ネパールの首都、カトマンズに存在する世界遺産の寺院、スワヤンブナート。ネパール最古の寺院とも言われる由緒正しい寺院なのですが、あまりの猿の多さに、「猿寺(モンキーテンプル)」とも呼ばれています。そんな猿寺、スワヤンブナートの実態に迫ります。
ネパールの猿寺、スワヤンブナートの実態とは
こんにちは、ドイツ在住のはるぼぼです。
そのエキゾチックな雰囲気に憧れて訪れた、ネパール・カトマンズの寺院「スワヤンブナート」。ネパール仏教にとって最重要の仏塔があり、ネパール最古かつ世界遺産という由緒正しき寺院なのですが、実は他にも注目される理由がありました。
スワヤンブナート、別名「猿寺」。猿に翻弄されるネパールの寺院を目の当たりにしたのでした…!
スワヤンブナート
スワヤンブナート(Swayambhunath/あるいはスワヤンブー)は、ネパールのカトマンズ盆地にあるネパール仏教寺院。「カトマンズの渓谷」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。400段弱の石階段の上にある頂上の寺院中央には、ネパール仏教にとって最も重要な仏塔がある。Wikipedia参照。
アクセス:スワヤンブナートはネパールの首都・カトマンズから西へおよそ3キロ。私はタクシー(約200ルピー/約180円)を使いましたが、カトマンズ中心部のタメル地区から40~60分かけて徒歩で行くことも可能です。
入場料:200ルピー(約180円)
400の階段を登り、スワヤンブナート頂上の仏塔を目指す
スワヤンブナートの入り口にはさっそく「ザ・ネパール」な光景が。まずはここから400段近い階段を登り、仏塔を目指します。
頂上を目指す途中では、カトマンズを一望できました。ちなみに、ドラマ版「深夜特急」で大沢たかおが眺めた風景がこれだそうです。
こちらがスワヤンブナート頂上の、ネパール仏教最重要と言われる仏塔…!仏塔の目のようなデザインは、森羅万象を見通す力をもつ「仏陀の知恵の目」だそうです。仏塔の4面に描かれていました。
また、塔の先端が13層になっているのは悟りの13段階を表しているのだとか。ネパール独特のエキゾチックな光景に心を奪われてしまいました…。
しかしスワヤンブナートにはこの仏塔と同じくらい存在感を放つものが…
スワヤンブナートの頂上で見た「猿寺」の実態
どこにでもいます…。
スワヤンブナートの中心の仏塔周辺だけでも軽く20匹以上の猿がおり、「猿寺」の名に違わぬ盛況ぶり…。
もはや動物園に寺院があるかのような感じ…。神聖な仏塔に登ったり仏像に抱きついたりと、やりたい放題の猿たち。
現実世界の「犬猿の仲」
「犬猿の仲」と言われる犬と猿ですが、スワヤンブナートでは、我が物顔の猿の行為を犬が大人しく見ているといった様子でした。数で圧倒的に劣る猿に遠慮しているのでしょうか…。時には両者が喧嘩する様子も見られましたが、猿と犬がゆるやかに共存しているかのような、不思議な勢力の均衡がありました。
仏をも恐れぬ、スワヤンブナートの猿が起こした事件
敷地内のカフェで一休みしていた時のことです。観光客丸出しのシャツを着ている私のパートナーの後ろで、不穏な動きをする猿が…
観察していると、「あっ!」と思う間もなく砂糖を容器ごと持っていかれてしまいました…。さすが仏をも恐れぬ猿…大胆不敵な犯行です。
スワヤンブナートで特別扱いされる猿にはご用心
スワヤンブナートは別名モンキー・テンプル(猿寺)と呼ばれ、猿も信仰の対象となっている。このため訪れた旅行客の荷物を奪うなのど被害も発生しているが、駆逐対策は実施されていない。Wikipedia参照。
ネパールの「猿寺」の異名を持つスワヤンブナート…。実際に行ってみると、名前以上に猿のパラダイスと化しているようです。スワヤンブナートを訪れる際は、くれぐれも猿にご用心…。
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