MENU
  • エリア
  • スポット
  • ストーリー
  • グルメ
  • カルチャー
  • 旅の持ち物
  • ABOUT
世界はこんなにオモシロい!海外B級スポット・グルメをレポート
世界新聞
  • エリア
  • スポット
  • ストーリー
  • グルメ
  • カルチャー
  • 旅の持ち物
  • ABOUT
世界新聞
  • エリア
  • スポット
  • ストーリー
  • グルメ
  • カルチャー
  • 旅の持ち物
  • ABOUT
  1. ホーム
  2. カルチャー
  3. イベント
  4. インドとパキスタン国境に毎日8千人の観客が集る理由[フラッグセレモニー]

インドとパキスタン国境に毎日8千人の観客が集る理由[フラッグセレモニー]

2016 4/03
アジア インド カルチャー スポット カルチャー イベント エンターテインメント スポット 現地スポット 国境
2016/04/03
Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
Pocket

DSCN2672

インドとパキスタン間に位置する「ワガ国境」で毎日行われる「フラッグセレモニー」。仲が良いのか悪いのか…その場でしか感じられなかった独特の国家関係を垣間見ました…。

 

目次

インドとパキスタンって本当に仲が悪いの?

こんにちは。アジア横断の旅を経て、現在ドイツ在住のはるぼぼです。

政治的緊張感が高いと言われるインド・パキスタン間の陸路唯一の「ワガ国境」で、毎日8千人が集まる「フラッグセレモニー」。実際に見てみると、争っているかのようで独自の友好関係を築いているようにも見え、なんとも独特の雰囲気だったのです…。インド側の様子とパキスタン側の様子も比較してみました。

 

ワガ国境

 

インド・パキスタン間の陸路で唯一の検問所。インドのアムリトサルとパキスタンのラホールとの間にある。毎日、日没の2時間前に始まるフラッグセレモニー(我が国旗の降納)は、インドの国境警備隊と、パキスタンのパキスタン・レンジャーの兵士達のパレードが行われる。敵対的にも映るが、国境の両側の観客席に向けたエンターテイメントである。また、インド側には毎日平均8千人の観衆が集まる。Wikipedia「ワガ」/「Wagah」参照。

 

アクセス:アムトリサルから西に約30km、電車で約1時間。

 

フラッグセレモニー=国境閉鎖ショー

フラッグセレモニーとは要は、日没前に国境が閉る様子をショー形式でお披露目するイベントです。

 

ワガ国境・フラッグセレモニーの動画はこちら

 

国境付近は厳戒態勢という雰囲気…フラッグセレモニー会場に入るまでに何度もセキュリティチェックがあり、バッグ持ち込み禁止という念の入れようでした。

DSCN2582

外国人はVIP席に案内してもらえました。「自分の国にはこれだけ外国人が来ているんだ」という国の威信を示したいかのようにも思えたり…。

 

そして、フラッグセレモニー開始前から盛り上がります!

 

セレモニー開始前から大盛り上がり(インド側)

ボリウッド音楽にあわせて踊る女性達や…

DSCN2589

「ダンサーでもない女性たちが踊れるなんてさすがボリウッド…」と妙に感心。

 

「ヒンドゥスターン(ヒンドゥー教の国)」と連呼する男性達…。※対するパキスタンはイスラム教の国

DSCN2595

 

中には、インド国旗のフェイスペイントをした若い男性も…ノリノリです。

IMG_5468

 

フラッグセレモニーの前振りとして、インドの国旗を担いだ女性達がパキスタンとの国境に向かって走り出すと、大歓声が沸き起こります…!

IMG_5449 (2)

政治的緊張を感じることはなく、むしろ「サッカーの国際試合」のような雰囲気。しかし観光客の私には、ヒンドゥー教徒の結束をイスラム教のパキスタンに見せつけたいかのようにも見えました。

 

盛り上がりに欠ける…(パキスタン側)

イスラム教のパキスタンでは、男女の席が分けられてました。女性席は空席も多く、インド側に比べると盛り上がりに欠けます…。

DSCN2579

 

こちらは男性席…盛り上がるインド側を尻目に大人しく座っているだけという感じでした。

DSCN2580

 

パキスタン側とインド側を比較してみると、隣り合う2つの国がまったく違う世界に見えてしまいました…。

 

ワガの村はパンジャーブ州(British Punjab)の一部であったが、1947年にインドとパキスタンを隔てる分割線が村を2分してしまった。Wikipedia参照。


編集長おすすめ予約サイト

 

もともと一つの国が別々の国に分かれることとなったインドとパキスタン。日本から来た私にはそれがとても不思議に感じられました…。

 

いよいよセレモニー開始!

会場到着の約一時間半後、インドの女性兵士の行進が始まりました。どうやらセレモニー開始のようです!

DSCN2610

一糸乱れぬ女性兵士達の行進は、純粋に「カッコイイ!」と思いました。

 

フラッグセレモニーに出演できるインドの男性兵士達は選ばれた面々だそうです。みな凛々しい顔つきでした。

DSCN2619

 

国境が閉まる前に降ろされたインドの国旗がフラッグセレモニーの会場外に運ばれていきます。

DSCN2666

 

ついにワガ国境が閉まる!

フラッグセレモニーもいよいよ佳境!インドとパキスタンの兵士達が最接近し…

DSCN2653

(赤のヘルメットがインド/黒のヘルメットがパキスタン)

 

両国の兵士達が足を高く上げ、力強く地面を踏み鳴らします。

DSCN2672

 

両国の国境警備兵が握手を交わした後、ついに国境が閉まりました。

DSCN2675

 

威嚇し合っているようにも見えますが、どこかユーモアも漂っていて、必要以上に対立や緊張を煽っているわけではないといった印象でした。観客もエンターテイメントとして楽しんでいる雰囲気でした。

 

二国間のライバル性だけでなく、友愛と協力を示す指標でもある。Wikipedia参照。

 

緊張状態にあるとも言われるインドとパキスタンですが、ここ「ワガ国境」においては独自の友好関係を保っているように見えました。

 

ワガ国境を一言で表すなら…「クレイジー」

IMG_5484

 

ワガ国境のフラッグセレモニーを見終え、これが毎日行われていることを考えた時、もう「クレイジー」としか言えないような後味がありました…。

地続きで目の前にあるのに、異なる宗教や価値観のもうひとつの世界…。日本では味わえなかった感覚で、「国家」や「国境」という物の不思議さすら感じさせられたイベントでした。

 

地球の歩き方 D28 インド 2015-2016

posted with カエレバ

地球の歩き方編集室 ダイヤモンド社 2015-07-06
Amazonで購入
楽天市場で購入
Yahooショッピングで購入


編集長おすすめ予約サイト

The following two tabs change content below.
  • この記事を書いた人
  • 最新の記事
アバター画像

はるぼぼ

和歌山出身。大学進学を機に上京。東京でのサラリーマン時代に当時19歳のドイツ人「ダーリン」と出会い、恋に落ちる。「なんとかなる」をモットーにドイツ移住を決意し、退職。5か月のアジア横断の旅を経て、現在はドイツ南西部で奮闘中。日本をこよなく愛するダーリンと、日本で美味しいものを食べまくるその日を楽しみにしている。 ▶ブログ ▶フェイスブック ▶Twitter  
アバター画像

最新記事 by はるぼぼ (全て見る)

  • 街を歩けば匂いが漂うチェコの国民的おやつ「トゥルデルニーク」を食べてみた - 2017/04/11
  • 蛇だらけの寺で蛇を崇めている「蛇寺」に行ってきた(マレーシア・ペナン島) - 2017/03/29
  • CNNが世界6大猫スポットに認定した台湾の猫の村「猴硐猫村」に行ってきた - 2017/03/06
  • 台湾のナイアガラ「十分瀑布」はどのへんがナイアガラなのか確かめてきた - 2017/02/20
  • 紫色をスミレ色と言い直したくなるほどスミレを推す村、トゥレットシュルルー(仏) - 2017/02/06
アジア インド カルチャー スポット カルチャー イベント エンターテインメント スポット 現地スポット 国境
インド はるぼぼ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • 女子がインドの「ホーリー祭」から生きて帰れた理由 
  • バラ美人にも会える!ブルガリアのバラ祭りのメルヘンが止まらない

この記事を書いた人

はるぼぼのアバター はるぼぼ


和歌山出身。大学進学を機に上京。東京でのサラリーマン時代に当時19歳のドイツ人「ダーリン」と出会い、恋に落ちる。「なんとかなる」をモットーにドイツ移住を決意し、退職。5か月のアジア横断の旅を経て、現在はドイツ南西部で奮闘中。日本をこよなく愛するダーリンと、日本で美味しいものを食べまくるその日を楽しみにしている。



▶ブログ ▶フェイスブック ▶Twitter




 

関連記事

  • 「地上に現れた天国」ウユニ塩湖画像まとめ【厳選80枚】
    2013/07/19
  • 土楼とは?300人が暮らす中国の世界遺産に行ってみた
    2013/07/19
  • モントセラトに行ってきた -大噴火によって首都が壊滅したままの国-
    2013/07/19
  • 紹興で本場の「紹興酒」を飲んで酔っぱらってきた
    2013/07/22
  • 上海にも下町はある。どこかほっとする「庶民の生活」
    2013/07/24
  • -世界一標高が高い温泉に行ってみた- ヒマラヤにて 
    2013/07/24
  • 台湾ギャルに会いに行ってきた。世界一周ギャルトラベラー
    2013/07/26
  • -桂林の奇岩- 中国に実在するドラゴンボール初期の風景
    2013/07/27

24時間記事ランキング TOP10

  • c 孵化しかけた卵、あなたは食べられる…?フ... 49件のビュー
  • DSC_0403 - コピー [ギザ]本当にケンタッキーからスフィンク... 25件のビュー
  • 20130315-24542-2 [ケブル(ユムシ)韓国]直訳すると「犬の... 15件のビュー
  • hjv866776767f7 蘇る公衆便所の香り…。今でもトラウマな韓... 15件のビュー
  • DSC_7778 日本人はたぶん好き!北朝鮮で食べておいし... 13件のビュー
  • あなたには見える?トルコのアララト山で「... 12件のビュー
  • DSC_0793 ダルヴァザの「地獄の門」で野宿するとこん... 11件のビュー
  • image (11) 「キルト(スカート)の下はノーパンって本... 11件のビュー
  • 6851941839_0f30f511bf_z ヨーロッパの観光地によくいる空中浮遊パフ... 10件のビュー
  • OLYMPUS DIGITAL CAMERA 中国列車の最低ランク「硬座」でぼくが見た... 10件のビュー

月間記事ランキング TOP10

  • c 孵化しかけた卵、あなたは食べられる…?フ... 1.6k件のビュー
  • DSC_0403 - コピー [ギザ]本当にケンタッキーからスフィンク... 509件のビュー
  • canvasdwdqddddd 女子大生のわたしがアムステルダムで見たも... 475件のビュー
  • DSC_7778 日本人はたぶん好き!北朝鮮で食べておいし... 471件のビュー
  • hjv866776767f7 蘇る公衆便所の香り…。今でもトラウマな韓... 440件のビュー
  • 20130315-24542-2 [ケブル(ユムシ)韓国]直訳すると「犬の... 422件のビュー
  • image (11) 「キルト(スカート)の下はノーパンって本... 307件のビュー
  • IMG_7640 [クイ料理]ペルーで食用モルモットを食べ... 295件のビュー
  • DSC_1721 ヒマラヤ岩塩の採掘場(ケウラ塩鉱山)はピ... 277件のビュー
  • DSC_0517 オケラはうまい!サソリはまずい!タガメは... 240件のビュー

© 世界新聞.

目次