キリスト教の復活祭に使われるカラフルな模様のイースターエッグ、本物の鶏卵を使って作るとどのように仕上がるのでしょうか?挑戦してみました。
モルドバでイースターエッグ作り体験
こんにちは!自称マジシャンせがわーるどです。ただいま大学で勉強しているロシア語を使い旧ソ連諸国を周っています。
旅をしていると、その国のお祝いの日に当たることがあり、日本では見られない風習を目にすることができます。今回はモルドバでイースターエッグ作りに挑戦してみました。カラフルなイースターエッグ。
モルドバはーロッパに位置する共和制国家。内陸国であり、西にルーマニアと、他の三方はウクライナと国境を接する。旧ソビエト連邦を構成していた国家の一つであった(Wikipediaより引用)。
イースターって一体何?
しかし、そもそもイースターとは、何なのでしょうか?
十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭り。2016年は3月27日(西方教会)、 5月1日(東方教会)Wikipediaより
何故卵に模様を書いてお祝いするかというと、見た目には動かない卵から新たな生命が生まれることから、死と生を象徴しているそうです。
使うのは本物の卵!?
早速作ってみましょう。卵を買ってきたらお酢で殻に印字された日付を消していきます。
イースターエッグって木彫りのものだけなのかと思っていたので、本物の卵を使っている事に驚きました。
卵の中身は注射器で取り出す!
中身を取り出すために、卵の下に画鋲で小さい穴を開けます。割れないように優しく力を込めます。少し緊張しました。そこから、ネジを使って穴を広げていきます。
中身を取り出すために、なんと注射器を使います!中身を吸い出すのかと思いきや、その逆で先ほど開けた穴に空気を入れます。すると空気の圧力から、中身がにゅるにゅると出てきます。あまり早く空気を入れすぎると、卵が破裂してしまうそうなので要注意。
卵に絵を描く方法
さて、卵の中身を洗い空っぽになったら、表面に鉛筆で下書きを描いていきます。このようなデザインモデルがあるので好きなものを選びます。
しかし、僕は、個性を出していきたいので、オリジナルの模様を描いていきました。
下書きを終えたら、その上からロウを塗っていきます。チーズフォンデュの機械みたいな容器に専用の筆をつけて、ロウを卵に塗ります。対象物が卵のため安定しにくく、しかもロウなので、早くしないと固まってしまいます。非常に難しかったです。
完成は、いかに!?
単一のデザインの場合は、このように染料につけるだけなのですが、
僕みたいに複雑な模様にしてしまった人は地道に綿棒で塗っていくしかありません‥。なかなか色が染みつかなくて、大変でした。乾かして完成です!果たして僕のイースターエッグは……はい、美しくないですね。芸術センス皆無です。
単一の模様の方が断然綺麗にできます!(笑)見比べても一目瞭然です。苦笑
何はともあれ、こうして外国の文化を生で体験できるのも旅ならでは。外国に行く際は、こういったイベントの日に合わせ、その土地の文化を体験するのも一つの醍醐味だと思います。
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