この写真、全部スターリンです。少年期〜デスマスクまで、教科書では教えてくれないスターリンを学ぶべく、スターリンの出生地ジョージアのゴリまで行ってきました。それにしても若い頃のスターリン…、イケメンです。
馴染みの薄いジョージア、実はスターリンの故郷だった
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。
皆さんはジョージア(旧称グルジア)という国をご存知でしょうか?
ジョージア(旧称グルジア)は南コーカサスに位置する共和制国家である。東ヨーロッパに含められることもある。ソビエト連邦の構成国であったが1991年に独立した。日本国政府は2015年4月22日からジョージアへ呼称を変更している。首都はトビリシ(Wikipediaより引用)
By – 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10660365
マイナーな国ではありながら訪れた旅人には極めて高評価のこの国、世界新聞でも今まで様々な魅力を紹介してきました。記事一覧はこちら。
さて、マイナーとは言いましたが、実はここジョージア、スターリンの生まれ故郷なのです。イオゼブ・ジュガシヴィリとして生を受けたこのイケメンこそ…
実は後のヨシフ・スターリンです。名前や写真ならば、誰もが一度は歴史の教科書で目にした事があるのではないでしょうか?
ヨシフ・スターリン(1878~1953年)は、ソビエト連邦の政治家、軍人。同国の第2代最高指導者。イオセブ・ジュガシヴィリとしてロシア帝国領ゴリ市(現グルジア)に出生。国内での大粛清や、第二次世界大戦・冷戦開始時の指導者である(Wikipediaより引用)
そんなスターリンの生まれ故郷は首都トビリシから西に約76キロのゴリという街にあり、スターリン博物館があるということで行ってきました。
スターリンの故郷の街「ゴリ」までの行き方(帰り方も)
ジョージアの首都トビリシのディドゥベ・ターミナルの窓口で3ラリ(約129円)でチケットを買って15番のマルシュルートカに乗ります。
約1時間で近代的なゴリのターミナルに着きます。(博物館前でも降りられますが、それだと帰りに迷います)
ゴリ)はグルジア西部の都市。旧ソ連の指導者・スターリンの生地である。1883年までスターリンが住んでいた生家は、ゴリのスターリン博物館に展示されている。Wikipedia参照。
ゴリのターミナルから帰る際は、窓口でチケットを買ってこの文字(トビリシ)が目印のマルシュルートカに乗るとディドゥベ・ターミナルまで帰れます。
スターリンの出生地ゴリにて、スターリン博物館に入場!
こちらがスターリン博物館です。入場料は15ラリ(約644円)。
スターリンの少年期〜デスマスク
内部には数多くの写真展示がありました。こちらは少年期のスターリン。確かにロシア人というよりは、ジョージアの街中で見かける若者と同じ系統の顔だちです。
スターリンにまつわるエトセトラ
残念ながら展示品はジョージア語かロシア語がメインで英語の説明があまり無かったので、どの写真が一体何を示しているのかよく分かりませんでしたが、どんな人生を送って、何が彼をソ連最高指導者の座に導いたのか興味を抱くきっかけにはなりました。
調べてみると、スターリンの最初の妻は第一子を出産直後にチフスで亡くなったそう。
妻の命と引き換えに生まれたヤコブは、存在を疎まれ、第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜になるも、父に見捨てられ収容所で死亡(自殺説もあり)。
第2婦人との間に生まれたワシリー(左)も空軍中尉のポストに就きながらもスターリンの死後にスパイ容疑で収容された後にアルコール中毒で死亡(これまた諸説あり)。
出生地ジョージアのゴリを訪ね、意外なスターリンを知るきっかけになった
スターリンはソ連の最高指導者としてはよく知られていますが、彼の私生活や生涯についてはあまり知られていないのではないでしょうか。
ジョージアのゴリを訪れたのをきっかけにWikipediaの「スターリンの人物像」を読んでみると…「貧困層出身で身長が低く、ジョージア人だった事にコンプレックスを抱いていた」「世界大戦後はレモンの栽培に凝り出し、来客に次々とレモンを食べさせた」…など、知らなかった事ばかり。
こうして歴史上の人物ゆかりの地を訪れてみると、意外なエピソードが判明するだけでなく、もしかしたら意外な美男美女と出会えるかもしれませんよ!
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