日本が世界一の文房具大国だということが判明 by旅する漫画家
2016.02.12 11:00
世界一周しながらコピー用紙にマンガを書き続ける「旅する漫画家」シミ。今回は海外の文房具事情をお届け!
どうも!シミです!今回はなんとiPadで描いたイラストと共に記事をお伝えします。
まぁ、なんてたって僕は「旅する漫画家」ですからね。ペンタブのない中、スターバックスで必死こいて指でイラストを描きましたよっ!あぁ!人差し指が痛い!こりゃあ明日筋肉痛だな。
はい。冗談はここらへんにして、今回は「文房具」にまつわるお話です。
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日本の文房具は品揃えが多く、高品質、安い!
みなさん、「日本が世界一の文房具大国」ってことをご存知でしたか?えっ?そんなの誰が決めたかって?そりゃ僕に決まってるじゃないですか!
これでも僕は2013年6月から2年7ヶ月、計64カ国を旅してきました。文房具店や画材店を見つけたら片っ端から入ってましたからね。あ、僕、文房具フェチなんですよ。「萌え」とも言っていい。お店に入るだけでボカァ幸せです♪
まぁ、そんなこんなで、僕は世界を旅しながら漫画を描きつつ、それでもって色んな国の文房具を見てきたわけです。そこで出した結論が「日本の文房具が一番品揃えが多くて、高品質で、かつ安い!」ってことでした。『あぁ!この文房具、日本で買った方が安いじゃねえか!』と思いながら湯水のごとく文房具に金をつかってきたことか!
マジで日本のクオリティ、ハンパないっすよ。僕が今いるオーストラリアみたいな先進国でさえ日本の品揃えの半分以下ですもん。
しかも日本製品って海外では高値で売られているんです。日本で買うよりも2倍の値段とかざらです。日本にいる時は気がつかなかったけど、日本って文房具の安さは世界トップクラスと言っても過言ではないでしょう。
海外では「ステッドラー」が倍の値段!?
値段の例として、まぁ、日本製じゃないんですけど、僕のお気に入りの「ステッドラー」っていうドイツ製のメーカーがあります。
漫画を描く時はこの会社のピグメントライナーを使っているのですが、これを日本で買うとなると、230円くらいなんですよ。扱うお店によって値段にばらつきはあっても大体このくらいの値段です。
だけど、同じ製品を海外で買うとなると平気で400〜500円します。いやいや、嘘じゃないです!マジです!オーストラリアとかで4.9AUドル(2016年1月現在、1AUドル=83円)だから400円ちょっとって感じですね。
笑い話で本場のドイツに行った時、同メーカーのものが4ユーロとかしました。『えっ?なんで日本の方が安いの⁈』って謎でしたもん。文房具の流通に詳しい方がいたらぜひ教えていただきたい!
海外には筆ペンを持っていこう
そんな中で僕がオススメする文房具があります。「筆ペン」です。
コスタリカで似顔絵の路上パフォーマンスをやった時に一枚。
これは絵を描かない人でも海外を旅行する際には持っていたほうがいいですよ!僕は路上パフォーマンスで漫画と似顔絵を描いているんですけど、筆ペンって万能なことに気がついたんです。筆ペンを使うだけで日本っぽさが出るし、技術的なことを言うと線の太さを自由自在に変えられる。ほら、小学校の時書道の授業で「とめ」とか「はらい」ってならいませんでした?あんな感じで意識して絵を描くと線のメリハリが出るんですね。
その筆ペンなんですけど、日本ではどこでも売っているのにもかかわらず、海外ではほとんど見かけることがありません。見かけたとしても高い‼︎ニュージーランドで「ダイソー」を見つけたんですけど、そこでは一律3.5NZドル(約265円)で売られていました。これでも安い方です。オーストラリアで見かけたもっといいヤツは、カートリッジつきで千円くらいしました。もちろん絵筆は売られていますけどね。筆先を洗う必要のないペンのようなタイプがほとんどないってことです。
つまり、筆ペンっていうのは、海外の文房具界においてかなりレアな存在なんです。だからプレゼントとしても喜ばれること間違いなし!
みなさん!ここ明日のテストに出しますから!「文房具のクオリティと値段は日本が世界一。海外旅行には筆ペンを持っていくこと!」です。
おっと、そろそろ就業ベルがなるころだ。今日はちょっと早いですけど、授業はここまでにします。なんつって。ご静聴ありがとうございました♪
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