危うく唇奪われそうになりました…。手紙の配達もラクじゃない……。
手紙を配達しながら世界一周している手紙トラベラー西川太悟です。手紙トラベラーって何?っていう方は最初の記事をご覧下さい。
グリーンランドからNZまで…手紙を配りながら世界一周します!
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世界一周2カ国目、タイにやってまいりました。目的はもちろん、ここでも手紙の配達でございます。
今回の依頼内容
ご依頼主:元くん(写真左)
お届け先:タイに住んでいるオカマのラッセルさん
ふたりの関係:タイで、ラッセルが働くゲストハウスに泊まった際に、唇を奪われた!?
おい、ちょっと待って!オカマに唇を奪われた?うーん、いろいろとやばそうな感じだね。何というか、ネタだよね?!とか言いつつ、お手紙をお預かりし、いざタイへ!
カオサンロードで捜索開始するも…
カオサンロードとは、バックパッカーの聖地と呼ばれるタイのバンコクにある観光名所です。
以前にラッセルさんが出入りをしていたという情報を頼りにカオサンロードの近くの「ママゲストハウス(MaMa Guest House)」という所で聞き込みをしました。
ここの1Fがバーになっていて、ちょうどスタッフがいたので、さっそく聞いてみることにしました。
手紙トラベラー「すみません、ラッセルさんってご存知ですか?」
スタッフ「えぇ、知ってるわよー!でもここにはもう居ないわ!」
出たー!またしても、配達先不明になるパターン!大体こうなる事は事前に予測はしていましたが。ただじゃ帰れないので、他に知っている情報を聞く事に。
手紙トラベラー「ラッセルさんが今どこにいるかは知ってますか?」
スタッフ「多分、スクムビット通りじゃないかしら?」
手紙トラベラー「そうですか。じゃあ行ってみます。」
フェイスブック作戦発動!
という事で、ひとまずスクムビット通りに宿を変えて再度、聞き込み調査をしました。
しかし…ラッセルを知っているという人には出会えず。タイはオカマ天国だし、ただでさえ異国の地。探し出すのは至難の技。こうなったら、あれに頼るしかない!
そう、世界的なソーシャルネットワークサービス(SNS)のフェイスブック。これで、ラッセルさんを調べて、直接コンタクトを取る事にしました。
手紙トラベラー「ハロー!ラッセルさん!私はあなたに宛てたお手紙を持ってます。今タイにいるのでご連絡下さい!」
メッセージと合わせて友達申請も押しましたが、3日間音沙汰無し・・・・。
諦めかけたその時・・・
滞在日数も限られていた為、依頼主の元くんからもラッセルさんにメッセージを送ってもらって、なんとか直接連絡を取る事に成功!
そして、ここからの展開が異常に早い!
ラッセル「ハイ!だいご!私もあなたに会いたいわ〜!今夜家に来ない?」
いきなり家かー。しかも相手はオカマ。ここは、なんとか別の場所で待ち合わせをしよう。
手紙トラベラー「もし良かったら別の場所でディナーとかどうでしょうか?」
ラッセル「Come to my room!I will cook dinner!(部屋にいらっしゃい!ご飯は私が作るわ!」
うぉー!!どうしても家に呼ばれてしまいました。
しかも時刻は夜の21:00を過ぎた頃。もう、こうなれば、家に行くしかない・・・!
ラッセルの自宅へ突入!
教えてもらったご自宅に行くと、ラッセルさんはご飯を作ってくれていました。
ラッセル「ハイー!だいご、ようこそー!少し待ってねー!」
フィリピン出身のラッセルさんは、慣れた手つきで、自慢のフィリピン料理を振る舞ってくれました。
豚肉、ジャガイモ、玉ネギ、ニンジンを甘辛く炒めたもの。「ミヌード」と言う料理だそうです。味はちょっとこってりしていて、とても美味しかったです。
互いの自己紹介や、旅の話、依頼主の元くんとの思い出話なんかをして楽しく談笑しながらディナーを食べ終えました。
女性ものの服を着ていること以外は、普通の人だなぁと思いました。
そして、手紙を渡そうとすると…
なぜかラッセルさんは、セクシーなランジェリーに着替えていました。
おぉっと。少しセクシー過ぎるため、モザイクをかけております。嬉しそうにお手紙を読むラッセルさん。目のやり場に困りましたが、喜んでもらえて良かったです。
ラッセルとの攻防
そして、記念撮影をしました。
ラッセル「もう一枚撮りましょう〜!ハイチーズ」
わわ〜!!!ちょっと、ち、近い、近いですー!!
危うく、僕も唇を奪われそうになりました。
そして、なぜかベッドに横になるように誘われまして、
「今日はうちに泊まって行ってもいいのよ〜!」と、ありがたいお話を頂きましたが、
手紙トラベラー「ぎゃー!!ち、近い、近いっすー!ラッセルさん!非常にありがたいお話なのですが、僕は別の宿もありますので、遠慮します!」
という感じで、さすがにこれ以上は身の危険を感じたため、丁寧にお断りをし、なんとかその夜、脱出に成功!ことなきを得ました。
自分も冒険が出来る「手紙トラベラー」
元くんからのお手紙は、クリスマスツリーの根元にちゃんと置いてくれています。
なにはともあれ、ラッセルさんはとってもフレンドリーで良い人でした。今回もお手紙の配達ミッションをなんとか完了!
配達の様子の映像は、YouTubeをご覧下さい。
P.S. 元くん、今度またタイに来る時は、ラッセルさんにたっぷり遊んでもらって下さ〜い!
手紙を通じて人と人を繋げながら、自分も冒険が出来るワクワクドキドキの旅「手紙トラベラー」の最新の情報は下のプロフィールから!
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