観光客があまり訪れないバングラデシュにあるバングラデシュ国内の重要文化財限定のミニチュアパーク「ヘリテージキングダム」。いわばバングラデシュ版東部ワールドスクエア!
バングラデシュの重要文化財限定のミニチュアパーク!?
こんにちは!極貧バックパッカーの植竹智裕(うえたけともひろ)です。
先日、世界一周した気分になれる場所として中国は深圳にある世界之窓をご紹介しました。それはそれは見事な世界中の有名建築物が並んでいて楽しい場所でしたが、実はバングラデシュでも同じようなテーマパークを発見しました。
バングラデシュは南アジアにあるイスラム教徒主体の国で、首都はダッカ。世界で7番目に人口が多い国であり、都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い。かつて「黄金のベンガル」と称された豊かな地域であったが、インフラの未整備や行政の非能率から、現在はアジアの最貧国に属する(Wikipediaより引用)
首都ダッカにあるグリスタン・バスターミナルからはこのようなダブルデッカーバスでBaipaylという場所に向かいます。バス代は片道100タカ(約130円)ほど。Baipaylからは歩いて30分程。
所要はバスで約1.5時間。
以前ご紹介した「バングラデシュのディズニーランド」ことファンタジーキングダムに隣接するテーマパークです。お値段は共通券で700タカ(約910円)。
こちらはなんとバングラデシュ国内の世界遺産や重要文化財のミニチュアだけを集めた場所です。ただでさえマイナーなバングラデシュの重要文化財がここ一ヶ所で見られるというのですから興味津々です。
バングラデシュの重要文化財7つ
ありがたい事に全ての展示物には英語で説明文が添えられていました。重要文化財とは言っても日本人にとってはマイナー過ぎてWikipediaには載っていないので、頑張って英語の説明文を翻訳しながらご紹介します。
1・シタコット・ビハール
7~8世紀に建てられた仏教の僧院です(写真手前の草っぱらみたいになっている部分です)。
現地人でも展示物だと気付かないのか、写真撮影の為に容赦なく踏み台にされています。
2・アーサン・モンジル
建造後、フランス人商人に買い取られたものの、ナワブというバングラデシュ人に買い戻され、改築を経て、現在は博物館として利用されています。
3・カンタジール・テンプル
1752年にディナジプールのマハラジャによって建てられた、テラコッタ煉瓦装飾が見事な寺院。
ちょっと不揃いな気もしますが、オリジナルに忠実に再現したのかミニチュア職人が手を抜いたのかは不明。
4・国会議事堂
アメリカ人建築家のルイス・カーンの設計で1983年に完成した建物。ダッカにあります。
5・ナショナル・モニュメント
1971年のパキスタンからの分離独立戦争を記念して建てられたモニュメントでモニュメント自体は89日間で完成したのだとか。
6・プティア・パレス
1895年に建てられた建造物で精緻な木工技術と鉄で出来たこの建物は建築技術と芸術が見事に調和しています。
7・チュナコーラ・モスク
バゲルハットのチュナコーラ村にある15世紀に建てられたモスクでテラコッタで造られたひとつドームの屋根が特徴。
バングラデシュの文化遺産2つ
8・パハルプール
8世紀半ばから、9世紀にかけて建設された仏教寺院遺跡群。 バングラデシュはイスラム教国であるが、当時、この地域はパーラ王朝の支配を受け、その時代には仏教が大いに栄えた。これと共に、この地域には多数の仏教寺院が建設され、その最大級のものがパハルプールである(Wikipediaより引用)
9・シャイト・ゴンブズ・モスク(バゲルハット)
1459年に建立されたシャイト・ゴンブス・モスクは、カン・ジャハン様式を如実に反映しており、ムガル帝国期以前のモスクの中ではバングラデシュ最大規模である。なお、名称の「シャイト・ゴンブス」はベンガル語で「60のドームを持つモスク」を意味しており、その名のとおり、屋根には60のドームが並んでいる(Wikipediaより引用)
いかがでしたか?すっかりミニチュアパークオタクみたいになっておりますが、限られた予算や期間の中で観光名所を全て周る事がなかなか出来ないので、このようなミニチュアパークで旅行気分を味わったり、観たい名所を見定めるといいかも知れません。
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