ついに伝説の鐘を鳴らした私とオカン。ここまで苦難の連続でした…。
「アルプスの瞳」ブレッド湖
こんにちは!ヒマワリ侍です。
今回は、真冬に「アルプスの瞳」と呼ばれるスロベニアのブレッド湖にオカンと行ったときのことをご紹介します。ブレッド湖に浮かぶ聖マリア教会にはなんと…「鳴らすと願いが叶う」という鐘があるのです。
ただ…重いです笑
ブレッド湖に浮かぶには聖マリア教会があり、訪れた人は、「鳴らすと願いが叶う」という伝説がある鐘を鳴らそうとする。しかし鐘を鳴らすためには、鐘とつながっている紐をかなり強い力で引っ張らないといけないので、全員が鳴らせるわけではない(Wikipediaより引用)
湖に浮かぶ島を俯瞰してみると……まるで目のよう!その美しさから「アルプスの瞳」と称賛されているのです。
ブレッド(Bled)へは首都リュブリャナ(所要約1時間20分)やクラーニ(所要約40分)からバスが頻繁に出ています。
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まるでハリーポッターの魔法学校
私達はリュブリャナ空港からバスを乗り継いでブレッド湖へ向かい、着いたのは夕方。めっちゃ雪が降っていますが、少し湖畔を散歩してみることに。宿のお姉さんいわく「1周するのにそんなに時間はかからない」とのこと(海外でそう言われたときって大体ハズレるんですけどね……)。
しばらく歩くと、遠くに教会らしきものがぼんやりと……まるで幻を見ているよう。見づらいのは、疲れ目・かすみ目のせいでも、心が不純なわけでもありません……。
もう少し進むと、ややはっきりと見えてきました。なんか、ハリー・ポッターの魔法学校か幽霊屋敷?「キレイ」というよりも、「幽玄」や「荘厳」という言葉が浮かびます。
年末なのにクリスマスムード
宿のそばの教会にお邪魔してみました。ヨーロッパでは年末年始もクリスマスが続いているんですね!
聴こえてきたのは聖歌隊の美しい歌声。その響きに、オカンも私もうっとり。癒されました。
雪の中、2時間耐える…
そして迎えた翌日。一晩で雪がこんなに降り積もりました(左は到着した日、右が2日目)が、親子意を決して教会へ渡ってみることにしました……..。
船着き場は島の西岸。ブレッドの街から雪の積もった湖畔を半周してようやく辿り着いたとき、ちょうど船が出て行ったところでした。次の船は人が集まらないと出発しません。近くの店でコーヒーをすすっている間に出発されたら困るので、外で待つことにしました。
何度もあきらめようとしましたが、オカンに「せっかく来たんだからもう少し頑張ろう」と引き留められました。
人数が集まったのは2時間後。雪が降る中、ずっと立って待っていたので、無事出発できたときの喜びといったらもう……。おっちゃんが汗だくになって船をこいでくれます(往復20ユーロ程度)。
島に到着。船着き場からの長い階段はツルツルに凍って滑りやすく、登るのが怖かったです……。
いざ「伝説」に挑戦!
数々の苦難を乗り越えてやっと教会に着きました!入場料(6ユーロ)を払って中に入ります。もちろん、「鳴らすと願いが叶う」鐘(写真右の鐘楼の上部にある)を鳴らします。
こちらが鐘楼の内部。真ん中にあるひもが上の階の鐘につながっており、これを引っ張ります。
噂通りなかなか力が要ります。助走をつけてひもに飛び移るくらいの勢いで、やっと鳴らすことができました。
私は、旅の無事を祈りました。トラブルはいろいろありましたが無事に日本に帰ることができたので、願いは(かろうじて)叶ったということでしょう!
冬のブレッド湖もまた乙なもの
ガイドブックやツアーのパンフレットに載っているのは、大体夏のブレッド湖。Googleで検索しても、さわやかな青の画像ばかり(下)。夏がベストシーズンなのかもしれませんが、私は冬に行って良かったと思っています。雪に耐えて見た、魔法学校のようなあの光景を忘れることができません。
渡し船、あきらめなくてよかった!オカン、引き留めてくれてありがとう!でも、「あの時は私のおかげであんな素敵な経験ができたのよ」みたいなことを未だに言ってくるの、やめてください!(笑)
ヒマワリ侍
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