってみます。え、こんな低い柵しかないの…?
餌の横には恐ろしい看板には「カエルが噛むかもよ!」の文字。帰りたい…。それでも意を決して中に入ります。
カエルの地獄
いる、カエルがいる。しかもビッグサイズ。なかなか日本ではお目にかからないサイズのカエルです。手のひらより大きい。ほとんど動かずに、じっとしています。そして、太い声で鳴いています。
このようにあまり動かないのでだんだんと恐怖心も消え、何気なく次の柵を覗き込んだところ…
そこにはおびただしい数のカエルが!!!! 人生で見た中で最も気味の悪い光景が広がっていました。直視できないほどの気持ち悪さ。
入り口に売っていた餌を棒の先にくくりつけてカエルに与えることができるのですが…
カエルが棒めがけてジャンプしてくるので、発狂するくらい気持ち悪かったです。帰りたい!
卵やオタマジャクシもいる
この広いカエル牧場では、あらゆるカエルを見ることができます。カエルの卵もあります。
小学生の理科の教科書で見た時以来、見たことのない光景が眼前に広がります。卵もオタマジャクシも非常に大きいので、じっくりと観察することができます。気を失わないよう、注意が必要です。
牧場の新鮮なカエルを食べる
このカエル牧場ではカエルを食べることができます。せっかくなので、調理風景を見せてもらうことに。新鮮なカエルの肉に、
こちらが完成したカエルの唐揚げ($15)です。見た目は鶏の唐揚げと変わりません。恐る恐る食べてみると…
おいしい。臭みなどもなく、鶏の唐揚げと言われたら信じてしまいそうです。肉もジューシーで、上品な味でした。
カエルの皮も食べることができます。味はありませんでしたが、カリカリとした食感を楽しめます。
また、ちょっと珍しいカエルのデザートも食べることができます。一瞬ナタデココに見えるこのデザート、なんとカエルの卵管です。($5)
甘めの味付けですが、ツルリとした食感でさっぱりといただくことができます。店員さん曰く、とても体に良いとのこと。女子的には嬉しいスイーツですが、カエルの鳴き声を聞きながら食べるものでは絶対にないと確信しました。
カエルは牧場で食べちゃダメ
カエルの唐揚げも卵管のデザートも文句なく美味しかったのですが、カエルたちが蠢いている横で食べるものではないということを身を持って学びました。カエルに呪われないことを祈るばかりです。
シンガポールのカエル牧場、ちょっとした度胸試しにぜひ行ってみてください。
milkchocolate
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